ウェントワース女子刑務所も、折り返しの第7話です。
今回のエピソードは、空がきれいな回でした。
結果的に、個人的に色々思うことがあったエピソードとなりましたので、そのことをつらつら書いていきたいと思います。
前回、ルーシーの舌をファーガソンにバースデープレゼントされたヴェラでしたが、第7話は、そういったわけでカズからボスの座を持っていったファーガソンとそのファーガソンに復讐しようとするアリーが描かれました。
※以下、ネタバレありの感想です。
第7話は、とにかく個人的にアリーが切なかった。
正直、アリーがかわいそうすぎてボロボロ泣いた。
そのことは、ちょっと後でまた最後に書かせてもらうとして、先にファーガソンのこととか、ドリーンのこととか書かせてもらいたいと思います。
ファーガソン、意外にあっさりボスになった。
もっと、色々あってボスになるかと思いきや、拍子抜けするほどあっさり。
ボスの役目である洗濯のアイロン係をするファーガソンを、ウェントワースで見ることになるとは思ってなかった。
元々看守長だったわけだし、囚人の行動なんかも熟知してるし、囚人をまとめる仕事をしていた看守を更にまとめる仕事をしていたわけだから、ボスに向いてるか向いてないかでいえば、あの中だったら、今はファーガソンかなと思う。
ファーガソンの子分になるのは嫌だけど、ファーガソンに嫌われないでいるうちは安全そうだし。子分になった人の気持ちもわかる。
でも、ファーガソンの目的って、ボスじゃなくて看守長の奪還でしょう?
ボスは通過点でしかないはずなんだけど、一体どういうつもりなんだろう。
ヴェラ相手にけっこう苦戦してるところを見ると、ヴェラもああ見えてなかなかの強敵なのかもしれない(笑)
次、ドリーンのこと。
ドリーン、やっと出て行ってくれたーーー!(嬉)
出所(仮釈放)おめでとうっ!
いつも、今度こそウェントワースを去るか!? っていう出る出る詐欺だったから。
顔を見るたびいつまたトラブル起こしたり、泣いてぐずぐずし出すかと思ってすごい嫌だったので。
釈放の案内をヴェラから受け取って、子どもの父親が電話に出ないとか言っていてぐずぐずしてた時はどうなることかと思ったけど、結果的に父親、子ども連れてちゃんと迎えに来てくれた。しかも子どもが持ってた風船に『I love Mom』って書いてたから、父親ちゃんとしてる人だったし、あんなドリーンをきちんと迎えに来てくれてありがとうって思った。
ドリーン、今まで色々あったけど、幸せになってくれ!
外の世界でもぐずぐずするとは思うけど、ウェントワースにだけは、もう絶対帰ってきてはいけない。
でも、ファーガソンに逆恨みされていることがちょっと気にはなってて。
最後、電話のところでファーガソンとやり取りしてたやつが変なフラグじゃないといいな。
これですっぱりドリーンとはお別れでっ!
それにしても、別れのシーンはいつもブーマーのピュアさが胸に響く。
大人になると、別れたくないと泣きじゃくるなんてことなくなるし、あんなに別れを惜しんでくれるなんて本当にうれしいと思う。
ドリーンのことは嬉しかったけど、ブーマーが悲しんでいたのでグッときました。
そして、ドリーンが無事お迎えもあって、泣いて喜んでいたのを刑務所の塀から眺めていたフランキー。
フランキーも、ブリジットにああやって迎えてもらってたのにね。。
今や顔を合わせればケンカばっかりで、ブリジットかわいそう。
今回も脱獄の計画を進めてるのを知っていながら、見逃してしまったブリジット。
そういう、ブリジットの気持ちを少しは考えてあげてほしい。
そして、あんな場所で囚人が長々と仁王立ちできるウェントワース、刑務所としてやばくない?(笑)
普通、あんなところに居たら即射殺だよ・・。
日本の刑務所だって、あれはさすがに無理だ。
そんな中、着々と進められていたアリーのファーガソン復讐計画についてですが、成功するとは全然思ってなかったし、失敗は想定の範囲内だった。
だけど、彼女、一人ですごい頑張ったよ。
復讐するため愛する人の仇であるファーガソンに媚びを売り、どんな屈辱にも耐えて周りにも隠し通して、誰も巻き込まずに一人でやった。
そこが一番すごいところだと思った。
誰にも任せたくなかったのかもしれないけど、それでも誰かに協力をお願いしたり、ぽろっと言いたくなっちゃうのがふつうだと思う。
ブーマーとかリズとか、「これだからヤク中は」とか馬鹿にしててすごい悔しかった(涙)。
みんな、「そんなことビーは望まない」とか軽く口にしてるけど、心がこもってないことがありありで所詮他人事感がリアルだったな。
みんなは時間と共に悲しみも存在も忘れかけてきてる。
しつこいけど、マキシンの話題だって全然出ないじゃん。
ビーの形見であるスケッチブックをリズに託したはずなのに、なんでファーガソンが持っていたのかは不明なのですが、ビーのスケッチを一枚一枚燃やすアリーの辛さを思ったら、かわいそうで、かわいそうでボロボロ泣いた。
念のためビーのスケッチブックの中でアリーが隠し持った1枚が、ビーが描いたアリーじゃなくてビーの自画像っていうのも切なすぎた。
ビーが描いたアリーのほうが愛を感じそうなのに、ビーの自画像(涙)
(大事なことなので二回言った)
で、相討ち覚悟でファーガソンに挑んで、撃沈しちゃったけどファーガソンに『ビーの死は無駄だった』って何度も言われてすごい辛かった。
しかもファーガソンに殺してももらえなくて、アリーもボロボロ泣いて。
辛くて悔しい。
というわけで、アリー、復讐失敗とあいなったわけですが、アリーの復讐が成功するとほとんどの人が思ってなかったと思うし、想定内、想定内。
本人も本気で成功するとは思ってなかったと思うんだよね。
でも何かしらやりたかったし、それが生きる糧になってたからやった。復讐っていう生きる意味がなかったらもう本当に麻薬で死んでたかもしれないから。
だからといってフランキー、落ち込んでるアリーにつけ込んで脱獄に巻き込まないで欲しい。
アリーは、フランキーと違って殺人とかじゃないからそんなに刑は重くなかったはず。
そのうち脱獄しなくても出られるのに、何故ここで脱獄しなきゃいけないの!?
と思ったけど、脱獄したはいいけど捕まってまた戻ってきて刑も重くなって、ビーと再会できるなとか思ってしまった(笑)
いやー、今回のエピソード『ビーが死んだ』って言いすぎじゃなかったですか?
マキシンは入院してから、マキシンのマの字も出なくて昨日ビーのスケッチでちらっと姿を見られたぐらいだったけど、昨日のエピソードは、ビーの死を、ヴェラも、H棟も、アリーも、ファーガソンもこれでもかって言ってきてたので、みんなビーのこと忘れてないよね?っていうフラグかなと思った。
ここまで来ても、『ビー死んでない説』をずーっと毎回言ってきてるわけですけれども、ビーが戻ってくるにあたり、ウェントワースはぐちゃぐちゃになってなきゃいけなくて、ファーガソンもボスになった、 ジェイクもそろそろ本格的にヤバい、 アリーも復讐失敗した、 フランキーの脱獄もこれから成功すると見せかけて失敗する、しまいに、ヴェラも発狂。
そもそも、昨日ふと思ったんだけど、ビーを殺したってファーガソンはずっと言ってるけど、その公判いつやるの?
ファーガソンは色々やらかしてたからもう何がなんだかわからないけど、一体なんの罪であそこにいて、ボスとかやってぶらぶらしてるんだっけ?
というわけで、ビーが戻ってくる舞台は整いましたね(笑)
いつでも帰ってこいっ!
第8話の感想はこちら ↓ ↓
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