マーベル系列の作品にハマりだしてからかれこれ4か月ほど。わざわざ映画館に行って映画を観るという喜びに改めて目覚めて、予告で面白そうなやつにはけっこう足を運んでしまうようになった次第です。
そういったわけで、マーベルから浮気ってほどでもないですが、予告でがんがんやっていた同じアメコミ系列のDCの実写化である『ワンダーウーマン』を2D字幕で観てきました。
(こちらの画像には公式サイトにリンクが貼られています)
これから観る人がいるかもしれないので、一応ストーリーのネタバレは極力なしにしておきます。
あらすじ的には、公式サイトの動画の予告ですべて網羅されていると思うのですが、神話が語り継がれる(?)女性しか居ない島で生まれ育った王女のダイアナが、強い戦闘能力を身に着け、島に漂流してきた軍人の男の話を聞いて、戦争を止めに外の世界に出ていくというお話です。時代は現代ではありません。
これから書く内容がもしかしたら、マーベルファンの人にもDCファンの人にも怒られそうですが、(マーベルファンになってからまだ半年も経っていないにわかですし)わたしのアメコミ実写化知識はマーベルの分しかないので、どうしても比べた感じになってしまうことはご容赦ください。
まず、いつも思うことなんですが、公式サイトの日本人がおそらく作ったPR予告動画も、ここに貼ってあるポスターのキャッチコピーも観終わった後に改めて見るとなんか違う。
『美しく、ぶっ飛ばす。』
うーん、大きく書いてみてもやっぱりなんか違う。
主人公のダイアナは、ものすごい箱入り娘なんですよ。
一言で言うと、育ちのいい『お嬢様』。
お母さんが、大事に大事に大事に育てて、確かにものすごく美人だし、だけど、なんだろう。
ダイアナは『強く、美しい。そしてどこまでも正しい』っていう感じ。
強いんだけど、あくまで品と信念があるので、『ぶっ飛ばす』には違和感がある。
見境なくやっちゃうイメージのキャッチコピーだけど、まったくそんなんじゃない。
ダイアナの中で一番強い持ち味は戦闘能力ではなく、心の中にある正しさだと思います。
大人になると、他人から正しさを突き付けられると傷つくし自分を守りたくもなるし、「いや、言いたいことは、それはわかるけどさ(笑)」って感じになったりするじゃないですか。
ダイアナはぐさぐさそこに切り込んで来るし、絶対自分を曲げないのでそう言った意味ですごいヒーローだと思いました。
マーベルの作品で、『キャプテン・アメリカ』を観たときの感想と似た感想をワンダーウーマンには抱きました。ダイアナのキャラがキャプテン・アメリカに似てるので。
アメリカでは、キャプテン・アメリカやワンダーウーマンのような、古風で強い信念を持ったキャラは不変的な人気があるのだと思います。
映画の作品の見どころは主人公のダイアナだけではないです。
特に、冒頭のダイアナの育った島でのシーンです。
島の世界観も美しくていいのですが、島に住む女性たちの戦闘能力がすごい。
日本だったら絶対選ばれないような年齢の女優さんがめちゃくちゃかっこいいアクションをキめています。
ダイアナの叔母と母も含め、女性たちの戦いぶり壮観です。そこにすごく感動したし、テンション上がりました。
そこのシーンを観ただけでも、この映画を観る価値があったと言っても過言ではないほど。ダイアナの戦闘シーンも含めて、アクションはさすがだと思いました。
マーベルを見続けてきたわたしの観終わった後の率直な感想は、なんかすごく真面目な話だったなーっていう感想です。
マーベルの作品は基本けっこうふざけてる(そこが好きなところでもある)ので、予告動画の雰囲気だとマーベルのように少し軽い感じを予想していたんですが、時代背景も古めなのもあるかもしれないですが、とにかく不真面目なところがほとんどなかったです。アメコミ原作とかDC系とか関係なく、しっかりした大作という感じでした。
ダイアナは、決して周りの人に振り回されないし、言い訳しないです。
親にも、男にも、悪役にも(笑)
自分の思ったことをそのまま発言し、自分の思った通りに行動する。
今の自分に自信を失っている人は、勇気をもらえると思います。
周りの意見や目に振り回されていたら、そんなのおかしいってダイアナははっきり言ってくれます。
アクションものが好きな人も、そうでない人も観に行って損したなーとは思わないと思います。
なにしろ、ワンダーウーマン美人でスタイル抜群ですからそれだけで目の保養です(笑)
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