ウェントワース女子刑務所シーズン4第5話感想です。
第4話の感想 ↓ ↓
全体的にいろいろ切ない回でした。
ハラハラドキドキがないかわりに、
静かに心を掴まれました。
今回のメインストーリーは、カズ。
カズの過去や、人柄を中心に描かれました。
ビーが前話の最後、
看守のジャクソンを暴行したことにより、
独房に入れられ、囚人と看守に新メンバーも加わり、
ボス不在のなか、雰囲気も若干変わる刑務所内。
ファーガソンは出番少な目です。
以下ネタバレあり。
なんか、今回は感想が難しい。
もやもやして、感想を書くまでに時間を要しました。
カズが、DV男に対して絶対的な敵対心を抱く理由が、
直接的な表現がない分、切ない感じで表現されていましたね。
カズに関しては、暴行されたファーガソンに対する優しさとか、
周りに対する配慮とかで、
お人よしな感じが回を重ねるごとに、描かれていました。
ボスほどのカリスマ性はないにしろ、
リーダーとして、頑張っている感じもあって、
薄々この人きっと悪い人ではないんだろうなと思っていたので、
余計切なさが増しました。
ウェントワースはそういうところのストーリー展開がうまくて、
ヒールだと思っていた人にも、
ヒールなりの事情があり、こういう人間が出来上がっていると、
話の中盤に盛り込んでいて、
今までの先入観を覆してこようとします。
ファーガソンの時もそうでした。
人間、100%の善人もいないけど、
100%の悪人も居ないと言われてるようで、
こちらとしては、複雑な感情が生まれます。
善悪の判断も個人差があるので、そこはなんとも言えませんが、
陳腐な表現しかできなくて申し訳ないのですが、
とにかくカズがかわいそうだった。
刑務所に入る女性は、いろんな境遇があるにしろ、
家庭環境が複雑な人が多いとは思います。
でも、カズに関しては、同じ女として同情を禁じ得ない。
父も父ですが、母がもっとひどい。
子供より、自分が大切な母の見本のような人。
多分母のことは、恨みまくっているでしょう。
自分を傷つけた対象がいる場合、
恨み切れる場合は怒りに転換して、力になるけど、
そこに愛情も加わってくると、余計自分を追いつめることになる。
実の父親に対する、その切羽詰まった複雑な感情が伝わってきました。
話が変わって、マキシン。
これも切なかった。
ビー以外にがんのことを打ち明けられずに、
ボス代理に引っ張りあげられて、入院できなかった。
ビーも、ビーだよ!
がんのこと打ち明けられたのに、なんでマキシンに頼むの?
他に頼む人がいないとはいえ、
マキシンだって、ビーだから打ち明けたのに、
アリーと遊んでる場合じゃない!って腹が立ちました。
でも、マキシンのトラブル采配が見事だった。
ルーシーたちに嫌悪感を持っている人たちの信頼を勝ち取った。
ルーシー、本当に気持ち悪いので大嫌いです。
ヴェラの件もすごいかわいそうだったし。
サイコパスっていうより、根っからの犯罪好きってタチ悪い。
でも、マキシンの体のことが心配。
早めに治療に専念してほしい。
H-1棟のメンバー、ドリーンはもちろん、
リズとブーマーの三名も、呑気でイライラしてきました。
なんで、マキシンの異変に気づかないの?
24時間四六時中一緒にいて、あんなに顔に出してるのに、無神経すぎない?
まあ、でも今までのことから考えると、そんな繊細さはないよね。三人とも。
悪い人ではないし、優しさもあるけど、それと、繊細さはまた別物だし。
こうなると、フランキーに帰ってきてほしいと思ってしまう。
多分フランキーなら、もうちょっと繊細な対応してくれると思ってしまいます。
ところで、フランキーはもう出てこないのかな?
看守に、トラブルメーカーになりそうな男性新メンバーも加わり、
ヴェラの心配事も増えてしまいました。
来週は、ビーが一般棟に戻ってくるかな。
カズの優しさに付け込んでるファーガソンも不気味だけど、
とにかくわたしは、マキシンのことが心配なので、
マキシンの治療最優先で、早めにお願いしますね!
治療が遅れたせいで死んだりしたら、
H-1メンバーマジで許しません!
第6話の感想はこちら ↓ ↓
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