ウォーキング・デッドはリアタイに追いついていませんが、着々と観てはいます!
シーズン前半より、後半の方が話に面白みが出てきてよかったです。
リアタイの感想を期待してページ開いた人ごめんなさい。
ですが、今回は久々に深く考えることが多いエピソードだったので、いつもより比較的真面目にレビューしています!
第10話は、ゴミ山の人中心の話に加え、救世主側とリック側の攻防が描かれました。
※以下、ネタバレありの感想です。
冒頭、ミショーンの名前がドーンと画面に出されたので、カールが手紙を遺した相手を一人ひとり紹介していくのかと思ってたんです。
今回のタイトルは『託された手紙』だったし。
もちろん、その『手紙』とはカールが自分の最期にメッセージを遺したい相手に書いた手紙のことだと思うのですが、タイトルに名前がそれぞれ出されたのは手紙と関係ないんだなって途中でわかってきました。
サイモンとか、ジェイディスに手紙書かないよね。さすがに。
わたしが勝手に勘違いしただけだけどさ、あの名前の紹介は一体なんだったのですか?
今回のウォーキング・デッド。
すっごくよかったことの一つにストーリーが昼間に展開したということがあります。
明るい! 見える!! ミショーンの顔もはっきり見える!!
やっぱり、見えるというのはすごくよかったですね!
今回のエピソードは全体的にずっと昼間だったので、ストレスが少なかったです。
そして、カールを失ったリックが最初に向ったのが何故かゴミ山で、ニーガンが腹心のサイモンに指示して向かわせたのもゴミ山。
サイモンの方が先に到着して、ゴミ山のリーダーと話し合うことになったのですが、あのおかっぱ頭のリーダーの女性はジェイディスっていうんですね。
タイトルに名前バーンと出てきたけど、一瞬(誰?)って思って、カールが知らない人に手紙を?って思ってしまった。
ニーガンの指示で、サイモンがジェイディスのところに行く→わかる。
一応、リックを裏切ってニーガン側についていたのに、またリック側についてニーガンを攻撃する側に回ったから抗議しにいくのわかるけど、ちょっとリックの言い分が今回もやっぱりわかんなかった。
まず、サイモンとのやりとりで、今回はいつもの通りサイモンの演説とネチネチが長くて途中ちょっと寝そうになるけど、昼間だったからまだ観ていられて『誠意のある謝罪』を求めるのも今回の件ではわからくもないし。だけど、しつこくやりすぎてジェイディスがキレて。サイモンも逆ギレして、ゴミ山の仲間を皆殺しにされてしまった。
ニーガンがサイモンに出した指示を無視して、総攻撃したことが後々どう響いてくるのかわからないけど、サイモンの気はすんだのかな。
ニーガンは、無駄な殺しはしないっていうポリシーみたいだけど、今思い返すとけっこう気分で色々殺してた気もしなくもないので、一貫はしてない気もするんだけど、使える人は財産扱いするところが、リックよりもやっぱりいいリーダーなのかなーとは思う。
ニーガン側の対応は腑に落ちたとして、リックの件に行く前に、イーニッドとアーロンは何しにあそこに行ったの?
援軍を依頼しに行ったみたいだけど、そっとしといてあげてほしい。
タラもそうだけど、図々しさがすぎる。
そして、本題。リックの件に入りますね。
もうヒルトップとキングダムとアレクサンドリアの連合軍でのニーガン撃墜作戦がすでに失敗してるんだと思うんです。この時点で。
ゴミ山に行くよりも、まずはヒルトップかもしくはキングダムの自分の仲間のところに行くのが先じゃないかと思ったわたしは変なのですか?
カールの死を現実として受け止めきれなくて、アレクサンドリアに居たメンバー以外に会えば伝えなきゃいけないから嫌だった? と最初は思ったけど、カールのところにはロジータとかダリルとかタラとかも居たし、みんな知ってるからそんなにはみんなリックに言ってこないと思うんだけど。
いい意味でも悪い意味でも、みんな大事な人を失ってそこに集まってきているし、辛さもわかってる。死に慣れてる。
しかもリックがジェイディスのところに今回の連合軍への援軍を一人で依頼しに行って、ニーガンの所に行って総攻撃に参加してもらったけど、作戦が成功してなくてニーガンのところ引き上げることになって、またさらにニーガン攻撃への協力を依頼しに行ったってことでしょ? 武器が欲しいから。
で、行ってみたら、もうサイモンにすでにやられてて、ゴミ山の仲間の人たちはみんなウォーカーになってて、ジェイディスが一人になってて、武器もなかった。ジェイディスには、前に裏切られてることと、拉致された時のこと根に持ってて一人置いてきたってこと?
ジェイディスがそんな状態になっても生きたくて一人缶詰を食べて、ゾンビをミンチにしてる様はちょっと切なかったなー。
彼女なりにコミュニティを静かに守ってたのに、結果リックにぐちゃぐちゃにされてしまった。
裏切り者は関ヶ原の小早川軍みたいに後世に語り継がれる卑怯者になってしまうけど、評判のよかった真田丸の真田軍だって、強い方にコロコロついて世渡りしてきたわけだしあれは批判されなかったのに、ジェイディスだけ悪いリーダーみたいに言われるのはちょっとなーって思ってしまった。
強い方に協力することは彼女なりの処世術だったと思うんだよね。
確かに裏切られると腹がたつのは当然と思うけど、ジェイディス自体劣勢にあえてつくほどリックにもニーガンにも恩義を抱いてないわけだし。
そこの信頼関係がないのに裏切ったことだけ責められてるのは、外国の文化ならではなのだろうか。
観てたみんなは、ジェイディスがあんな状態になるのは当然の結果って思うのかなー。
そして、ミンチになったゾンビはどこに流れていっているのか気になりました。
でも、リックはそんな感じだけどカールは人助けして死んだんだよね。
みんな仲良くしてほしいって、リックに平和なコミュニティを作って欲しいって望んで死んでいったんだよね。真逆の行動にどん引きしたけど、ラストシーンでそのことを回収したのかなーとは思った。
カールの手紙を読んで、ニーガンに連絡したリック。
カールの死に衝撃を受けてをきちんと悼んでくれたニーガンに、自分で考えないようにしてた正論を次々突きつけられるリックが今回のエピソードのメインかなと思った。
リーダー失格はともかく、父親失格の件もね。
いつも下ネタで人を小ばかにした話し方をするニーガンが、きちんとした言葉でリックに正論で返す様は観ていて言葉もなく、リックも改めて自分で思っていたことを言葉で言われるとぐさぐさ来ただろうとは思う。
それを、ニーガンへの宣戦布告でしか返せないリックがものすごく哀れに思えたラストシーンでした。
リックは、カールの遺言をきちんと達成することができるんだろうか・・。
第11話の感想はこちら ↓ ↓
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