第1話の感想はこちら ↓ ↓
2話目は、主人公パイパーが第1話で新入りの分際で、キッチンを仕切るボスを失言で怒らせたため、食事を与えてもらえないという兵糧攻めに遭い、そのピンチをどう乗り切るかと、その刑務所内を仕切るボスのレッドの過去を並行させて描かれました。
※以下、ネタバレありの感想です。
パイパー、よく頑張った!!
刑務所という過酷な環境に放り込まれたうえ、修行でもないのに何日間も絶食の憂き目に遭い、よく耐えたしよく頑張った。
最初はこの子は大丈夫か?と思ったけど、なんとかこの感じだと順応して乗り切れそう。すごい大化けするかも。
ウェントワース女子刑務所を観てない方には申し訳ないのですが、ごめんなさい。
どうしても、比べた感想になってしまいますが、パイパーの刑務所に比べたらウェントワースは天国だし待遇よすぎ(笑)
ウェントワースはすぐバイオレンスに走るけど、こっちはけっこう粘着質でいじめの内容もリアルですね。
周りも新人のパイパーを気の毒に思うも、ボスには逆らえないので気にはなってはいるけど傍観。だけど、ボスに見つからない程度に助言したり、何かと手助けがあったりもしていました。
彼氏に頼んであるお金も手続きに時間がかかってなかなか届かないなか、何も買えず空腹も絶頂でこの窮地をどう乗り切るのかかなり気になりました。
途中途中に織り込まれる刑務所外エピソード。
パイパーが刑務所に入る前の彼氏や友人とのやり取りがこのエピソードにどう絡むのかわからなかったですが、全て伏線だったのですねー。
脚本うまい!と思ってしまいました。
彼と2人で始めたデトックスジュースでの断食もパイパーから言い出したにも関わらず、自分の方から挫折したエピソードは、空腹に耐えられないパイパーを表現。
ボスにうっすらバカにされていた趣味の延長のようなオーガニックバスグッズの販売の過去も、石鹸的なものを作って物々交換に使うかと思いきや、直接の謝罪を受け入れないボスに対しての貢ぎ物を作っていたとは。
自分の金髪を物々交換のタネにして、手に入れたシアバター的なものと、ニューキャラのスーザンが親切でくれた唐辛子。食事の呼び出し時に泣いてるからまたメソメソしてるのかと思いきや、自分で咀嚼した生の唐辛子をパンツ的なもので濾していた。
何も口にしていない胃が空っぽの状態で、生の唐辛子はそりゃ泣く。
しかも、赤より緑のほうが辛いし。わたしまで辛くて胃が痛くなった。
元カノからの施しも断固として受け取らなかったし、刑務所生活を甘く見ていたパイパーの肝が据わった瞬間を見た感じでちょっと感動しました。
貢ぎもののおかげで、ボスの怒りがほどけパイパーに食事を与えられることになって、すごくホッとしました。
代わりにパイパーに食べ物を上げようとした元カノのアレックスがターゲットになってしまったけど、アレックスのことはまだよくわからないので、とりあえず、パイパーよかったってことで(笑)
そして、パイパーのことと並行して描かれていたボスのレッドの過去。
二話目では、捕まるまでいきませんでしたが人柄が少し表現されたエピソードでした。
ボスになるってことはけっこう長い刑期だと思うので、そこそこの犯罪をやらかしたというのは想像に難くないですが、二話目では話が途中で終わっていたためそこまで深いところまでは切り込んでいませんでした。
おそらくレッドはロシア系ですよね。
ロシア系の夫と2人、アメリカで小さな飲食店を営んでいた夫婦がどんな事件に巻き込まれたかはわからないですが、アメリカの生活に溶け込もうとしたのか、夫の指示でセレブ主婦集団と仲良くしようと頑張って失敗したところが描かれていました。
最後、夫がどこかに連れて行かれる感じだったので、裏社会とかかわりを持ったとか、何かの怪しい儲け話に手を出して失敗し、大きな借金を背負ったとか、その関係でレッドも刑務所に入ることになったのでしょうか。
刑務所ものの面白いところは、全員刑務所に入るようななんかしらの痛い過去か、同情するような切ない過去を持っているところです。
人間の危うい面や本質や愛を切り取るところが興味を惹きつけてしまうんだと思います。
あと、今回のエピソードはパイパーを助け近づいてきたニューキャラのスーザンですね。パイパーに気があるようですが、友達どまりですむかどうか(笑)
まだ第二話なんでレビューが堅いですが、話に入れ込んでくると砕けた感じになります。ご了承ください。
第何話ぐらいで、本領発揮になるか乞うご期待(笑)
第3話の感想はこちら ↓ ↓
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