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【映画】元ジャニオタ、”新しい地図”の『クソ野郎と美しき世界』を観て、勇気をもらう。

 音楽界で一時代を築いた安室ちゃんが引退した2018年9月16日。

わたしは、安室ちゃんと同じ時代を歩み、当時のジャニーズアイドル界を変え一時代を築いたであろうSMAPのメンバーが新しい一歩を踏み出した映画クソ野郎と美しき世界を観ていました。

 

※以下、あくまで、映画全体の評価としてというより、元ジャニオタとして見た、一個人の感想として書いております。解釈違いなどがあるかもしれませんが、ご了承いただければと思います。

 

 

 

SMAP解散騒動があった2016年から、もう2年も経ったのですね。

SMAP解散は、SMAPのデビュー曲『Can't  Stop!!-Loving-』を歌詞を見ないで歌えるレベルにはファンであったわたしには、それはそれは衝撃で心に刺さる一大事件でありました。

スマスマの最後、お葬式の祭壇のように飾り付けられたセットに喪服のような出で立ちで五人が並び、誰一人納得していない顔であいさつに臨んだ姿は未だに忘れられません。

 

わたしは過去、若くて体力があった時、地方民でありながらジャニオタでした。

今では問題がありすぎるのか、再放送も動画配信もされない某ドラマを人に勧められて観たことがきっかけでいきなりドハマりし、そこからは今でいう沼一直線です。

インターネットはさすがにありましたが今ほどは普及していなく、SNSもなく、スマホもない、さらに言えば地方民である、というわたしが推しを追っかけるのは、けっこうハードルが高かったですが、今更それをすべて告白するのは若気の至りすぎるうえ、映画の話と関係ないので割愛させていただきますが、それでもわたしにとってはいい思い出ですし、今でも日本の芸能界一好きな顔です(笑)

 

それまでは、既にデビューしていたSMAPも流行っている歌を普通に聞くレベルで好きでしたが、自分の推しを追いかけると同時に、ジャニーズ全体への造詣も深まることになり、SMAPだったら一番好きなのは、香取慎吾ちゃん』ぐらいの感じでしたが、元々のオタク気質も手伝って自分の推し以外への活動もなんとなく増えていき、SMAPのライブにも何度か行きました。

実は自分の推しであったグループのライブよりも、SMAPのライブのほうがライブとしては好きで、ものすっごく楽しかったという印象があります。

SMAPのライブ、本当に大好きでした。

いつかもう一度、絶対行きたいと思っていたのに、もう、二度と観れないの・・?

という、ショックとともに自分自身の若い時の象徴だっただけに解散が辛かった、というのもあります。

 

そういったわけで、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3名がジャニーズ事務所を退所し、新しい地図として活動を始め、撮り下ろされた映画、クソ野郎と美しき世界が、アマゾンプライム動画で配信されていたので、自分の中では2年も経過しているのにSMAP解散のショックをなんとなく処理しきれていないまま、おそるおそる観てみたわけです。

 

結果からいうと、観てよかった!の一言に尽きます。

 

映画全体としては、正直予算の少ないB級映画感はあります。

でも、ひいき目もあるかもしれませんが、面白くないわけではなかったです。

4本のオムニバス形式の映画なのですが、4本とも監督がそれぞれ違い、3本目までは3名それぞれが主人公のお話で、4本目で伏線を拾うという形の映画でした。

 

1本目は、稲垣吾郎主演で脚本&監督は園子温『ピアニストを撃つな!』というタイトル。

これは、もう、最初っから最後まで、園子温ワールド。

それ以外の感想がないぐらい(笑)

園子温を観たいと思って、この作品を観たら、「うん、園子温だった」って納得するような内容の作品です。

 

2本目は、香取慎吾主演で脚本&監督は山内ケンジで、タイトルは『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』。

この監督の方は名前は知らなかったのですが、CM作品を手掛けていたり、舞台を中心に活躍している方のようで、作品の内容としては、世にも奇妙な物語だ)という感じで観ていたのですが、やはり『世にも奇妙な物語』の実績のある方でした。

 

3本目は、草彅剛主演、爆笑問題太田光が脚本&監督した「光へ、航る」

草彅くんの相手役が尾野真千子で、二人のお芝居が素晴らしかったこと、脚本も短いながら、ちょっとした小説を読んだようで話も好みだったことから、すごく好きな作品でした。

 

3本それぞれに良さがあり、そしてこの作品の裏の主役、浅野忠信の存在の大きさがこの映画の見どころです!(笑)

 

そして4本目の『新しい詩』につながっていくのですが、この『新しい詩』に関しては、SMAPファンへのメッセージだなーと思って、ちょっと胸が熱くなりました。

『新しい詩』、すごくいい歌なんです。

 

このクソ野郎と美しき世界は、三人それぞれがすごく生き生きと楽しそうに演技していて元気そうだったことも嬉しかったし、彼らを応援している人が業界にたくさん居て、こうして元気に活動しているというのが、作品全体から伝わってきてそれもうれしかった。

 

 

そして、ネタバレになってしまうのですが、どうしてもこれだけは言いたいので言わせてください。

2本目の『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』で慎吾ちゃんは、日本人ならだれでも口ずさめる某歌を歌えなくなってしまうんです。

その某歌を取り戻すというテーマも作品にはあったと思います。

 

安室ちゃん引退や、SMAP解散で、わたしの人生の一部を築いた芸能人の新しい第一歩にちょっとセンチメンタルな気持ちになっていましたが、彼らが今のような決断や選択をするまでの間、ずーっとそのままでいられなかったように、振り返るとわたしも同じように年を重ね、人生の中で色々なことがありました。

考えてみると、彼らにも同じ時間が流れていて、変化があるのは当たり前のことなんですが、なんとなくスターに対しては、そのことを忘れてしまう。

 

新しい地図って、英語で書くと”New map"じゃないですか。

SMAPがNew mapになった』って思いました。

この新しい地図という名前にはそういう意味も含まれているのかなーと。

SMAPファンには当たり前のことかもしれないですが、わたしはそこまで詳しくないので、今回そのように思ったわけなのですが。

 

わたしも、日々のことに疲れてばかりいないで、彼らのように、人生の第二ステージを前向きに踏み出さないといけないと思えたので、このタイミングで、この作品を観られてよかったとすごく思いました。

なにしろ、ちょっと淋しいような気持ちを払拭できただけでも価値がすごくあった。

 

一歩先に新しい道を踏み出した彼らのように、わたしが踏み出せるかどうかはまた別問題ですが、それはそれです(笑)

 

とにかく、ちょっと勇気をもらえました。

クソ野郎と美しき世界』ありがとうございました。

 

 

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