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ハンニバル シーズン2 第12話 感想 レクター博士とウィルの心理的な駆け引き。最終決着への前哨戦。

 ハンニバル シーズン2 最終話1個前の12話ですが、全体的に抽象的な表現が多くてバカなわたしにはかなり解釈が難しくはありました。

そうはいっても、ハンニバル独特のグロシーンも盛り込まれ、なかなか見応えのあるエピソードでしたが、さかマーゴの兄があんなことになるとは博士も人が悪い・・。

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 

第12話は、あらすじというあらすじはなくて、ウィルと博士が喋っているシーンがひたすら多かったというイメージです。

マーゴをひどい目に遭わせたマーゴの兄、メイスンのその後も描かれました。

あとは、レクター博士が通っていた美人精神科医が登場し、今までの経緯を告白するという場面がありました。

 

※以下、ネタばれありの感想です。

 

ちょっとボーっとしながら観ていたのもあり、ウィルと博士の抽象的な会話がなかなか頭に入ってこなくて・・。

ボーっとしながら観ていたのは、ハンニバルの世界観に合っていたかもしれないと、今になっては思います。夢か現実かわかんない感じで見ると本当にハンニバルの世界にいるような感じ。

眠たい時に観るのおススメですよ!(笑)

 

でも、きちんと観ていたことは観ていましたが、ボーっとしていたからいろんな情報が錯そうし、かなり頭は混乱していました。

今回のエピソードでわかったことは、ウィルとジャックはレクター博士のミスを狙って色々行動していた、博士はそれに本当に釣られていたのか、それとも釣られているのをわかってそれに乗っかっていたのかという謎があったということです。

そして、ウィルを孤独にし自分だけを必要な存在と認めさせたい博士との攻防。

 

今はウィルのことを信用している様子のジャックですが、レクター博士には全幅の信頼を寄せていたうえ、ウィルを切り裂き魔と信じて疑わなかったジャックが、ウィルの『釣り名人』発言に対して、『自分も釣り名人だ』と返すのは、ちょっと今までの失態を考えるとどうなんだろう・・と思う一幕ではありましたが(笑)

 

司法取引で自分の罪の告白を無罪放免にするかわりに、レクター博士のことを喋るという役割を担って久々にレクター博士が通っていた美人精神科医FBIの取調室に登場。相変わらず美貌が際立っていますが、患者を殺してしまったというハンニバルの視聴者として今さら驚きもしない内容だったのですが、博士への忠告がブルーム博士と違って的確で、プロっぽくていいですね。

ジャックはウィルのことも博士のこともちゃんとわかってないし、ウィルは博士のことをわかっていないと。

そもそも、プロであろうとなかろうと人間、他人の心を全て理解するのは無理だと思うのですが、ことサイコパスに関してはどうなんでしょうか。一般人の想像だにしない発想を持っている分逆にわかりやすいのか。

プロファイリングって一時期流行ったけど、外れることも多かったみたいだし。

(ちなみに、神戸の少年Aの事件に関しては、30~40代のがっちりした男性という風に最初は言われていたみたいです)

 

それにしても、冒頭のメイスンのレクター博士でのカウンセリングルーム内での無礼は許しがたいですね。

机に足を乗せたり、博士がこだわってしつらえた調度品(勝手にそう思っている)の椅子にナイフを突き刺したり。

弁償すればいいってもんでもないし、本当にサディストなうえしつけがなってない。

博士、(あそこまで無礼にされておきながらよく平静を保ってるなー)と思ってたら、全然平静ではなかったし、無礼者は許さない(し食べる)っていう、博士なりの無礼者への美学を貫いた後半への伏線だった。

とにかく、このカウンセリングルーム内ではメイスンの雇っている部下的なイタリア人に捕らえられた博士でしたが、なんでイタリア人だったんだろう(笑)

アメリカが舞台なのに、なんでイタリア人なんだろう・・と、ボーっとした頭にまた素朴な疑問が浮かんで、ボーっと考えてたら博士があれよあれよという間に豚小屋に吊るされた。

ウィルが登場して、博士をやっちゃうのかなーと思ったら、まさかウィルが博士を助けてその後の博士からメイスンへの報復が、個人的にシーズン史上1、2を争うグロさでした。

変な幻覚剤を博士に嗅がされたメイスンが何故かウィルの家に居て、ものすごいへらへら笑いながら楽しそうに、ウィルの犬に自分の顔をナイフで削った生肉を食べさせるという衝撃映像。

ここで、ボーっとしながらもずっと観ていたハンニバル一気に目が覚める。

 

わたしはものすごい犬好きなんで、自分の犬があんなことをされているのを目撃したら発狂だわ・・。立ち直れない。

犬に罪がないのはわかってるけど、その後同じように愛せるかどうか自信がない。。。

不幸中の幸いで、ウィンストンが外に居たことは、心理的に本当に救われました。

 

メイスンの命だけは助けて家に戻して、マーゴが世話をするというくだり。

個人的に、マーゴのお腹の傷が痛々しかったですね。

わたしはお腹を手術で小さく二か所切ったことがあるのですが、それでもしばらくは普通に起き上がれないほどお腹が痛く、笑ったりお腹に力を入れたり、ゴムじゃないパンツは履けませんでした。あんな雑に大きくお腹を切ったら(ドラマだけど)相当痛いはずと思って辛かったです。

動けなくなった兄を世話をするという役目は、マーゴが望んでいたことかもしれない。

シュールなラストシーンで、最終エピソードに続くとなりました。

シーズン2の最後の話となる13話は、ボーっとせずにしっかり見届けたいと思います。

 

それでは、また。

 

第13話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

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