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ベター・コール・ソウル シーズン4 第8話『故郷の声』 感想 誰も結婚してない、赤ちゃんもいない、政府に立ち向かってない、誰も死んでない。

 今回の原題の『Coushatta』は、コウシャッタ、クーシャッタ、コシャッタなど色々な読み方があるようですが、メインの意味はジミーが高速バスで向かった、ルイジアナ州の地名です。ウィキペディアを見たところ、田舎であることは間違いなく、貧困が社会問題であるようでした。今回ヒューエルの家族は描かれていませんでしたが、彼はそんな地元を出て、帰ろうと思えばすぐ帰れる自分の住んでるところよりは都会のアルバカーキに仕事を探しに来た、というのが地元を出た理由のような気がします。

他にCoushattaの意味としては、ネイティブアメリカンcoushatta族というのが存在していたようなのですが、詳しいことはリサーチ不足でわかりませんでしたが、おそらくそのネイティブアメリカンが地名の由来だと思います。

 

アルバカーキから直線距離で車で13時間ほどの距離なので、バスであればもっと移動に時間がかかったかもしれません。そして、試しにCoushattaに存在しているUNITED STATES POSTAL SERVICEグーグルマップのストリートビューで確認したところ、日本の田舎の幹線道路のようなところに存在しておりなんとな~く既視感があり、ジミーの行った郵便局のような田舎の感じはありませんでした(笑)

 

ところで、以下のサイトで今回のエピソードのレビューが何個か載っているのですが、個人的に目から鱗のレビューがありまして。

 

www.rottentomatoes.com

※注意:英語のページです!(ですが、翻訳機能でなんとか読めますので大丈夫です)

 

ページの一番下に、吹き出しでレビュー欄が何個かあるのですがそのレビューの一番右上の方のレビューで、『A remarkable thing in the era of "Big Moment TV," and in an episode that doesn't have a cliffhanger, where no one gets married, no one has a baby, no one overthrows a government, and no one dies...』(原文ママ

 

【Cliff-hanger】とは、ドラマや物語などを表現する時に使われる言葉で、終わりを気にさせる場面や、緊張感のあるハラハラしたシーンを表現する時に使う言葉のようなのですが、上記レビューは平たく訳すとGoogle翻訳を要約しましたので訳が間違っているかもしれません)決定的瞬間を見せるような大事件の起きるTVが多い時代に、クリフハンガー的な要素もなく、誰も結婚していない、赤ちゃんもいない、政府に立ち向かうようなこともなく、誰も死んでいない、そんなこのドラマの注目すべきところとは・・』と書いてあったのですが、『ベター・コール・ソウル』の確信をついているような気がして腑に落ちるとともに、毎回レビューを書くのを苦労する理由がわかりました(笑)

 

なんとなくは気づいていたけど、やっぱりそうだよね、とこれを見て思ったんです。

そういう大きな出来事が描かれないから、それぞれの人物の考えていることが表に出にくく、気持ちをくみ取りにくいから感想が書きづらいんだ・・と。

でも、実際の生活ってそこまでドラマティックなことってないから、日々淡々と過ごしているけどそれなりには色々あって、感情も日々変化しているし、ドラマを観ている人の価値観や環境や生き方で、ほんとうに100人いたら100通りの感想を持つようなドラマなんだろうなと思いました。

わたしのレビューはその一つということで、こんな考え方もあるんだとお納めいただければと思います(笑)

 

※シーズン4第7話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

 シーズン4第8話は、プリペイド携帯を路上販売していたジミーが警官と揉めているところを助けに入ったヒューエルが逮捕。彼を服役から救うべく、ジミーがキムに相談。キムの作戦をジミーが実行します。一方、マイクは地下ラボの工員たちを夜の街に連れだします。

 

  ※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

キムがあんなに大量に買っていた文房具の種明かしが見事だったなー。

日本人って基本的にはあんなカラーペンを手紙を書くのに使わないから思いつかなかった。装飾したりするのには色ペンもわたしも使ったりするけど、手紙と言えば、便箋にボールペンが基本だと思っていたから、カラーサインペンがあんな使われ方をするのはカルチャーショックでした。ジミーのプリペイド携帯もその作戦に便乗していたし、きちんとした偽ウェブサイトも作られ、助っ人に例の学生チームを投入。

だけど、牧師の電話の声音はまんまジミーだったよね?(笑)

少しは声色変えるとか演技したほうがいいんじゃないの?と思ったけどそこはスルーでした。

そして、大量の手紙の先制攻撃で判事を混乱させ、検事を窮地に追い込み、ヒューエルを保護観察にまで減刑させることに成功。

 

だけど、すごく不思議に思うのは、地元の英雄で署名や嘆願があるからといって、求刑が軽くなることです。

日本でも、事件の背景や犯人の家庭事情が考慮されて情状酌量が適用されることがあるけど、今回の場合は『めんどくさい事態を避けるために刑を軽くした』っていうことと、アメリカではそれがまかり通っているような雰囲気だったので、法とか裁判って何? っていう基本的な疑問が出てきてしまうんですよね。

やっぱり裁判って勝負なんだなぁ、正義っていうよりも作戦に勝利したほうの勝ちなんだなっていう。

 

そして、キムが作戦に勝利したことを思いのほか喜んでいることに驚きました。ジミーはキムが怒っていると思っていたみたいだけど、実際はキムは今回の出来事を楽しんでいた。

メサ・ヴェルデによっぽどうんざりしていて、ストレスたまってるんだろうなぁ・・。

このままジミーに染まって、”そういうやり方”で仕事をすることに罪悪感がなくなりエスカレートしなきゃいいなと思います。そこがとても心配です。

 

一方、地下のラボづくりの管理責任者として、ストレスのたまった工員たちのトラブルを避けるべく気分転換として夜の街に工員を連れ出したマイク。

工事の職人であるドイツ人設計士のヴェルナーがちょっとメンタル心配になってきましたね。マイクはガスに詳しいこと説明してないですけど、イキっていた若者のカイ君よりトラブルを起こしそうな予感です。

ガスは、元々口数の多いほうじゃないけどマイクのことを信頼していて余計なこと言わないし、職人としては優秀かもしれないけど、裏稼業は口の固さとメンタルが肝だからマイクは、ヴェルナーを一番見張っておいて欲しい。

わたしがそんなことを言わなくてもマイクはわかっていると思うけど、マイクも人間なので、失敗することがあるかもしれないし。

 

そして、不憫な子、ナチョ。

払っても、払っても追っかけてくるサラマンカ”の影。

このあとにはトゥコが帰ってくるのはわかっているし、あと2話でどうなるのかわからないけど、とにかく頑張れとしか言えない。

今、わたしの中でナチョが一番何かとかわいそうな存在です。

 

というわけで、繰り返しになりますがシーズン4もあと2話です。

ジミーは弁護士に復活できるのか、キムと別れないですむのか(笑)

 

それでは、また。

 

 

 

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