シーズン3のスタートも、ショッピングモールに入っているシナモンロールが代表メニューのチェーン店『シナボン』で、ジーンを名乗りジミーが働いていますが、シナボンでも要領の良さを発揮して、どうやら店長っぽいです。
店長の件は年齢のこともあるかもしれないですが、それとは別件で、あの髪の毛は自然とああなったのか、変装なのか気になるところです(笑)
『ブレイキング・バッド』からあそこまで何年経過しているのか不明ですが、当時は、まだあそこまでじゃなかったし・・。
ところで、ジミーの住んでいるオマハはアメリカのネブラスカ州にあります。
ネブラスカ州は、アメリカ大陸の大ざっぱにいうと真ん中あたりにあり、州都はリンカーン。
そして、州の旗のきちんとした画像が高価だったため、ここには貼れずにまたこのリンクを貼ることになってしまったのですが、アメリカ合衆国の州旗一覧 - Wikipedia ネブラスカ州の旗には、【EQUALITY BEFORE THE LAW】(法の下の平等)と書かれています。
なぜ、この文言が書かれているのかは詳しくはわからなかったのですが、『ブレイキング・バッド』で、ウォルターが居たニューハンプシャー州のモットーが【Live Free or Die】(自由か死か)だったことを考えると、弁護士てして活動していた【ソウル・グッドマン】が、その【法の下の平等】という旗を掲げる州に居を移しているのは偶然ではなさそうです。
ところで、これはわたし個人的な意見なのですが、オマハという都市はネブラスカの中では一番の大都市です。
つい最近まで観ていたちょっと前の日本のドラマで、犯罪を犯した夫婦が逃亡し海辺の村的な田舎町の小さな戸建に身を隠すように暮らし、すぐさま警察の追手が迫りまた逃亡するというシーンがあったのですが、これは、逃亡者としては最悪のパターンですね!
田舎はよそ者に敏感ですし、ちょっと訳ありな感じだと悪目立ちして噂がすぐさま拡がり、街では知らぬ者はいないという状況に確実に100%なります。
逃亡者が目立つなんて、最悪です(笑)
今後これを読んでいる人で、どこかに身を隠し、ひっそり生きたいと今後の人生で思う時が訪れたら、大都会の集合住宅一択です。
ジミーの住んでいるところは一戸建てぽかったですが、それはアメリカの住宅事情からなるものかもしれないので、もし日本なら人が居ないからといって、田舎に逃げようとするのは絶対にやめましょう。
木を隠すには森!
なので、別の人生を歩ませるプロも本当に人が全く来ないところ(ウォルターの山小屋)か、都会という二択だったんだと思います。
人生、何がおこるかわかりませんので、今後の参考になれば幸いです(笑)
※シーズン2第10話(最終話)の感想はこちら
シーズン3第1話は、シーズン2をそのまま引き継いで、書類の改ざんをしたとジミーを叱責することに執着するチャックと、相変わらずヘクターと冷戦を続けるマイクの二本立てです。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
あー・・・、シーズン3もまた、チャックとジミーの不毛なやり取りからかぁ・・。
特にチャックは一体何をしたいの?
って、だんだん思ってきました。
家じゅうにサバイバルシートを貼ってジミーのお人よしを逆手にとって、録音の機械にも触れないのにジミーの自白を引き出し、エルネストに超一部分だけを聞かせて彼を利用しようとして、チャックは自分の正当性を主張したい。(誰に?)
ジミーのことを責めているけれど、やっていることはジミーと同じじゃないかなと思うんです。
今回、FIFIの件で軍人を騙して軍の敷地に入り、CMを撮影したことでお世話になった大尉にも責められることになったジミーですが、チャックにしても大尉にしても「報いを受ける」っていう考え方、個人的にあまり好きじゃないです。
多分、宗教的な考え方からこういう言い方になるんだと思うけど、こういう考え方していると、逆説的に『いいことをしていれば恩恵がある』という考え方にも繋がると思うんです。
いいことをしていても真面目に生きていても、悪いやつに騙されるか利用されるだけの時もあるし、悪いやつが必ず報いを受けているわけでもない。
いい人が病気で早く亡くなったりすることもあるし、誰からも嫌われる意地悪な奴がのさばっていたりするのが世の中だと思うので、人生で起こる幸不幸と何か因果関係を考え始めると、傷ついたり辛かったりすることもあるので、わたしはあまり考えないようにしています。
本当に【報いを受ける】のであれば、チャックも報いを受けないともうダメなレベルに来ていると思う。
キムは、メサ・ヴェルデのペイジと話しているときに、チャックの悪口を言うペイジに対して、罪悪感を感じているようでしたが、元々ペイジはチャックを好きじゃなかったし、そもそもキムの案件。 傲慢で間違いを認めないという彼女のチャックの評価は正しいんだから、後ろめたさを感じることない。
メサ・ヴェルデは好きでキムに仕事を依頼した。
HHMとの取引を辞めるにしてもキムじゃなくてもよかったんだから。
罪悪感で失敗しないで! と思ってしまいました。
書類の同じところを何度も何度も直していたのは、細かいところが気になって仕方ない・・ってだけで、わざと間違えたりしてまた案件を手放したりしませんようにっていう気持ちで一杯です。
一方、マイクは車に発信器をつけられその発信器を入れ換えて自分を追跡している人を特定しようとしていたようでしたが、今回の最大の疑問は、車のガソリンタンクの燃料キャップって買ったことある? でした(笑)
マイクの行ったところは車のパーツショップ(?)だったので、あんなにたくさん売っていたのかもしれないけれど、やっぱり治安の善し悪しが関係しているのかなとは思いました。ガソリン泥棒が、ガソリンを盗んで車の燃料キャップをきっちり締めていくとは思えないので、そのへんに転がして紛失。
で、次ガソリンを入れようとした時に、キャップがない→購入という流れかなと(笑)
わざわざ、あんなに細かい小細工までして発信器をつけて、マイクを追跡しようとしていた人はやっぱりヘクターなのか、ナチョなのか、それとも全くの予想外の人物なのか・・。
そろそろこの件もはっきりさせてほしいところですね(笑)
せっかくシーズン3に入ったのに、話にあまり変化がないのは少し残念に思ってしまうところです。
ジミーとチャックのやり取りはそろそろ決着をつけてほしいし、マイクのこともなんだかわからないので、その点もなんかしらの変化を希望したいです。
冒頭のシナボンシーンで、倒れたジミーは病気なのか精神的なものなのか、倒れて病院に運ばれたことで、偽名で暮らしていることが発覚してシナボン生活も終わりを迎えなくちゃいけなくなるのか・・そこのほうが気になってきました(笑)
シーズン3も辛いことが多そうですが、さくっと観てシーズン4に入りたいです。
シーズン4にはガスが確実に出ているみたいなので・・(笑)
というわけで、それではまた!
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