今回のエピソードでは、老人ホームで開催されたビンゴ大会でのジミーの司会のうまさに感動すら覚えたので、改めて、本作品『ベター・コール・ソウル』でジミー・マッギル(後のソウル・グッドマン)を演じる、ボブ・オデンカークの経歴について調査。
まずは、ボブ・オデンカークのかっこいい写真。(管理人の独断と偏見)
(比較的)若い時のボブ。
目がヤバい!!
が、しかし、こちら、今よりだいぶ若いですね。
わたしはやや(?)枯れ気味が好きなので、こんな若造(?)はやっぱりダメです。
やっぱり、こっち!! いい感じに枯れてきてます(笑)
なかなか、ドラマ内では見せることのないナチュラルな笑顔! 貴重。
1962年生まれの今年56歳。 ナイス実年齢!
現在の『ベター・コール・ソウル』シーズン1初回放送は2015年2月なので、どう考えても撮影時には50歳は超えていたと思われます。
ジミー・マッギルとしては、実年齢より若い年齢を演じているように思いますが、不自然さは感じません。チャックが兄だとするとジミーの年齢は、だいたい40代前半から中盤ぐらいが妥当かなぁと思っていました。
わたしは、しつこいですが枯れているのが好きなので、今のジミーはやや若く、まだ多少暑苦しい熱気を感じますので、早くもうちょっと枯れてこないかなぁと密かに思っています(笑)
彼は、『ブレイキング・バッド』で日本での知名度がアップする前も本国では俳優として活動はしていたようですが、どちらかというとコメディアンとしての活動を中心に、放送作家、声優などとマルチな活躍をしていたようです。放送作家としてはエミー賞の受賞歴もあるとか。
あのよどみのない早口のセリフや、独特な間の取り方などはコメディアンとしてキャリアを積んで培ったものが素地にあると思うと納得だし、『ベター・コール・ソウル』を重いドラマにさせない彼の存在感や雰囲気はやはり大きいです。
ビンゴ大会の司会が劇的に上手いのも今までの経歴を思うと納得です。
何かのショー番組を見ているかと錯覚したほどでした。
そして、個人的に改めて思ったのですが、声優としての経歴もある彼ですが、やっぱりいい声です。
わたし、このこと何度も言ってると思うんですけど、ジミーの声、すっごく好みの声なんですよねー・・。
通る声なのに、ちょっとかすれている声にめちゃくちゃ弱いんです。
『ブレイキング・バッド』の時より出番が多いし、セリフも多いので、いちいちグッときてしまう。
そういった意味でも『ベター・コール・ソウル』最高です(笑)
※第6話の感想はこちら ↓ ↓
第7話では、ジミーが第一話で登場した横領夫妻、ケトルマンの事件を担当しているHHM事務所のキムとケトルマンがトラブルを起こし、それにジミーが巻き込まれるというエピソードでした。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
ジミー、回を増すごとにお人よしに拍車がどんどんかかってきていますね・・。
【正しいことをしたい】という信念をきちんと貫くことができずに、どんどん人に流されていくジミー・・というようにわたしには見える。
うっすら貫いてはいると思うんだけど、根っこが見えない。
でも、人間ってそうそう信念とかポリシーとかあるものじゃないから、あれがリアルな人間の心理であり、行動なのかもと思います。
今回は、自己愛性パーソナリティー障害ぽい妻に振り回された夫が犯した公金横領という犯罪に対し、やっとオチがついた形になりました。
あの奥さん、完全にメンタルが危険だと思ってましたけど、この症状が当てはまりそうな気がします。
今回、あの夫妻に対応するキムとジミーを見て、【弁護士】というのも大変だなぁと思って観ていました。
わたしは、なんとか今のところギリギリ弁護士にお世話にならずに人生を歩めてきていますが、自営業でもない一介のサラリーマンであるわたしが弁護士のお世話になるような事案をうっすら考えてみると、なんかしらの人生の修羅場である可能性が高いわけで、その人生の修羅場に遭遇している通常の精神状態ではない人たちから、自分本位な主張を聞き、弁護したりその人たちに有利な結果を導き出さなきゃいけない仕事って考えるとものすごいことだなぁと、どう考えてもわたしには無理そうです・・。
本当に、助けてあげなきゃいけない人たちもいると思うからそういう人たちのために弁護士がいるのはわかるけど、わたしのような豆腐メンタルでは到底助けてあげられなさそう。弁護士の皆様、お仕事頑張ってください。
キムは、非常に冷静にあの夫妻に対処していたけど、ケルトマン夫妻の奥さんがヤバい人だったので、揉めてしまいハワードに降格させられてしまった。
ハワード・ハムリン、さすがに安直すぎる人事だとは思いましたが、あの案件は公金横領でした。街の税金、要するに街の人たちのお金を盗んだという事件という性質から、街の大手看板を広げているハワード事務所がどうしても解決に導かなければいけない案件だったのではないかと予想。
盗んだお金を街に返すのは大前提で、無罪なんて到底ありえないわけで。
ジミーが、マイクに助けてもらってキムのピンチを今回は救ったけど、ジミーお人よしだったねぇー・・。
マイクの手にかかれば、あんな一般庶民の夫婦がお金を隠しているところを見つけるなんて朝飯前だっただろうからあっさり解決に導いてしまったけども。
見晴らしのいいオフィスに事務所を構えるのも諦めることになってしまって、キムを迎えるはずだった一番いい部屋で荒ぶってるジミーが切なかったけど、『ブレイキング・バッド』のどんな案件も断れず、手も足も突っ込みお節介をしているソウルの片鱗が見えた気がしました。
ただし、今回、ジミー、よかったね!と思ったことが、お兄ちゃんのチャックが自分でちょっとした行動を起こしたことです。
少しでも外に出て、自らどうにかしようと気持ちが動いて、ジミーも嬉しかったと思います。精神科への入院を拒否し、家に連れ帰ってきた甲斐があってよかったなぁって思いました。ジミーの思いがチャックに伝わった証拠だと思います。
たくさんある老人向けの案件の資料も、わざと家に持ち込んでチャックの目に触れさせる作戦もひとまず成功。
チャックの仕事へのモチベーションが上がれば、今の症状も少しはマシになるかも。
行きつ戻りつになるとは思うけど、この件に関しては、すごいわたしも嬉しかったです。
ところで、シーズン1があと3話しかない!
このあいだ観始めたばっかりだったのに、もうシーズン1が終わってしまう。
『ブレイキング・バッド』と違って、今のところ比較的静かに話が進んでいるので、早く続きを観たい!っていうより、観終わってしまうのがもったいなく思う気持ちが出てきてしまいました(笑)
まぁ、あればあるだけ観るんですけど(笑)
シーズン1のジミーがどういう風に終わるのか楽しみにしながらあと3話。
というわけで、それでは、またー。
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