たまには(?)雑記でも書きます。
最近『バイオハザード』を唐突に始めてしまったせいでゲームにどっぷりなんですが、
元々自律神経に不調をきたしているため、若いときより酔いやすい体質になっていてゲーム酔いに悩む日々です。
大好きだったジェットコースターもものによってはかなり酔うようになったし、車とかバスも油断しているとすぐ酔うし、電車でも酔って吐きそうになったりしてる(涙)
そのため、酔い予防に効果的なツボに石貼ったりしながらゲームしています。
ところで、そのゲームなんですがシューティングものには自分が登場人物を操作して進めるゲームの場合TPS(英:Third-person shooter)とFPS(英:First-person shooter)というがあるというのをを学びました。
前者のTPSは三人称視点で進めるゲームで、登場人物の背後のカメラワークが基本です。プレイヤーの全体像がおおかた画面で見えるタイプ。
わたしみたいにゲーム初心者だと背後どころか登場人物と真正面でご対面しちゃうという形になります。
一方FPSはリアル目線。
プレイヤーは登場人物の姿は見えず、手とか足とか普段自分が見えている自分と景色が見える感じ。
FPSの方が脳がバグりやすく酔いやすい(という話)なので、TPSばかりにしてるんですが、それでもがんがん酔う。
わたしはゲーム内でキャラクターが死んでも「自分が死んだ」という感じではなくて「キャラクターを自分のせいで死なせてしまった」という感じになりながらゲームを進めています。
それが、普通だと思っていたのです。
しかし、とある休日。
わたしは積読にしていた『かげきしょうじょ!!』という下記の宝塚音楽学校をモデルとした、宝塚の舞台人を目指す少女たちを描く漫画を思い立って読んでいました。
アニメとはまた一味違った大人っぽい雰囲気と絵の美しさと細かさ、そしてアニメで描かれなかった部分のストーリーが異様に面白く、久々に漫画を読む手が止まらなくなり大変充実していたのですが、その中で引っかかるセリフがありまして。
※seasonゼロから読むのがお勧めです。
「お客様の大半は女性です。自分をジュリエットに重ねて鑑賞されます」
みたいな内容のことを、先生が生徒に向かって言うシーンがあって
「え!? そうなの!?!?!?」ってものすごい衝撃でした。
「自分のことをジュリエットだと思ってロミオに恋しながら観ているってこと!?」
ってなったんです。
割と長く生きてるのに。
それでよくよく考えてみたらわたしは、ゲームといわず娯楽作品に対しては全てTPS目線でした。
みんな自分の鑑賞方法やスタイルがあって、全然人それぞれでいいと思うんですが他人と「あなたは三人称で観てますか? 一人称で観てますか?」なんて話し合わないじゃないですか。
知らなかったよ、一人称スタイルがあるっていうことを。
言い方悪いけど、わたしにとっては【全て他人事の世界だった】っていうことになんとなく軽いショックを受けてしまった。
でもTPS側のメリットもありますよ!
わたしが思うメリット・デメリットを少し書いていきますね。
まずはデメリットから。
いい話なんて聞くことそうそうないけど、いい話と悪い話があったら悪い話から聞きたいタイプなんで(笑)。
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・デメリット
①作品への没入感が減る
自分をジュリエットとして仮定して『ロミオとジュリエット』を観ている人がいると知ったとき、わたしは素直に「それ、すごく楽しそう!」って思いました。
そういう風に作品を観られたらもっと集中できるのにって思いました。
わたしが作品に対して箱推しになりがちなのも、キャラクターをえこひいきできないのもTPSだったからかぁ・・・ってなったんです。
俯瞰でみるのと、ジュリエット目線でロミオを見るの全然違いますよね。
ジュリエット目線だったらロミオはきらきらまぶしく輝いていて素敵だし、恋愛初期まっただなかでは感情の振れ幅も変わってくると思うんです。
でも、ジュリエットじゃない自分がロミオを見たら「一目ぼれするようなルックスじゃないし、性格もまぁ・・・個人的にはティボルトの方が好きだけど」ってなることもあるし、だいたいこんな感じで観ていることが多いです。
作品の色がとたんに色あせる。
悔しい。
②そういったわけで恋愛ジャンルが疎い
元々そんなに人の色恋に興味がなく、DVとかモラハラ、法を犯してるなどの案件じゃなければ好きにしたらいいと思うタイプだしリアルに人の色恋に(そんなには)興味がないのに、映画だからドラマだからといって急に興味がでるわけないんです。
そういえば、少女漫画もヒロインに共感できなくて「こっちより絶対こっち(当て馬)のほうが顔も性格もいいのに」とか「ヒロイン性格悪すぎ」などと思って読んでいて無理だったのはこれが原因か。
悔しい。
③自己の体験的な感じで観ることが出来たらいいのに
素敵な人に何度も恋をして、強きをくじき弱きを助け、時にはスパイをしたり、ゾンビをせん滅したりする。
そんな人生を体感できたら素敵なのに。
・メリット
①比較的冷静に作品を判断できる
って、メリットこれしかないんですが(笑)
基本的には誰かひとりに深く肩入れしないタイプで、割といろんな人のいろんなことを観察しながら観てるし(※例外:アベンジャーズのアイアンマンなど)作品内の誰かっていうよりも作品自体を好きになることが多いです。
わたし、下戸なんですけどスタンスとしては会社の飲み会みたいな感じ。
1人シラフで飲み会を観察する側にまわるんですけど、周りは酔っていて飲み会を主体的に楽しんでいてうらやましいなと冷静に思っている。
映画やドラマの鑑賞は会社の飲み会と違って主体的に自らやっているので、楽しさはもちろん全然違いますが(笑)
だんだん時間とともに酔って饒舌になって本音が出てくる人とノリを合わせつつ頭の中はけっこう冷静でみたいなことがよくあるのですが、そういう時は自分はそこに居ない感覚で周りが動いている感じなのでそれがかなり映画を見ているときに近いです。
身近な人から
「割と全体的に作品を見ているからそこまでおかしな作品評価をすることがない。好きな作品を冷静に評価されると腹が立つが、かといってその通りで言い返すこともできない。でも、普段(わたし自身が)好きな作品でも不手際があると同じように批判もしている。そういった意味でのヒイキが少ない。特に今まで好きだった作品がダメになると猛烈に批判している」
と言われたことがあり、ブログだと比較的文句は(これでも)なるべく抑えめにしているのですが、口頭ではかなり辛辣かもしれません(笑)
それもこれもわたしが三人称タイプだからなのだと思います。
これを読んでいる皆さんは、どちらでご覧になられているでしょうか。
どちらで観ても楽しいものは楽しいので、これからも冷静な目で見ていきたいと思います。
それでは、駄文でしたー。
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