一度は途中離脱していたのに二周目観はじめたら、後半がんがん面白くなって一気にシーズン1の最後まで観てしまったhuluプレミア『THE PATH』。
シーズン2に突入致しました。
だけど、まだシーズン2全話配信されていない・・。このままでは追いついてしまうので、間に違う作品を入れ込みつつ観ねばなりません。
※上記写真は個人的な好みで、主人公ではなくて、ヒュー・ダンシーにしてしまったことをご了承ください。huluのサイトにリンクが貼られております。
マイヤリズムという思想を提唱した『博士』の教えを守りながら生きている宗教的団体の人々の様々な人間関係や信仰への思いや猜疑心が描かれたパスですが、シーズン2の第1話は個人的にけっこう衝撃でした。
特に間が空いた様子もなく、完全にシーズン1の続きだったのですが、1話のなかに色々なことがありすぎて、半ば「えーっ!?いやいやそれは(笑)」と思わず笑いながら観ていたほどです。面白くて笑うというんじゃないけど、びっくりしすぎた。
このような内容の第1話で、シーズン2全13話でしたっけ? いけます?最後まで(笑)
マイヤリズム、組織として持ちこたえられますか?
もう半分ぐらい、ダメな方向にいっちゃってるように感じましたが・・。
というわけで、シーズン2第1話の内容を振り返っていきたいと思います。
※以下、ネタバレありの感想です。
シーズン1の最後で、植物状態だと思っていた博士と対面したエディでしたが、正直博士は幻覚だと思っていたら、幻覚じゃなくて度胆抜かました(笑)
そもそも、離脱を決意したエディ(脱退の署名はまだしていないらしい)がペルーに行った目的はなんだったのか未だ不明(おそらく幻覚の謎のため?)なのですが、突然覚醒して点滴のヒモをぶっちぎって、外にどんどん出ていく博士。それを追うエディ。
いやいや、なんで博士突然覚醒したの?(笑)
しかも、だれもいないあんな廃墟に瀕死の博士一人で放置されてたの?
『博士』ってシーズン1は実態のないものだったから、喋ってるの見てかなり驚きました。しかも博士発狂してどこに行くつもりだったのか。。。
そして、エディは一般社会に戻って土木の仕事についたわけだけど、マイヤリズムにいれば、8Rのサラの妻として特にそんな激しい仕事せずともゆったりとした日常を送れていたかと思うと、対比がすごかったわ。
あの人たちは、仕事をしていないことを一体どう思っているのか不明だけど、特に仕事をしていないという意識もないようだし。
そんな衝撃オープニングから、マイヤリズムが組織として拡大するとともにカルのリーダーとしての暴走が過ぎて、サイラスのことでカルを疑うサラとの不仲がだんだん顕著になるのが描かれる一方、エディへの未練も残るサラ。
嫌いになって別れたわけじゃないから、複雑だとは思うけど、あの2人は愛だけで関係を再構築するのはもう難しいと思う、お互い。エディは、サラに「マイヤリズムのすべてはまやかしだ」ってサラに言っちゃってるし、サラは今までの人生の全てがマイヤリズムだったから、一番愛する人に人生を全否定されたわけでしょう?
でも、組織のルール違反を犯してまで、エディの誕生日に子ども2人を彼に会わせてあげることに。パパに駆け寄るサマーを車から見つめるサラが怖い。
そして、このあとのくだりいるかな?と思ったんだけど、エディが同級生の女性と再会してお互いの子どもを交えてビーチで語るくだり。
しかも、女はエディに気がある感じを出してたし。
でも、後から考えるとホークが、元々は俗人だった父親のエディが【普通の】楽しい高校生活を送ってきたという事実を突きつけられるシーンでもあったんだよね。
自分は初めて愛した彼女も、普通の高校生活も送れなかった。エディとサラの元に生まれたから。修行も始めて、奉仕活動(?)も始めたて組織人として歩み始めたホークが、荒れるのもわかる気がするよ。
あのぐるぐる回る1Rの修行になんの意味があったのかは不明だけども(笑)
そして、今回個人的に一番驚いたのが、メアリーの妊娠!!
メアリー、絶対カルの子どもだと思ってるよね。
そういう顔してたもん。女って怖い。
メアリーますます精神状態おかしな方向にいってる気もするし。
カルも、何か月かきいて焦ってたけど、そもそもそういうことになった時、嫌な予感はしてた。ハンニバルの時も不用意に妊娠させてた(観てない人ネタバレすみません)けど、こっちでもかっ!って突っ込みいれた。
メアリーの夫、黒人だから色の白い赤ちゃんが生まれてしまったらよほどの特殊な例でもない限り、DNA鑑定するまでもなくカルの子決定だし、ショーンだって自分の子じゃないって一目でわかる。
ショーン、かわいそうすぎるから、せめてショーンの子でありますように・・って思って、メアリーの妊娠に衝撃受けて、ちょっと後半気もそぞろになってしまったけど、きちんと観てましたよ(笑)
そして、サラとカルのくだり。
サイラスの件は何らかの形でカルが告白するかと思っていたけど、まさかあんな形で発覚するとは思ってなかった。カルの組織内でのお金の使い方やワンマンぶり、そして家庭不和で精神的にボロボロになってきたサラが、道で小鹿を轢いてしまい色々なことに追い詰められて号泣するシーンは、サラ嫌いのわたしでもさすがにちょっとかわいそうになってきた。でもその後カルを呼びつけて、慰めさせたうえ、全てカルのせいにして、サイラスのことを告白させるという、流れにさすが感を感じざるを得なかった(笑)しかも、遺体を埋めた現場に連れていったカルに、サイラスの遺体を掘り起こせと命令。サラは、このぐらいでなくてはいけない。
しかし、カルが組織の祈祷師的な幹部を殺し、埋めて殺しを隠ぺいしていることを知ったサラ。今は情緒不安定になっているけど、逆に肝が据わり闇落ちして強い組織の女に変貌することを期待しています。
自分は手をくださないけど、なんでもカルに汚れ仕事をやらせる系ね(笑)
最後に、博士【光】になってない問題。
組織の人たちが、博士は光になったー、光になったーって言ってたけど、比喩だと思ってたの。
比喩じゃなかったんだね。本当に光(って何?)になるはずだったんだね。
遺体が(多分)ペルーの山から出て、誰かに突き落とされたってことを突き止めた幹部たちが、博士が光になってないことを隠ぺいしようとして、金を渡す。
博士の遺体は火葬されるってっことは、突き落としたエディは無罪放免ってことだよね。
博士が誰かに突き落とされて光になってないってみんなに知れたら大変だから。
でも、エディ。。なんで突き落としたの?っていうか事故?
博士は、カルを指導者に選んだのは間違いだった、本当はお前なんだ!みたいな発言をエディに言ってたけど、適当なの?それとも本当なの?
エディの体になんか変な兆候出てるし。
とにかく、みんなの追い詰められ方が半端ないんで(笑)
マイヤリズムの行く末を心配していますよ。
いや、崩壊してもいいんだけど、特に害もなく光を信じて静かに暮らしている人たちや、突然信仰してるものを失うのって辛いだろうなーってパスを観て今は思っているので。
捜査にまい進するはずのFBI捜査官も、マイヤリズムに没頭しすぎで浮気したり、奥さんとも不仲になってるし。
そして、主人公のエディ、これからどうなっちゃうんだろう。
2話以降の進み方、全然予測つかないので楽しみにしてます。
第2話の感想はこちら ↓ ↓
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