オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン1 第4話です。
3話の感想で、『まだドラマの世界観に馴染めない、アウェー感が拭えない』
と愚痴っていたわたしですが、ここに来て急にハマったかも。
海外ドラマはだいたいゆっくりめに展開していくので、どうしてもなじむのに時間がかかるのですが、ストンと落ちる瞬間が訪れますね(笑)
今後どんどん進めていけそうな気がして参りました。
第3話の感想はこちら ↓ ↓
第4話は、3話でパイパーと同室になった黒人の女性クローデットの物語が中心。
それに付随して、パイパーがどんどん刑務所に馴染む様子が描かれましたが、刑務所的にありえないミスを犯し、大騒動になりました。
※以下、ネタバレありの感想です。
今回は、パイパーが部屋移動になり同室となることになった初老(?)の黒人女性クローデットの過去の物語がメインエピソード。
みんな気難しくて彼女のこと嫌がっていたようだけど、わたしは前話から(パイパーラッキーだな)と思っていました。
小うるさく指示はしてくるけど、決して間違ったことは言っていないし、物静かで綺麗好きで几帳面。
だらしなくて、がちゃがちゃうるさい人より断然マシじゃないですか?(笑)
同室といっても、低い囲いがあるだけで部屋って感じじゃないのでプライバシーもなにもあったもんじゃないのですが、だからこそ、ルールはあったほうがいいし、初心者が同室になるなら最適な人物なのでは?と思いました。
それにしても、クローデットの過去エピソードは、辛く切なかったですね。
クローデットはあんなに過酷な刑務所からも出たがらない。
その理由が、刑務所生活よりも過酷かもしれないと思うものでした。
貧乏ゆえ親に売られた移民の少女が一生懸命働き生きて成長し、そして自分と同じ境遇の子たちを母のように厳しく指導し、育てることは彼女の生きがいだったと思うんです。
自分をそこに連れてきた、遊郭でいえば女衒的な青年にも淡い恋心を抱いていたにも関わらずその恋も実らなかったし、あそこはたぶん彼女にとって終の棲家であり、住んでいる少女たちは家族だったんだろうなと思うのです。
その家族のような存在に手を出したクズを許すわけにはいかなかった。
几帳面なクローデットらしく、めちゃくちゃキレイな殺人現場でしたねー。
その几帳面な殺人現場がよりもの悲しさを誘いました。
パイパーのことも厳しい態度ながらもこっそり助けてくれたり、助言してくれたり。
言葉だけの優しさとか、うわっつらの優しさなら求めれば求めただけ手に入りそうだけど、あそこまでのことは普通できないし。
手紙も来ないところを見ると、殺人のきっかけになってしまった少女がどんなことを思い、どんな生活を今しているのかはわかりませんが、クローデットは後悔していないと思うし、少女が幸せに今現在暮らしているといいなと思います。
それじゃないとクローデットが報われなさすぎだから。
そんな彼女のところに、若くて美人な妻を連れて行き心を壊した男からの手紙が届きましたね。
妻が死んだからといって、なんで会いにくるのかちょっと意味がわからなかったのですが、天涯孤独な彼女に誰かからの連絡はやっぱり嬉しいし、出所に向けて前向きな気持ちを持てたみたいなので。人生ってやっぱり、生きる意味とか、理由ってないとツライ。あんな環境では特に。
ちょっとしたことで、キルマイセルフ(ドラマ内でよくみんな言ってる)したくなるメンタル弱い身としては、かなり心にずしんと来たエピソードでした。
一方、主人公のパイパー、悪気がなかったとはいえ工具のドライバーを外に持ち出すとは、刑務所初心者にもほどがある(笑)
刑務所ドラマ愛好家(?)としてはけっこうどん引きしました。
パイパーのミスのせいで、がさ入れが行われたりと大騒動になってしまったけど、これは大騒動にもなるわ。
ペンだって武器になる世界で、ドライバーを紛失するなんてありえないと思うもん。
ウェントワース女子刑務所の世界観に慣れ親しんでいるわたしとしては、ドライバーが盗まれたとなったら、即刃傷沙汰なので、パイパーが持っていたドライバーが盗まれたと知った時は、ものすごく緊張感がありましたが、今回のエピソードでは特に血みどろの騒動にはならなくてホッとしました。
でも、パイパーのベッド下にあったドライバーが工具室に戻されているなんて、変だと思おうよ、誰かが持ってるに決まってるでしょ。(笑)ってなりました。
持っている犯人がドライバー持っていることがバレて入手経路の口を割って、パイパーのせいにしたら道連れだし、うー、怖い。
ウェントワースだったらたいしたことない制裁だけど、OITNBの刑務所はガチだから、懲罰房とか怖すぎる。
せっかくドラマにも馴染んできたので、このまま登場人物の顔と名前を早めに覚えて人柄とかも一致させて、ドラマの世界にどっぷり浸かりたいです!
馴染んではきましたが、そういった意味では全然まだついていけてません(笑)
それに海外ドラマ見すぎて、新しいドラマやキャラの名前を覚えるたびに古い名前が脳から削除されていって、けっこう主役級の人でも「あのドラマの、ほら、あの人、ほら」ってなります。
いまのところ、このドラマでは、4話を見え終えてパイパーとアレックスとレッドしかきちんと言えない状態です(笑)
第5話の感想はこちら ↓ ↓
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