『ペーパー・ハウス』シーズン4第6話『TKO(ノックアウト)』感想です。
スペイン語で【K. O. técnico】。
英語で【TKO】、”technical knockout”の略です。
ここで、普段使っているのに(わたしが)実はよくわかっていない【ノックアウト】という言葉を掘り下げてみましょう。
そもそも、KOって略されてるのがしっくりこない。
ノックアウトなのに、Kから始まってるし、和製英語かと思って、発音調べても、発音もNじゃん! と思い、カーッとなってさらに調べたら他にも、Knight、など、発音しないKがついている単語についているKをサイレントKということが判明。
昔は発音していたこともあったが、発音しにくいので次第にKを発音しなくなった、そして、そもそもサイレントKのつく単語が少ないのでそのままにしている、Kのつかない単語との言葉の区別・・など色々理由があるそうで。
漢字の読みとかでもそういうのけっこうあるけど、覚えるしかない感じのやつっていうことが判明しました。
そして、
ノックアウトとは、ボクシングや格闘技で相手を”ノックダウン”状態にしたままによって得る勝利のこと。
ほうほう・・ノックダウン状態(?)、なんとなくはわかるけど・・
ノックダウンとは、足の裏以外の部分を地面につける状態。
逆に足の裏のみ地面につけている状態は”立っている”わけだから、立っている以外は全部ノックダウンなのか?
Y字バランスも広い意味で立っていると考えると、足の裏を地面につけた状態のままで出来る、立っている以外の姿勢を五分ぐらい考えてみたけど、前屈と、雑技団なみに体が柔らかい人のブリッジしか思いつかなかったよね。
つま先が立っていたらダメなんでしょう?
膝もついちゃったら、ダウンってことで納得した。
そして、地面に足の裏をつけていたとしても、防戦ばかりになるとレフェリーストップでダウン扱いになるスタンディングダウンと、両者が同時に倒れてダブルノックダウンになることもある。
足が滑って転んだのは、スリップといって、ノックダウンとカウントされない。
しかし、プロレスと総合格闘技では(もろもろの事情で)事実上ノックダウンは存在しない・・!?
えーっと・・ボクシングとか、キックボクシングとか、ムエタイだけのルールってことですか?
そして、今回のタイトル、TKOですが、レフェリーストップ、ドクターストップ、又はセコンドが棄権を表明して勝敗が決した際の呼び名を総称して【テクニカルノックアウト】と言うらしい。
え・・今回、テクニカルノックアウトだった?
上記の前提を踏まえると、ただのノックアウトじゃないかな・・
レフェリー的な人居ないし、セコンド(教授?)も別にタオル投げてないし。
そして、そもそも試合はまだ終わってないっぽいんだけど・・?
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~あらすじ(ネタバレあり)~
Season5 Episode 6 "KO técnico"
ガンディアはナイロビを人質に取り、強盗団と戦う姿勢をみせた。
ナイロビは、ドアに穴をあけられたところに頭をつっこまれ、銃を突き付けられた状態だった。
その状態で、ガンディアはドアの外に強盗団を勢ぞろいするように告げる。
屋根裏から図書室に入り、ナイロビを救おうとするデンバーとリオだったが、ガンディアに見つかってしまい身動きがとれなくなる。
ナイロビは手を撃たれ、手術跡の傷口も開き満身創痍になる。
膠着状態が続くなか、教授はパレルモにトーキョーが拘束されている部屋を告げる。
ガンディアとの攻防の末、ドアから解放されたナイロビだったが・・。
エピソード5の感想はこちら
『ペーパー・ハウス』史上、最低最悪なエピソードだった(個人的に)。
前回エピからのフラグ祭りもひどかったけど、なんか色々腹が立って仕方ない。
フラグ立てすぎで、逆に死なないと思っちゃったよね。
フラグの使い方間違ってますよ!
ナイロビと違う人が死ぬんだなって、思ってました。
ナイロビが好きになってしまったボゴタさんとか。
ナイロビが犠牲になるというのも最悪だし、ベルリンの時は推しだったけど、なんとなくベルリンらしくて納得できる最期だったんで。
でもさー、今回は、さすがに助けられたんじゃない?
エピソード終わったあとの、気持ちは悲しさより怒りだったわ。
強盗団、無能すぎるだろ。
傭兵一人相手に何人いたと思ってんの。
しかも、武器あんなにたくさんあったのに、ナイロビを救うことを優先した結果、何もできずにああなっていたのかもしれない、でも、結局救えてないじゃん。
ナイロビが外に出てきた段階で、ガンディアを羽交い絞めにすればよかったと思うし、いくら傭兵でも、前後左右から攻めれば大丈夫だったと思う。
ナイロビ姐さんは、いつも自分より仲間を優先して、自分は一歩引いてチームを導いていたのに、仲間は勝手なことばっかりして、結局姐御を犠牲にした罪は大きい。
何も姐さんに恩返ししてねーじゃねーか!!
特にトーキョー、マジで許さない。
元々、好きなキャラではないし、悪い人じゃないからといって、あんな勝手を許していいのか。
そもそもトーキョーが島を出なければナイロビは切ない片思いだったかもしれないけれど、ヘルシンキの子どもを体外受精で産んだかもしれないじゃん!
あと、撃たれたとき、ナイロビ姐さん「外に出して!」って訴えてたよね?
それを、クーデターだかなんだかしんないけど、ナイロビ姐さんの肺を無理やり切り取った結果がこれかよっ。
あの時、手術を決行せずに引き渡していれば、次のシーズンで、プリズンをブレイクするナイロビ姐さんとそれをサポートする強盗団が観られたかもしれないのにっ!
今まで誰よりも頑張ってきたナイロビの最後の姿があんな張り付けなあげく、手術の傷口も開いて、頭を撃たれて終わりなんて、あんまりだよ・・。
書いてたら辛くて泣けてきた。
教授はパレルモにパニックルームの場所を伝えてたのは一体なんだったの?
パレルモは、ガンディアを逃がした責任取ってほしい。
なんか落ち込んでたけど、危険人物とわかってて逃がしたのパレルモだからな。
天才、パレルモ何もしてなかったし、ナイロビを悼む権利はない。
今まで生温かい目で見てたけど、ナイロビ姐さんが犠牲になった今はもう許さん。
教授がサンドバッグ打って脳を活性化させた結果がナイロビ姐さんの死なんてもう、なんなの? なんなの!?
『ペーパー・ハウス』も、他のドラマと同様の、ナイロビ姐さんが違う仕事が決まって降板させなきゃなんなくなった結果のこのストーリーだったとしても、全然納得できない。
たとえ、そうだったとしても、意識不明のままにしとけばすむ話じゃんか。
ラケルが無事で、ナイロビが犠牲になったのもなんか、無性に腹が立ってきた。
とにかく、人選ミスはなはだしい結果に全然納得いってません。
あと2話でシーズン4終わりだから、銀行強盗の話、解決せずに持ち越しですよね。
なんかなー、ベルリンの時と違って、ただ辛いむなしい死だったな・・。
無理やり蘇生させられたうえ、意識取り戻したばっかりでみんなの犠牲になるなんて。
空虚感すごいし、ドラマ自体に非常にガッカリしています。
とりあえず、シーズン最後までは観るけど、すごいテンション下がった。
みんなの失敗を突っ込みながら観るのが楽しいドラマだったのに、さすがに今回は楽しく突っ込む気になれませんでした。
めちゃくちゃ怒っています。
というわけで、それでは、また。
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※ボクシング映画を貼ろうとしてランボーを貼ろうとしたぐらいには知識がない。