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『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第4話【最後のスターク家】 感想 「ドラカリス!」の意味を考える。

ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第4話『最後のスターク家』感想

です。

 

 スターチャンネルEX★のエピソード一覧のキャプチャーで、シーズン4のトップ画面がデナーリスが激しくぶすくれた顔なことがずっと気になっていました。

 

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今回のエピソードでこのぶすくれ顔の理由がわかったわけですが、わたしが、エミリア・クラークの演じるデナーリス・ターガリエンを推してやまない理由がこのぶすくれ顔に集約されています。

感情を全て表に出す!

この顔を見ると一目瞭然ですが、彼女の演じるクイーンは欠点だらけです。

しかし、この人間くささが危うさを生み、観る者をハラハラさせてくれ、そして魅力にもなっていると思うのです。

 

そして、せっかくなのでここからは、今までのデナーリスの軌跡を強制的にざっくりと振り返ってもらいます。

 

シーズン当初は落ちぶれてしまったとはいえ、王家の息女というプライドを捨てられず、クソ兄貴ヴィセーリスの後にちょこちょこついて歩き、ドロゴと嫌々政略結婚した少女デナーリスでしたが、その後、鉄の玉座をターガリエンに奪い返す決意をし、与えられた場で周りに馴染む努力をして、最終的にはドロゴと心からの愛情を交わし、束の間の幸せな時を過ごし2人の間の子を妊娠。

王女として認められるため、馬の心臓を鷲づかみで食べるシーンには、吐き気とともに感動すら覚えました。

魔女の策略で(?)ドロゴと子を失いましたが、代わりに3つのドラゴンの卵を孵化させました。

そして、反発していたドスラクの民も取りこみ、王女”カリーシ”として認められるまでに成長。

強固な強い信念を持ち、頑固で感情の起伏が激しく周りを振り回しますが、そこはお嬢様育ち。

人を信じやすく情が深いところがあり、それが裏目に出て傷つくことも多かったです。

各地で権力に苦しむ民を救い軍を大きくし、大事な部下のピンチには自らドラゴンに乗って、登場したりすることもありましたが、玉座の野望のためには、側においていたセ〇レをあっさり殺す決断力を持ち併せてもいます。

そして、今回北部と同盟を組み、ナイトキングの戦いに参加していよいよ王都に攻め込む段階まで来たのが今回の最終章エピソード4です。

 

かなり、ざっくりとした説明にはなってしまいましたが、それぞれ思い描くデナーリスの成長ぶりや活躍シーンを、思い出して頂けたでしょうか?(笑)

ここまで、(気持ち的には)ずっとクイーン・デナーリスのお側に仕えてきたわたしとしては、かなり心配な展開となりましたが・・。

  

第3話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

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~あらすじ(ネタバレあり)~

シーズン8(最終章)第4話『The Last of the Starks』

 

ナイトキング率いるホワイトウォーカーとの戦いに終止符が打たれ、戦士者の弔いの儀式と酒宴が開かれる。

そんな中、デナーリスは、ロバート・バラシオンの落とし子であるジェンドリーに、バラシオンの城であるストーム・エンドの城主になるよう告げる。

ジェンドリーはアリアにプロポーズするが、自分は王女の器ではないと彼のプロポーズを断る。

そして、王都に向かうハウンドと一緒に合流して最後の目的を果たす旅に出る。

ウィンターフェルとの戦いで、スターク家及びドスラク軍の半分を失った両家。

サンサは兵士を少し休ませるように提案するが、デナーリスは王都にすぐにでも出立したいと意見が対立する。

ジョンとデナーリスはジョンの出自の事で意見が対立する。

ジョンはスターク家のみんなに自分がエイゴン・ターガリエンだと伝えたいと申し出るがデナーリスは、ここまで来た玉座争いにトラブルが起きるのを避けるため、口外しないように頼むが、サンサとアリアにブランからターガリエンの人間だと伝えてもらう。

グレイワーム率いる軍と共に船とドラゴンでジョン一行より先に王都に向かったデナーリスだったが、船上に居たグレイジョイのユーロンにドラゴンのレイガルが攻撃されてしまう。その後船も次々と攻撃され、海に投げ出されてしまった一行。

その後、ミッサンディがサーセイ側の捕虜になったことを知るデナーリス。

サーセイと和解交渉を試みるティリオンだったが、ティリオンの言葉はサーセイに届かず悲劇が起きてしまう。

 

 


 

あーーーーーーっっっ!!

 

あのフラグは、そっちかー、そっちだったかー!!(涙)

確かに、ミッサンデイのほうがデナーリスへの打撃も、視聴者への打撃も大きいもんな・・。

 

という、ラストで終わったエピソード4でしたが、個人的には(このシーンが観れただけで、最終章を観た価値があった)というシーンもあった回だったのに、ラストに全て持っていかれた。

 

ちょっと、ここは落ち着いて、まず、冒頭から振り返ってみましょう。

 

お葬式、ジョラーの額に泣きながらキスするデナーリス。

ジョラーの気持ちには応えられなかったけど、心からの感謝だった。

思わずうるっとしたけど、その後、ジョンがデナーリスと会っている時「彼は君のために死ねて本望だったと思う」って、お前が言うなっっ!!とブチギレ。

ジョラーのこと、たいして知らないくせにっっ(涙)ってジョラーを推していた人(わたしも含め)は思っただろうと思います。

ジョラーも、ジョンにだけは言われたくなかったセリフだっただろうと思うと悔しくてまた泣きたい気持ちに(笑)

その後、デナーリスがジョンに、彼女が、今まで頑張って築き上げてきたことを一瞬で根底から覆す事実を黙っていてほしいと懇願するも、その事実の重要性をわかっていないジョンが、速攻喋ってしまい、あっという間に広まってしまう・・。

 

ティリオンは「8人知ってる」って言ってたけど、何度数えても7人なので、ちょっと一人ずつ、数えてみますね。

ジョン、デナーリス、ブラン、サンサ、アリア、ティリオン、ヴァリス、で7人。

・・・・・・・思い出せ、思い出せ・・・・・。

あ! サムだわ(笑) 全然眼中になかった。

これで8人か。

 

ヴァリスなんて、もう速攻【デナーリス毒殺】企ててるじゃん!!

そういうやつじゃんか、ティリオン知ってたでしょう?

なんでヴァリスに喋ったの!? 先にデナーリスにジョンのこと知ってしまったこと言ってよ!! って、ティリオンは終始「デナーリスを信じる」って言ってくれてるのに、だんだんティリオンにも腹が立ってきていました(笑)

やっぱり、いくら頭がいいといっても、ティリオンも所詮ラニスターの息子「仕えるプロ」じゃないんだよね。

ティリオンが政治家二世なら、ヴァリスは入れ替わりの激しい大臣のベテラン官僚。

正直、ヴァリスは、トップが誰でも構わない人だし。

ここに来て、デナーリスの側にデナーリスを狙う人が現れると思ってなかったのでショックが大きかった。

今、デナーリスを命がけで守ってくれる人、グレイワームしかいないじゃん・・。

心細い。ジョラーの死が刺さる。

 

アリアとハウンドは、仲良く王都に向かってもちろん、サーセイとマウンテンを狙うと思うんだけど、マウンテンはともかく妊婦のサーセイをアリアはたぶん殺せない(と思う)このふたりの行く末もすごく気になる。

 

あと、すごい大事なことなんですが、ブライエニーがジェイミーと結ばれた時は、泣きそうになるぐらい嬉しかったんですよ。

このあと、どうせ、またサーセイのところに行くんだろうとは思うけど、ブライエニーの淡い恋心が伝わってよかったなって。

ブライエニー、今まで色々よく頑張ったなって思いました。

このシーンが観れただけでも、最終章観始めた甲斐があったと思ったのも束の間。

 

ジェイミー、展開早すぎるわー・・。

 

いくら、あと2話だからって、ブライエニーがかわいそうで切なかったよ。

ブライエニーに何回、「For Cersei.」って言うんだよー、その度にグサグサ来た。

っていうか、ブライエニー泣かすなバカ!

 

ジェイミーも、本当にサーセイのことを思うなら、のこのこウィンターフェルに来て、ブライエニーのピュアな心をもてあそぶんじゃなくて、サーセイを女王じゃなくてただの母になるように説得してくれ。

ティリオンの言うことは聞かなかったけど、ジェイミーのいうことなら聞くかもしれない・・いや、聞かないな(笑)

でも、それが、本当の「For Cersei.」だと思う。

今までは、愛の方向が間違ってた。サーセイを導くことが本当の償いだし、愛だよ。

ティリオンの言う通り、サーセイのことはずっと「子を心から愛する母」だとずっと思っていた。環境が許さなかっただけで、王家なんかじゃなく違う家に嫁いでいたら、幸せな母親になれたかもしれないと思う。

今回玉座に拘っているのも、今身ごもっている子のためだよね。きっと。

自分が玉座にしがみつきたいわけじゃないと思う。

 

でも、デナーリスもずっと自分を支えてくれて友であり侍女であった、ミッサンディを目の前で殺されてるし、子であるドラゴン殺されてるからね。

 

子を持つ母なことは同じだから。

 

デナーリスの子、ドラゴン三人。

最初に、ホワイトウォーカーにゾンビ化されたドラゴンは、次男のクソ兄貴だったヴィセーリスから名前を取ったヴィセーリオン、今回やられた黄色っぽいドラゴンは、長男のレイガー・ターガリエン(ジョンの父)から名前を取ったレイガル、そして最後デナーリスの所に残った赤っぽいドラゴンは、最愛の夫でドスラクの長であったドロゴから名前を取った、ドロゴン。

ミッサンディ、大好きだったからわたしもサーセイ許せないし、なんかしらの形で報復しないと気が済まないけど、このまま民を巻き込んだ戦争を王都で繰り広げるのは違う。それは違う。

めちゃくちゃ、怒ってるけど、デナーリス、我慢、我慢だ・・。

ミッサンデイは民を巻き込むこと望んでないよ。

わたしが今すぐ行って、命がけで説得したいぐらいの気持ち(本当)

頼む、このまま暴れて、ミッサンデイの死も、ジョラーの死も、そして、デナーリス本人も無駄死に方面に話を進ませるのだけはやめてほしい。

 

ミッサンデイが最期に言った言葉「ドラカリス」は、ドラゴンに「火を吹け」と命令する時の言葉です。

あの時、上から下を見ていて将来を誓ったグレイワームもデナーリスの隣にいることをミッサンディは確認していたと思うけど、発した言葉は「ドラカリス」だった。

色んな国の言葉を話せるミッサンデイが、何故あの言葉を言ったのか。

わたしは、デナーリスへのメッセージだと思ったけど、よくよく考えてみると、”カリーシ”(女王)に近い言葉なのかなー。

もしかしたら、”カリス””カリーシ”は対になっている言葉なのかもしれない。とか考えていました。

だとしたら、ドラゴンの王。

ターガリエンの最後の男子、ジョンになっちゃう!!

それはない、それはない・・(と思いたい)

デナーリスには伝わっていたみたいなので、どうか、ミッサンデイと一緒に望んでいた理想の七王国の未来を築いて欲しいと祈る気持ち。

 

ところで、今回のタイトル『最後のスターク家』ってどういう意味だったんですか?

最後のスターク家の集まりって意味だったのかな。

もう二度と、全員集合することはないって言う解釈?

ジョンは、ネッドの妹の子どもだから、サンサ、アリア、ブランの叔父ってことなんだけど、血縁にもかかわらず、「スタークじゃない、ターガリエンだ、と主張していたけど、スタークでもあり、ターガリエンでもあるんだから、そこはそんなによくない?」とか言っていたら、「めがねたまごは、デナーリスに気持ちが寄りすぎ、ジョンのことが嫌いすぎて目が曇っている」と言われたのですが(笑)

最後だし、こんな状況だし当然目も曇るでしょう!? 

 

というわけで、それではまた。 

 

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 欲しい(笑)

 

 シーズン7の感想一覧はこちら