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ブレイキング・バッド シーズン5 第11話『告白』 感想 ウォルターのジェシーへの愛情がずーっと伝わっていない件について。

ブレイキング・バッド シーズン5 第11話感想です。

 

11話観終わったので、最終話まで残り5話となりました。

シーズン5の第2部は8話をかけて壮大な最終回を描いているように感じます。

 

日本のドラマ(大河と朝ドラと相棒と科捜研あたりは除外)は、1クール3か月の間に8話から10話ぐらいで一つのドラマが終わるので、ずっと日本のドラマしか観ていなかったわたしにとっては『ドラマは急に展開が変わって急に終わるもの』という刷り込みがあるので、とても新鮮に感じながらシーズン5の第2部を視聴しています。

 

 

シーズン5第11話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

 シーズン5第11話は、ウォルター&スカイラー夫妻とハンク&マリー夫妻の夫婦対決です。前回は劣勢だったウォルター夫妻でしたが、衝撃の一手を繰り出してきました。

あとは、大金をばら撒いて警察に捕まったジェシーがハンクの尋問を受けることになった話のその後の展開です。

 

※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

ハンクとジェシーの対決がどうなるかと思いきや、ソウルの登場であっさり終結しました。ガスとマイクを失った今、わたしの最後の砦の好きなキャラであるソウル。

高いんだけどちょっと掠れている声と、常に文句は言っているけどカーッとならない安定した情緒と、おせっかいなところが好きです。

 

しかし、ハンクは本当に口がうまくてわたしはカーッとなりましたが(笑)

ジェシーの心揺れるツボを押さえて話していて、その内容がジェシーも常々思っていたことだろうし、あのちょっとの時間でウォルターへの不信感を煽るには充分だった。

彼の今の孤独は、わたしだったら耐えられない、生きていくのに危険レベルだと思っていました。ジェシーはハンクへの憎しみもあって、口を決して割らず頑張っていたけどソウルが早い段階で登場しなければ、ジェシーも心折れていたかもしれない。

話す相手がたとえハンクだったとしても縋ってしまっても仕方なかったと思う。

ソウルがドアをバーンと開けて入ってきて、テカテカのシャツを認識し矢継ぎ早にしゃべりながら、ジェシーを一人から救った瞬間は心底安心しました。

 

一方、ウォルター夫妻とハンク夫妻の夫婦対決の件です。

 

『家族問題は、一旦こじれると泥沼化』。

ここ、大事なのでみんなで復唱しましょう。 ハイッ!

 

「家族問題はぁー、一旦こじれるとぉー、泥沼化ぁー」。

 

まぁ、ここの親戚付き合いのこじれ方は理由が特殊すぎますが、些細なことで揉める親戚同士ってよくある話ですよね。

特に血のつながった兄弟姉妹はヤバい。

マリーの手のひらの返し方がリアルすぎます。ハンクの話を微塵も疑っていない。

あんなにベッタリした関係だったのに、瞬間で敵同士みたいな感じになっている。

家族だろうが、親戚だろうが、なんだろうが人間関係は距離感が大事だって大人ならみんなわかってるはずなんです。

でも、その距離感が測れないか、わかっていたとしても揉める。

ここの親戚付き合いは、ベッタリしすぎていたことが今回の結果を招いた、とわたしは思うんですが、アメリカでは姉妹夫婦が近居でベッタリは当たり前なんだろうか・・。

 

結局なんの料理のお店かわからなかった賑やかな店内でのやり取りを見ても、お互い歩み寄ろうという気が、おもしろいぐらいにない。

らちが明かないと判断したウォルターはスカイラーに撮影させたウォルターの独白映像を焼いたものを置いていって帰っていったわけですが、その内容が衝撃でした。

ウォルター、その手があったか! って度胆抜かれました。

証拠もない、DEAにもまだ話が漏れていなくハンクの独断で動いているだけ、と確信したウォルターが、ハンクを黒幕にしたほぼ本当の話を涙ながらに語り映像に残していました。

無言の「これ以上、自分たちに関わるとこれをばら撒くぞ」という脅しです。

これで、普通の生活に戻れると、普通の生活をしているウォルターたちですがこのままですむはずがないし、トッドからの電話メッセージも気になります。

 

ただし、早めにリハビリの治療費17万7000ドル(日本円にして2千万強)を、払ったのは俺だぞ」と自らの口からハンクに告げたのはさすが、ウォルターの狡猾さが出ていたと思います(笑)

とにかく、マリーを何も考えずに巻き込んだくせに「仕事に口を出すな」とか言って偉そうにしている内弁慶なハンクがとにかく嫌い(わたしも、いい加減しつこい笑)なので、それだけでもいくぶんスッキリしました。

 

で、今回のメインはウォルターとジェシーのすれ違う心問題ですよね。

荒野のど真ん中のソウルを交えての待ち合わせで、新しい人生を勧めるウォルターに対し、涙ながらに「やっかい払いしたいんだろっ! 早く殺せっ!」とワガママを言う子どものように訴えるジェシーに対し、(今だ、今しかないぞ! もじもじしてないで、早くジェシーをハグするんだ、ウォルターっっ!)祈るような気持ちで観ていたのですが、ウォルターが静かにジェシーに近づきしっかりハグした瞬間には思わず感極まって涙しました・・。

このあと、まさかあんな展開になると思ってなかったから・・。

わたし、実はブロックの件がウォルターの仕業だとジェシーにバレることも知ってたんですよね。。

でも、まさかこのタイミングだと思ってなかったです(涙)

 

よくよく考えると、まだ11話だし残り5話をジェシーなしというのは不自然なので、ここでお別れというのも変な感じだったのですが、ジェーンと話していた『アラスカ』を行き先に選んでいたことで本当に愛情深い子だな、ジェシーは・・と、アラスカに降り立ち、過去を振り切って新しい人生を歩むことを決意するジェシーを夢見てしまった。

 

ソウルが巻き込まれてジェシーに殴られたのはかわいそうだったけど、あの状態でもきちんとウォルターに連絡もして、何がそんなにソウルを突き動かすのか、わたしならほっとくわ・・っていう気持ちになってました。

激昂したジェシーがウォルターの家に銃を持って襲撃しに行ってそれに対抗しようと、銃を持ってジェシーを迎え撃つウォルターの2人がどうなるのか、あと5話しかないのに、2人がやりあうところは見たくないけど、仕方ない。

 

シーズン1からずっと観ていたから、今はどの程度に思っているかわからないけど、少なくとも物語中盤までは、ウォルターがジェシーのことを大事に思っていたことはもちろん知っています。でも、愛情表現の仕方は間違っていたと思います。

あれでは、ジェシーに伝わらなくてもしょうがない。

 

自分の息子は、がんがん甘やかし愛情いっぱいに育てすっかりパパっ子になってしまっているというのに・・。

ウォルター、やればできる子なのに!!(涙)

なぜ、ジェシーにだけはあんな不器用な接し方をしてしまったんだ・・。

考えてもしょうがないし答えは出ないんだけど、やっぱり、息子と生徒という違いだったのかなぁ。

あくまで、ジェシーの前では先生でありたかったし、先生としての自分を見てほしかったんだろうか。

 

ジェシーがずっと『Mr.White』っていう呼び名を変えなかったのが好きだったし、ウォルターがジェシージェシー!」と呼びかけるときの呼び方も好きでした。

書いてるうちにセンチメンタルな気持ちになってきた(笑)

 

2人の気持ちがすれ違ったまま最終話を迎えるのは切なすぎるし、むしろこれは二人きりでお互いに向き合う最後のチャンスかもしれないので、関係ない子どもを巻き込んだのはやっぱりウォルター許せなくて、その件もジェシーに心から謝罪するべきだし、腹を割って対決したらいいと思います。

 

次回エピソードの2人の演技のぶつかり合い、期待してます。

 

 

 

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