ブレイキング・バッド シーズン2 第8話の感想です。
この時をめちゃくちゃ楽しみにしていました。
スピン・オフにもなり、しかも人気を博している【ベター・コール・ソウル】の主人公がどんな人物なのか気になって仕方なかったのです。
想像とは全然違う人物でしたがやっと会えた喜びにふれています(笑)
なにしろ、事前情報を入れていなかったので、ソウルが敵なのか味方なのかどっちでもないのかもわからなかったので、気持ち的にスッキリもしてるし、面白いしで。
今日は、いつも無駄に長い前置きはこのぐらいにして、さっさと本編の感想に移りたいと思います。
シーズン2 第7の感想はこちら ↓ ↓
第8話は、ニューキャラ登場。そして、そのニューキャラの弁護士ソウルの独壇場エピソードです。それしかないし、それが全てです(笑)
※以下、ネタバレありの感想です。
転機、転機、『ブレイキング・バッド』の転機来た。
めちゃくちゃ良キャラ、ソウル・グッドマン(偽名)の登場。
もう、冒頭ジェシーの手下の売人が座ってる、趣味の悪い広告ベンチからして面白すぎてツボ。
しかも大人2人座ってるから、全貌が見えないのがまたもどかしい(笑)
そこ、ちょっとどいて欲しい。
という気にさせられて、売人と客のやり取りが入ってこないし、気もそぞろになってたら、手下もかなり警戒していたにも関わらず、やっぱり客ではなくDEAで、DEAのおとり捜査に引っかかった手下があれよあれよという間に捕まってしまった。
そして、DEAで流れるテレビにちらちら映り込むソウルの事務所のセンスないテレビCM。
日本でもよくあるけど、〇×クリニックとか、△△法律事務所とか、今までは縁がなかったけど、いざという時はダサくてもインパクトのあるCMの方が思い出す率が高く、効果的なのかもしれないと思ってしまった。
法律事務所の宣伝なのに胡散臭さ丸出しなのはどうかと思いましたが、日本の上記のCMもあそこまで品がないわけじゃないけど、胡散臭いのには変わりはないですから(笑) 特に法律事務所のCMは、騙されそうな気になって頼みたい気持ちに何故かならないです。
というわけで、ウォルターとジェシーの弁護士との関わりときっかけがどういうものなのか全く想像もついてなかったけど、いざ、観てみると割とオーソドックスというか「そりゃそうだろうな、そのうちこうなるよな」っていう展開でしたが、そこからがすごく面白かったです。
わたし、ドラマの主人公になるような弁護士だし、ソウルを勝手に『スマートでかっこいい人』をイメージしてたんですが、いい意味で裏切ってくれて嬉しい。
ウォルターとジェシーも頑張ってるけど、2人で素人犯罪の手を広げてこれ以上やるのはいろんな問題でそろそろ限界だと思っていたんですよね。
特に気になっていたのは、下記の三点ですが、
・2人とも、根っからの犯罪者じゃないので、いざという時の機動力と覚悟に欠ける。
・トラブルがあった時のうまい対処方法を知らない。
・ウォルターの変装が雑すぎて、あの小さな町ではいつハイゼンベルクの正体がバレても不思議ではない。
いちばん心配してたのは、三番目の問題ですよね。
あの雑な変装で色んなところに出向き、小さな博物館で売人と会い(監視カメラあると思う)、ジェシーの家に行き彼の父親を名乗り、しまいには弁護士のところに行って、捕まった者の叔父を名乗る。
いくら水面下で動いているとはいえ、DEAにだって狙われてるわけだし、誰かいいアドバイザー的な人が早急に必要だと思っていました。
ちょっと話が逸れますが、DEAといえばハンク。
前回の爆発事件のレビューで予想していたのとは真逆の結果になりました(笑)
せっかく出世したのに一瞬でアルバカーキに戻されましたね。
しかも、トゥコの件に加え、爆発事故ですごく落ち込んでいて、ウォルターに慰められるという。
ハンクの落ち込みの原因の一端を担っているウォルターがハンクを一生懸命慰める場面にはかなりのシュールさを感じましたが、ハンクにとってはウォルターの言葉が心に響いて、気がまぎれたようだし、古巣に帰ってみんなにも歓迎されているし、また元気に働いているので、今後ウォルターと直接対決しなきゃいけないのが気になるけど、まぁ今のところはよかったのではないでしょうか。
今回のエピソードでは、ハンクをウォルターがうまく煙に巻いたけど、今後どうなるのか(笑)
なにはともあれ、ハンクには、国境任務は荷が重すぎたから、これからどんどん病んでいく姿を見るよりは、アルバカーキでそこまで悪どいわけではないジャンキーを日々捕まえる生活のほうがマシだと思いました。
また家族の集まりの際に無神経な発言とかあってイライラさせられることもありそうだし、結果丸く収まってはいないけどいまのところは最善の結果な気がします(笑)
話を戻して、ソウル・グッドマンとのやり取りの件ですが。
ジェシーとウォルターがまた雑な素人犯罪でソウルを拉致し、「DEAにこちらの正体がバレないように仕向けろ」と脅しに行くものの、ソウルのほうが上手で2人とも即顔バレさせちゃったり、ソウルがウォルターに探偵を付けて尾行させて、正体を暴いて学校に現れたりとかは声出して笑いました。
ウォルターがテストの採点中に学校にソウルが現れて驚くウォルターの演技、最高だった。
なにしろ、わたしの貧困な予想での新メンバーはそれこそウォルターの命を狙っている麻薬カルテルのボスにひょんなことから可愛がられて手を組むとかを想像してたんですけど、想像のななめ上どころか全くの圏外でした。
犯罪に詳しく犯罪者にコネもある、守銭奴の弁護士なんて、犯罪初心者のウォルターとジェシーが一緒に仕事するには最高のメンバーですよね。
人数多いほうが、何かとスカイラーにアリバイを作るにも便利だし。
でも、せっかく一生懸命薬を作ってさばいて稼いだお金をソウルに上前はねられちゃうから、余命とお金との兼ね合いでウォルターどうなるかなー。
わたしは、ソウルみたいな合理主義な守銭奴すごい好きです(笑)
頭の回転もいいし、行動力もある。ウォルターがちょっと頼りないので安心感もある。
自分が善人じゃないので正論を振りかざす善人はだいたい嫌いですが、ソウルに関しては案件をものすごい抱えていることと、ソウルの事務所が明らかに家賃の安い変な場所にあるうえ狭く薄暗い事務所の待合室がどう見てもお金持ちじゃない人々でカオス化していたことを考えると、取れる人からはがっつりお金を取り、本当に困っている貧乏人からはお金を取らないか、長期で返すように言う(実質タダ仕事)してるんじゃないかと思ったりもしてるんですけど、どうなんでしょう。
でも、そんなありがちな展開もつまんないので、単なる守銭奴でも全然いいです(笑)
最後に今回、ソウルに全部持っていかれ影の薄かった女性陣ですが、ジェシーの彼女は父親が何かの大物か、もしかしたら警察かなとも思ってきて今後ジェシーとの付き合いで揉めそうな気がすごいしてきたし、スカイラーの土曜出勤は本当に出勤なのかどうか怪しい。お腹が大きいから着れるものに制限があるから仕方ないにしても、あのドレスは本当に土曜出勤に必要なのか(笑)
何しろ、ニューキャラの登場で俄然面白くなったブレイキング・バッド。
シーズン2も後半に入ってきていますし、ソウルの活躍にも期待しています。
それでは、またー。
第9話の感想はこちら ↓ ↓
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