たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

ブレイキング・バッド シーズン2 第3話『脱出の代償』 感想 Naked in a super market.

ブレイキング・バッド シーズン2 第3話の感想です。

 

シーズン1の第1話で、ほぼ治療不可の肺がんを告知され余命を告げられた50代の高校教師ウォルターが、化学の知識を生かし家族に遺産を残す計画を立てるというストーリーで始まった『ブレイキング・バッド』というドラマ。

かっこよく裏社会に飛び込み、家族にはあくまで普通のいつものパパを装ったまま、裏社会でバリバリ薬を売り稼ぎ、裏社会で一目置かれる存在に主人公がなるドラマを想像していたのに、ここまで来ても全然そんな展開にならない。思ってたのと全然違う。

ウォルター、今のところ死にそうにもないけど、お金も全然貯まらない!

今のところ、毎回わちゃわちゃしているだけに留まっている(笑)

 

 

シーズン2 第2の感想はこちら ↓ ↓

 

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 


 シーズン2第3話は、前話でトゥコのところにハンクが押し入ってきて銃撃戦を繰り広げ、トゥコを仕留めたハンクを見ていたウォルターとジェシーがその場を逃走して、どうその場を収めるのか、トゥコと一緒にいたという事実を隠すのかというエピソードでしたが、ウォルターお見事(笑)

 

※以下、ネタバレありの感想です。

 

まず、今回のエピソード、すごく面白かったです。

 

体調の悪いウォルターと、根はいい子だけどちょっと頼りないジェシーがメキシコ(?)の荒野で2人どのような逃げ切り方をするのか興味津々でしたが、冒頭すぐにまさかの別行動。

えー、ウォルター(とジェシー)大丈夫か!? と思っていたら、コンビニのようなお店で、ウォルターの靴、シャツ、ズボンが点々と落ちていて、画面向こうに見える白いお尻。

ウォルターの決死の作戦、『Naked in a super market.』だったわけだけど、今思うとかなりの精神錯乱状態を現したかったのかもしれないとは思いましたが、記憶喪失のフリをするのであれば、全裸になる必要ありましたか?(笑)

別に道端で倒れていればすむ話だったのではないかと思うのですが・・。

とりあえず、病院に収容されたウォルターが家族と無事再会し、ウォルターは行方不明だった二日間の記憶が全くないとシラを切りとおす作戦を決行。

ちょっと考えればわかることだったと思うけど、そうかー、この作戦があったかーと腑に落ちました。病気なこともこう言っちゃうと身もふたもないけど、利用したというか。なんとなく、あんな状態の人だったら強く言えないところあるもんね。

でも、スカイラーがマリーに電話でウォルターが見つかった報告した時、「Naked in a super market」ってマリーが何回も言っていたのは・・(笑)

日本語で言わなくてもいいけど、一応ニュアンス的にというか、個人的になんとなく言っておきたいので言っておきますが、

 

「スーパーで全裸だよ!?」

「繰り返すけど、スーパーで全裸!!」

 

ってマリーが言っているように聞こえました。

まぁ、確かに尋常じゃない感じは伝わってくるけど、そんな何回も言わなくてもわかるわ。ってことで、わたし的なシーズン2の第3話の印象深いシーンは、この話し合いでした(笑)

 

そして、トゥコを一人で撃退したハンクが署内で英雄扱い。

この警察のハンクのチームが、いちいちアットホームな雰囲気なのがものすごい気になってるんですけども。

センスのない手作りケーキとか、記念品とかいる?(笑)

だけど、このハンクが侮れなくてトゥコの捜査の単独行動を責められていたけど、ジェシーとウォルターが繋がっていると踏んでトゥコのところに行ったと思うから、どこまでウォルターのこと疑っているのかわからなくてうすら怖い。

学校の備品だってウォルターなら簡単に盗めるのはわかっているし、化学の知識があり、優秀な化学者であることもわかっている。ジェシーの家まで捜査に行っているし、ジェシーの車のことも言っていたし、ハンクはウォルターのことかなり疑っているのではないかと踏んでます。

普通にお見舞いに行って、親戚のおじさんって感じにしてたけどハンクにバレるのも時間の問題ではなかろうか。ドラム缶の映像も繰り返し見ていたし。

バレるのはわたしの中で確定なんだけど、問題はバレたあと、ハンクがどう動くか。敵か味方か。はたまた、別の何かか(笑)

 

一方、ウォルターと別行動を取ったジェシージェシーで頑張った。

一人で家に帰りつき、地下室で作っていた薬作成の道具を友人とキャンピングカーに押し込んで、そのキャンピングカーごとどこかにレッカーさせて証拠隠滅。

アリバイ作りの協力を懇意にしている娼婦(だと思ってるけど付き合ってるの?)に頼んだけど、この娼婦が賢くて口も固く、ジェシーは手を合わせて誠心誠意感謝しなければならない。

ハンクがウォルタージュニアを連れてジャンキーの住む地域に連れて行き、たまたまその場に居た彼女がハンクに小馬鹿にされたのを覚えていたので、それでハンクが反撃されて難を逃れた。自分がいくら警官とはいえ、いや、警官だからこそかな職業差別はいけないといういい見本でしたね。

あと、調子乗りすぎ注意。

このジェシーの捜査の件で一個すごい不思議だったのはトゥコが【叔父貴】と称していた身内の人、なんでジェシーを庇ったんだろう。

すごいシュールな映像だったけど、あのチーンっていう音が鳴るたびにドキドキした(笑)

叔父貴が警察が死ぬほど嫌いとか色々考えたんだけど、最終的にトゥコをやったのはハンクだったからか、それとも、あの2人が犯罪者としてまだ半人前すぎたから、かわいそうだと思ったからかな(笑)

実際の本当のところがわからないのがもどかしい。 

 

ジェシーの件で一番かわいそうだったのは、

あー・・・・・、あのお金・・・・・。

っていうシーンでした。

自分のお金じゃないって必死で訴えるの、身を切られる思いだったろうと思うと不憫で、不憫で。

こっちはけっこう大変な思いをして、あのお金を作っているのを見ているし、それを目の前で警察に全て取られる屈辱。

なにしろ、ジェシーは、完璧ではないかもしれないけど、とにかくの応急処置よく頑張った(笑)

かなり危ない橋だったけど、なんとか渡り切ったと思う。

ウォルター、少しは褒めてやってくれ!

(たぶん褒めないだろうけど、褒めてやってほしい(笑))

 

ウォルターは、自分の病気を利用して精神科医の心情に訴えることにも成功し、家にも帰れたし、ジェシーと連絡を取り合って、薬作成を再開させることも告げていました。

精神科医に訴えたことは、もちろん退院したいという思いからの発言だったとは思うけど、全部が全部ウソではなかっただろうなー。

自分がウォルターだったら、全てから逃げたいと思うのは普通だし、嘘の感情じゃなかったから、精神科医の心にも響いたんだと思うし。

家族は支えであるけれども、反面重荷でもあるというのは非常によくわかる。自由になりたいというウォルターの言葉は、受け手にとっては微妙だけれども、当事者の気持ちになってみればすごくよくわかる難しい問題。

これからのホワイト家の行く末もどうなっていくのか見守っていきたいと思います。

 

それでは、またー。

 

 

第4話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 

 

 

<スポンサーリンク>