マーベルシネマティックユニバース(MCU)最新作『ブラックパンサー』。
(※画像は公式サイトにリンクしています)
正直、初めてのキャラでよく知らないし、ブラックパンサー自体『シビル・ウォー』での印象もあまりよくなかったし、でも『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』につながるから観ないわけにはいかないと、ぐずぐず思っていた程度だったんですが、印象ががらりと変わったのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』視聴時に劇場予告を観た時で、とにかく映像がすっごくかっこよかった! これは楽しみ、絶対観る!と180度気持ちが変わった瞬間でした(笑)。わたしがその予告を観たのは、ソーの最新作をIMAX3Dで観てた時だったので、最低でも3Dでは観たかったんですが、家の近所で3Dをやってるところが全くなく(1か所あったけど吹替え)、
遠征してIMAX3Dで観ることになったんですが、これが大正解でした。
IMAXは観る前は(価格が)高いっていつも思うけど、観たあとは絶対後悔しないんですよね(笑)
↓ ↓ ここからブラックパンサー本編とは関係ない愚痴 ↓ ↓
ちょっと、本編の感想に入る前に一言どうしても言いたいことがあって、蛇足なんで読み飛ばしてもらってけっこうなんですが、この憤りをどうしても吐出したい。
もちろん、本編の前に来月公開の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の予告をやるわけじゃないですか。マーベルだし。
今まで観た中で、一番長い予告だったんですね。
しかもIMAXの巨大スクリーンですよ!
驚きの連続で、わたしすごいテンション上がって一瞬たりとも見逃したくないと思って瞬きも惜しむぐらい、すっごい夢中だったんですよ。
(えー!? あれが出るの!?)とか、(あれがあんなことに!?)とか。
普段低血圧のわたしの血圧もガーッと上がる中、スクリーン前を屈みもせず堂々とゆっくり通過するめがねのおじさん。。
思わず、「ちょっとっ!(怒)」って声出ましたよね。
一瞬本当に画面見えなかったし。
もしこれを読んで思い当たるふしがある人、すっごく反省してほしい!(怒)そして二度とやらないで欲しい。
こっちの、映画視聴は予告から始まってる。本編始まってないし、まだ予告だからいいと思って、うろちょろする人けっこういるけど、照明が落ちて劇場内が暗くなってからはあまりスクリーン前を歩いたり、座席探しをしないで欲しいです。
わたしは、予告で次観る映画をけっこう決めたりするし、予告で宣伝と印象違ってるものもけっこうあるので、真剣に観てます。
予告の間は、最悪ちょっとしゃべったり、ガサガサ何かやるぐらいはいいです。
ただし、予告の間は、CMだから何してもいいと思ってる人には、
予告を楽しみにしている人もいますっ!
ってことを声を大にして言いたいです。
ついでに言わせてもらうと、『グレイテスト・ショーマン』を観に行った時はもっと最悪で、本編始まってすぐ、ヒュー・ジャックマンがバンっ!と出て第一声歌い始めた瞬間に、わたしの座席のすぐ後ろで、けっこう大きい声で喋りながら席探しをして移動する家族が居て、「ここ違う? こっちじゃないんじゃない?」とかやってるんですよ!
本編が勢いよく始まった瞬間に気持ちが台無しになったことも報告しておきます。
頼む、ちゃんと時間が決まってるんだから、時間通り行動してくれっ!
みんな、劇場では、他人に少しは気を使ってください!!
たかが、映画ごときと思うかもしれませんが、少なくともわたしにとっては、劇場で映画を観るのは人生の特別な時間なんです。
↑ ↑ 愚痴ここまで ↑ ↑
というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、『ブラックパンサー』本編自体は素晴らしい映画でした。
今までに『マーベル一個も観たことないっ』って人でも大丈夫な映画です。
何しろ今までのMCUキャラ出てこないから。
MCUファンが、スタン・リー御大のカメオ出演が今回はどこ!?って探す程度です(笑)
ストーリーのシンプルさに加えて、IMAXで観たせいかもしれないけどとにかく美しい映像美、マーベルファンにも応えられるアクションと音楽、そして、それぞれのキャラクターのよさ。
観る前に全然事前情報入れてなかったせいもあるんですが、思ってた話と全然違いました(笑)
え、ワカンダ、そういう国?(驚)っていい意味で。
あと、今回の『ブラックパンサー』を観るにあたり、わたし『日本人でよかったな』ってすごく思いました。
現在トランプ政権下のアメリカであっても、興収はすごくいいみたいですが、それでもアンチはゼロではないでしょう。
マーベルは、今まで多様性のあり方や共生をことあるごとに訴えてきた作品が多かったですが、他国のことながら、(マーベル思い切ったな)とは思ってました。
そういった意味でも、世界の東の外れの島国であり、そこそこ豊かな国で生まれ育ったアジア人のわたしにはものすごくフラットな気持ちで映画に臨むことができたし、純粋に楽しめたと思います。
なんかしらの当事者が観たら、ここは違う、あそこは違う、ここはこういうことじゃない、間違ってる! みたいなことがもしかしたらあるのかもしれませんが、わたしは無知だし、色んな異文化も好奇心でさらっと受け止めることができたので全体的に、とにかくすごい楽しかったなー。
ただし、そこは映画で悲しい出来事がなかったわけではなく、そういうこともあるよねっていう内容もあったけれども。
ストーリーとしても、今までのマーベル作品のアイアンマンとか、スパイダーマンとか、キャプテン・アメリカのようなヒーローそのもの重視の作品構成ではなく、ブラックパンサー(国王)を取り巻く人々が新米陛下の成長をを支えつつ、みんなで国(ワカンダ)をよくしようと頑張る話なんですよ。
日本でいえば、大河ドラマの主役がブラックパンサーみたいな感じかな。
大河ドラマの主役も最初はダメだけど、挫折を経ながら徐々に成長する話が多いじゃないですか(笑)
脇役では、『ウォーキング・デッド』では最近影の薄いミショーンは、『ブラックパンサー』ではめちゃくちゃいい役でした。
ウォーキング・デッドの最近のミショーンに不満を抱えている人も観たほうがいいと思います(笑)
陛下の恋人も可愛いし、妹も可愛かったです。
こちらの作品は、女性が大活躍している映画であったことも付け加えておきたいです。
そして、白人のロスはマーベルっぽいキャラで好きでした。
コメディ要素は少なめですが、真面目で美しく上品で優しい映画でした。
何しろ主役のブラックパンサーは、国王になるべく帝王学を受けた陛下だからね。育ちがいいんですよ(笑)
マーベル一回も観たことないけど、観てみたいっていう人に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の次に『ブラックパンサー』を勧めます。
『ブラックパンサー』もよかったけど、ガーディアンズの件はどうしても譲れない(笑)
MCU入門編に『ブラックパンサー』いかがでしょうか?
あ、最後になりますが、MCUファンの方はエンドロールの最後まで絶対席を立たないと思いますが、意外な人が出てきました。
それでは、また。
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