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【Netflix】CALI K9:どんな犬でもしつけます 感想 基本的には飼い主をしつけ教室にぶち込め!!(怒)っていうやつ。

 Netflixの新作リアリティーショーです。
『CALI K9:どんな犬でもしつけます』
 
無類の犬好きだからスルッと全部、イライラしながら観てしまった(笑)
そして、今回の記事は犬への重い愛がつづられているので、若干(?)口調が厳しくなっております。
 
あらかじめご了承ください。
 
 
ちなみに、K9とは、英語のCanine、犬のような、イヌ科のなどを表す形容詞で、当て字でK9と書くようになったようです。
飼い犬をしつけたり、アジリティーを教えたりするところや、働く犬の警察犬などを訓練する場所などを現わしたり、シンプルに警察犬をK9と呼称することもあるらしい(詳しくは知らない)
 
CALIは単純にCaliforniaの略で、日本語(?)で表現すると『カリフォルニア ドッグスクール』みたいな感じ。
『カリフォルニア ドッグスクール』と【CALI K9】ではずいぶんイメージ変わるけども(笑)
 
こちらはCALI K9の公式サイトです。
 ※トップ画面がGIF?で酔うので注意。わたしは持病のめまいが勃発。
 
このリアリティーショーについて色々突っ込みどころはたくさんありますが、ドッグトレーナーのジャスが本当に素晴らしいことと、犬が可愛いところ以外は、ほぼ飼い主に腹が立つだけのリアリティーショーでした、わたしは。
 
このジャスは動物のとトレーニングに本当に心血を注いでいて、公式サイトを見たところ、犬のほかに馬のトレーニングもやっているらしい。
彼はカリフォルニア生まれ、カリフォルニア育ちで、彼の出自や人生にそこまでこちらの作品では、深く突っ込むことはなかったですが、かなり苦労してきたことがさらっとした物言いでもわかる。
 
彼がムスリムなこと、白人ではないこと、有名人の顧客も有色人種だったこと、そして過去に荒れた生活をしてきたであろう人をジャスがスタッフに迎え入れていること。
そういう人物だからこそNetflixで取り上げられたのかもしれないですが、成功の秘訣はたゆまぬ努力と情熱しかなかったのではないか、と久々に心から思えた人です。
大型犬や警察犬を相手にするんだから、筋トレは欠かせないし、すごく勉強したんだろうなと思った。
わたしは性格が悪いので、だいたいの成功者に対しては、運も環境もあったよねって思うタイプなのですが、愛犬家から見ても、ジャスの犬に対する態度に本当に文句が一つもなかった。
そして、それは彼を前にした犬の態度から見ても、明らかでした。
 
「あ、これはちゃんとしてないとヤベーことになるやつ」
っていう犬の目つきの変わりようがすごかったので。
 
ちなみに、ジャスのところドッグスクールの料金表を見たら、オンライン講習10回で5万程度とそこまでではなかった。
もちろんプライベートレッスンは高いけど、そういう料金設定からしても、犬を持て余して手放す人を減らしたいという思いを感じました。
アパレルグッズは割と良心的な価格設定。
 
そして、番組内で使っていた例の箱とかも売ってた(笑)
 
下記は公式サイトから引用したジャスの言葉です。
 
"THERE ARE NO BAD DOGS...JUST UNINFORMED OWNERS."
JAS LEVERETTE

 
「悪い犬はいない、ただ無知な飼い主がいるだけ」
 
 
というわけで、こちらのリアリティーショーは、不勉強な飼い主の見本がたくさん見られるということで、これから犬を飼いたい人、そして現在犬を飼っている人にも非常に参考になる、ある意味教材のような作品でした。
 
人も含めた地球上に存在している生物の中で犬が一番好き、むしろ犬以外はそんなに好きではないわたしが、ざっくばらんにこちらのリアリティーショーのこと(?)を語っていきたいと思います。
 
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一言でいうと、カルチャーショックでした。

 

もっと、アメリカは犬を飼うのにハードルが高かったり、犬を飼うことに対してそこまでカジュアルなものではなく、飼い主には厳しいルール徹底がなされていると思っていたし、そういう準備のない人は犬を飼う資格がないと糾弾されると思っていたからです。

動物愛護団体も日本よりはるかに力をもっていそうだし。

 

わたしは、切実に犬と暮らしたいという希望を持っていますが、現在犬を飼える環境ではないことから、すごくすごくすごく、我慢しています。

犬と暮らせる環境と経済力があれば、少なくとも生きている間に1頭は幸せにしてあげられる自信があります。

何にも自信がないわたしだけど、犬だけは、絶対。

 

それなのに、それなのに!!!

 

なんなんだ? この飼い主たちは。

 

犬を飼えるという幸せを享受しておきながら、全然犬を大事にしてない。

 

というと、語弊があるかもしれないけど、犬を理解しようとする努力が足りない。

というか、自己愛が強すぎる。

 

犬がやんちゃなのは、わたしが悪いんじゃない的な感じすごかったよねー。

 

人んちの車によじ登るとかありえる?

びっくりしたわー。

 

確かに、性格的にやんちゃな犬もいるよ? でも、初心者なら最低限勉強してよ。

と思ったけど、多頭飼いしている人もいたんだった。

犬と暮らすということを夢物語かなんかだと思っている人たちばかりで、正直引いた。

 それでも、ep1の飼い主はすごく飼い犬を愛していたけど、いかんせん優しすぎてねー。

 

このエピソードだけは、温和すぎるオーナーと、辛い過去のある犬だったから、わんこの警戒心が強すぎて、ちょっとどうにもならない状態だったから、ジャスに訓練してもらってよかったねーって感じだったけど。

 

うちの犬が手に負えなくてこのままだと手放すしかない・・・。

 

と訴えるほかのエピソードの飼い主たちのところの犬たちは、わたしから見ると、みんな割と普通の犬だった。

だいたいのわんこは、そこまできちんと訓練してなければ、個体差にもよるけどあのぐらいの感じじゃないか? 的な。

 

今思うと、最後まで観なかったけど、犬を連れて世界を回りながらゲームをして、1位を競うアマゾンオリジナルのバチェラー風味のある犬リアリティーショーの犬と飼い主たちはさすがだったな。

最終的には飼い主が走り回ってばっかりで犬が置き去り状態になっていたから、犬のしつけはきちっとしていて、飼い主も割と扱いがしっかりしていたから、最後までは見なかったけど、あれが海外スタンダードだとすっかり思い込んでいた。

 

よかったら見比べてみてください。

 

 

 

CALI K9に出演していた犬は、たくさん撮影された 中から厳選されてエピソードが選ばれたと思いますが、それでもたくさん出てきたアメリカで人気のあるピットブルという種類ですか?

ブルというからにはブルドックの仲間なんですよね。

 

ja.wikipedia.org

 
ブルドッグと、テリアの仲間。
ほー。
 
ブルとテリア・・・。
 
犬が好きな方は、もうこれを聞いただけで「初心者が手を出しちゃあかんやつ」って秒でわかるぐらいの感じですよね。
テリアは初心者にはしつけがしにくいって言われているし、ブルは嚙む力が強い犬種。
さらに大型犬となったら、相当な覚悟が必要。
 
そもそも、攻撃性が高く、事故が多いから飼育を禁止されている国、地域がたくさんあるじゃん。
 
日本でもケージ飼い必須。
 
これを見たネトフリ民が、ジャスが簡単にしつけているのを見て、自分も行けると思って手を出さないか心配すぎる。
しつけの入りにくい頑固な犬も存在してるし、トレーナーの前ではシュッとしていても、飼い主の前ではいうこときかない犬もたくさんいるし。
 って、イライラしてました(笑)
 
 
ここで、一つ落ち着いて昔話をしますね。
 
うちで昔飼っていた犬は、柴犬よりちょっと大きいぐらいの中型犬と大型犬の間ぐらいの犬で、ミックスのオス犬でした。
母犬は、真っ白な日本犬だったのに、茶色の長毛で、顔はシェパードみたいな顔でした。
首都圏では住宅事情から、小型犬を飼っている人が多いと思いますし、散歩中に人とすれ違う機会も多いですが、北海道は住環境などから大きめの犬を飼う人も多かったです。
しかし、それでも犬嫌いの人にとって大きめの犬は恐怖でしかないし、ちょっとじゃれついただけで、けがさせてしまう危険性もあるので、もちろん気は使ってました。
顔も怖いし、毛もふさふさしてるし、若干大きいし。 
 
硬派な犬で、フリスビーやボールに全く興味を示さず、一緒に遊んだり、とってこいとかは全くやりませんでしたが、基本的には飼い主に忠実なタイプで、散歩と、車に乗るのがとにかく大好き。
噛みはしませんが、人なつっこくもなかったです。
飼い主がフレンドリーにしている相手であれば、撫でろと要求するぐらいかな。
 
散歩は土日は1日五回、入れ替わり立ち替わり行くぐらい溺愛されていました。
車も、犬が要求すれば、仕方ないわねぇ~的な感じで、乗せてあげていた。
 
しかし、まだやんちゃだった2歳ぐらいの頃、事件が。
父が散歩に連れて行っているときに、目を離し逃亡して帰ってこなくなりました。
家族総出で方々探しましたが、何時間も見つからず、絶望。
そして、半日ぐらいして放浪にも飽きたのか、おなかがすいたのか、ひょっこり家の近くにいました。
 
父、激怒。
 
何か粗相があってから、2秒で叱らなきゃ意味がないとよく言われますが、うちの犬は逃走したことで、かーなーり締められました。
焦っていた父は、見つかった安心感の反動もあったからなのか、家族が止めに入るのをためらうレベルで虐待レベルの叱責。
基本的には父には逆らわなくなりましたが、甘いところもあったので、いざという時はわたしがキレ散らかしていた。
 
しかし、その逃亡事件の後は、空き地で放しても(北海道なので無人空き地はたくさんあった)、散歩主の視界にいるか、呼ぶとすぐ視界に入ってくるところまでは来るように。
リードをしている状態では、そばを離れないか、走りだそうとしてもリードを踏める位置にいるようになりました。
 
ピューッといなくなることは、あれ以来二度となくなったわけですが。
噛まない犬だったことが不幸中の幸い。
逃亡したときは焦ったわ・・・。
通報されて連れていかれるかもしれないし、だれかをけがさせてたら殺処分だったかもしんないじゃん。
犬と暮らすということは、人間社会のルールを徹底的に覚えてもらう必要があり、群れの一員ではあるけど、自分がリーダーではけしてないと自覚させるのは必須事項です。
 
特に大型犬の飼い主は、じゃれつく、あまがみするというレベルで他人や他犬にケガを負わせてしまう可能性があるので、しっかりとしつけなくてはいけません。
ほかの犬を殺すって言ってたよね、人間も死ぬよ。
 
特に犬も子どものときは噛みたいし、最初は遊びでも興奮して力が強くなるということはよくあることだし。
あとね、大型犬の子犬、思ってるより大きいし力ある。
犬が噛むとおびえていた飼い主がいたけど、甘噛みだったんじゃないの? とは思いました。
 
何が言いたいかというと、当たり前ですが、犬は人間じゃないってことです。
こっちが黙っていれば、当たり前に犬らしくふるまうよ。
 
 
わたしの知人の大型犬の飼い主は、犬が野生スイッチ少しでも入ると、力では抑えられないからコンマ単位のスピードで蹴ります。
リード持っていてもダッシュきめられたら肩がはずれるので力では無理なんです。
自分と他人と犬を守るためです。
加害した犬は人間社会では生きていけない。
 
犬なりの特性があるし、人語も通じないから、群れで生活する犬の生きやすい環境を整えてあげて、命を守ることが可愛いを享受する飼い主の義務だと思います。
 
ジャスはそのことをよくわかっていて、それだけで泣きそうではあった。
 
 最近、コロナ禍でテレワークとかになって自粛もしてるし、在宅の時間増えたからペットを飼う人が増えているけど、こんなはずじゃなかった、予想より大きくなったって手放す人が多いって話が漏れぎこえてくるけど、控えめに言って、自分が〇んでほしい。
 
全人類、犬の初心者は犬を飼う前に教習所みたいなところに通って、いろいろ学んでから飼ってほしいと、この作品を見て改めて思いました。
 
もっと、もっとどぎつく、飼い主が悪いからこうなるっていうリアリティーショーにしてほしかったです。
 
犬はリアリティーショー観ないので。
 
 
最後、大事なことなので、この言葉をもう一度。
 
 
"THERE ARE NO BAD DOGS...JUST UNINFORMED OWNERS."
 
 「悪い犬はいない、ただ無知な飼い主がいるだけ」
 
 
全世界の犬が、幸せに日々を送れるように祈ります。
 
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