前回コロナ関係の記事を書いたのが4/13と約10日前。
・・と前回の出だしと同じ記事で始まった今回の記事です。
10日経ってどうなったか・・。
どうにもなってねーっっ!!
いや、無事に生きて働いてはいる。
どうにもなってないことが最良なのかもしれない。
仕事しているのと生活必需品の買い物以外は、不要不急の外出は控えている。
今のところ、味覚・嗅覚も問題ない。
しかし、ここに来て取引先でもイラつく人が増えてきているのは肌で実感している。
客、そして女であれば恫喝してもいいと思っているおっさんのターゲットになったりして、こちらの心身も10日前でいっぱいいっぱいだったのに、さらに上がまだあったことに驚愕しているぐらいだ。
メンタル面でいえばさらに悪化の一途をたどりつつあったので、最悪の結果を招く前に何年も通っているかかりつけのメンタルクリニックに行ってきた。
内科では診断のつかなかった身体不良の薬をもらうため、ずっと通っているクリニックだ。
予約日の前日に電話したところ、メンタルクリニックという特殊性もあり診察なしで薬をもらうのは不可能だった。
そりゃそうか・・。
予約当日、時間通りに行くと、メンタルクリニックでありながら、ソーシャルディスタンスを守るためにプライバシーが崩壊した診察室で、現在の状況を狭い院内で待合室の患者にすら聞こえるような大声で簡潔に告げたところ、普段は出し渋るメンタル系の薬を大量に出された。
とにかく我慢しないで薬を飲むように、と言われた。
大変な心理状態になっている患者さんもたくさんいるのだろう。
終末感の強いその世界観で、先生がさくっとたくさんの薬を処方する姿に、会っていなかったこの数か月の先生の心労を思い、先生のメンタルが心配になった。
わたしのような、社会で働きつつ日常生活をそこそこ普通に送れている患者には、そこまで親身に対応してくれない先生だが、わたしはその先生のことがなんとなく好きなので、先生の愚痴も聞いてあげたい気持ちになって帰ってきた。
そして、時差出勤ぐらいはやるか・・という”会社の対策してる風対策”に付き合わされ、5時半起きで出社している(拘束時間は同じ)。
このご時世で、営業活動の訪問を断られたり休業措置で手持ち無沙汰になり、いつもは外に何人かは出かけている営業たちが狭いオフィスに勢ぞろいして、見事な三密を作り出していたときは、わたしは前世でそんなにいけないことをしたのか、と覚えていない前世の人生を恨んだ。
やることないなら、家に居てくれよ、頼むからと思ったが、会社がそれを許す風潮ではないので致し方なかった。
ところで、わたしの路線の電車は、時差出勤しても、ガラガラってほどではないです。
みんななるべく離れて座っているし、窓全開で換気もされてるけど、時間帯によってはけっこうみっちみち。
普段通り、座っていると見知らぬ他人と身体接触。
座席は全部埋まって立っている人もいるぐらいの混み具合にはなっています。
変な咳している人もけっこういるよ。
そんなこんなで、社内もみんなイライラしているし、地獄絵図で、もう無理だ・・どうしても会社に行けない・・と思い、1日だけ休んでしまった。
基本的にはずっとリビングのホットカーペット上でうつ伏せになって過ごしていた。
と、人がコロナ禍問題でメンタルが崩壊するまでの時系列をお届けするような形の記事に、徐々になっていますが、せっかく何個か書いた今回のコロナブログ記事なので、連載というわけではないですが、また今の現状をお伝えしつつ、GWを目前にして皆さんにお伝えしたいことを書いていきたいと思います。
<広告>
わたしは、ほぼ毎日外に出て社会と接しているので、社会の変遷を肌で感じている。
首都、東京の緊急事態宣言後の街並みのディストピア感。
あくまで営業を続ける店、致し方なく休業を決意した個人のお店。
そしてテレワーク出来ないわたしのような出勤者、工事が止まらないビルの建設現場の人たち、増えているであろう家庭ごみを走って回収してくれているゴミの収集の人、そしてあくまで、不要不急の外出をやめない人たちもたくさんいます。
家と会社、スーパーぐらいにしか行っていないけど、少なくとも電車内や通勤している人たちでマスクをしない人はこの10日でほぼゼロになった。
マスクをしていない人はかなり珍しい。
1%いるかいないかだと思う。
スーツで出勤している人たちは、他社への営業も断られる昨今でなぜスーツなんだろう・・という、映画のような今の状況とのちぐはぐ感がすごく感じられる。
日本人は死ぬまでサラリーマンを貫き通したという揶揄に現実味が帯びている。
そして、1枚500円の洗える布マスクが入荷したと大声で呼び込みをするコンビニ。
マスクをしてその前を通過するたくさんの人たちという異様な光景。
検査人数が以前と変わらないので感染者が横ばいなのは当たり前だけど、これだけ店が閉まっていれば感染は少しは抑えられているのかもしれない・・と思って頑張っていたとき、このニュースが飛び込んできて絶望した。
あーーー・・・、この人たちは、平日は家にいる人たちなんだな・・
家の周り以外の”いつもの外”がどうなっているのか知らない人たちなんだなと真っ先に思いました。
そして、この人たちがここで拡げたり拾ったりしたウイルスがどうにかなるのはあと1週間後ぐらい?
自分は安全なところに居て、テレビの報道は偏っていて、感染者は日々そんなに増えなくて。
食べるにも困らなくて、家にずっといるのも限界で、こんなに、外出を我慢していてはストレスがたまるから、ちょっと外に出ないとやってられない。
散歩ごときでは、ストレスは解消できない。
今なら、普段は混雑してゆっくり見られない観光地も空いているだろう・・。
色々な人が家にいるために頑張っている人がたくさんいることに、考えが及ばない人たちに絶望感でいっぱいになりました。
医療の現場で自分が陽性になっても休めなかった人を始めとした医療、介護の現場の人、スーパーに食材を毎日届けて並べている人、その販売員、テイクアウトを始めざるを得なかった飲食店、通販された商品をお届けしている物流の人たちの努力を水の泡にしかねないということが考えられない。
週末の陽気に誘われて、観光地にお出かけ。
この温度差はなんなんだ・・。
実際問題、感染者の数が増えないのは検査人数を増やしていないから当たり前なのに。
でも、それはわかっている範囲内で、実際無症状の人がたくさんいるって言われています。
一歩外に出てみたら、あの人の知人も、あの人も、実はコロナにかかっているかもしれない。
けれど、家にいられる仕事の人たちはそもそもそういう情報は入ってきにくい。
そして、みんな家にいるからかTwitterの話題も、感染やクラスター、ウイルスやかかってしまった時の症状の怖さより政治の話題に話が寄ってきています。
10万円一律給付だの、アベノマスクだの、橋下のパフォーマンスだのです。
特に橋下の有名人特権で、PCR検査やその後のパフォーマンスには怒りを通り越して悲しみすら覚えます。
正直、出歩かなければマスクはいらないし、あんなに店が閉まっているようでは、もう色んな人たちは10万円では足りないところまで来ています。
特に、小売店で派遣やアルバイトやパートで時給で販売員をしている人たちは給付は貰えているのでしょうか。
ファミレスも居酒屋も閉まっていて、バイトも出来ない人もたくさんいると思う。
10日前に経済崩壊が怖いということを記事に書きましたが、経済はもうすでに世界的に崩壊しているし、崩壊に巻き込まれることは免れないのでそのことを考えても仕方ないという風に思えてきました。
そしたら、せめてウイルスだけでも抑え込まないといけないのに!
海外ではすでに終息のきざしを見せ始めている国もありますが、終息していると見せかけて無症状の人たちがまだたくさんいるかもしれなく、その人たちが経済活動を世界的にし始めたら何がどうなるかわかりません。
日本はみての通り後手後手の国です。
”何かないと動かない国”です。
何かあっても隠ぺいするかもしれないし・・。
わたしももう、こんな状況は本当に嫌なんです。
元の生活には戻れないと思うけど、これ以上人間不信になりたくないです。
GWに、色々なところに出歩いて、地方にウイルスが拡散し、5月7日や翌週の5月11日から出社が始まり、満員電車の過密度が上がって、色々なところで対面会議が行われ、今まで閉まっていたショッピングモールが再開し、酒盛りが始まり、リバウンドで経済が一時的に回復したころ、潜伏期間のコロナが猛威を振るうことになります。
そして、そのころには感染源はもう全くわからなくなっています。
そうなってしまったら、どんどんどんどんコロナに苦しむ人が増えるだけです。
テレビは、一刻も早く再放送の旅番組はやめてください。
見ている人が(山(海)なら三密にならないからいいか・・)と思って出かけたくなります。
何故、コロナウイルスの感染が始まってからこんなに時間が経っているにも関わらず、どういう感染ルートで感染するかわからない、他人事の国民がたくさんいるのか不思議でなりません。
この非常時に何故きちんと報道の責務を果たさずに、デマに加担したりするのか。
有名人でこんなにコロナ報道があるということは、芸能関係スタッフの中にもたくさん陽性患者いますよね。
その人たちは何故報道されないのですか。
コロナの危機を身をもって知っているはずだし、身近な存在なはずです。
コロナにかかったら、どういう症状になって、どういう苦しみがあって、家族はどういう目に遭うのかのドキュメンタリーや再現ドラマを再三放送してください。
GWに出歩いた人たちが、自分が死ぬ可能性もあり、ウイルス源になって人殺しになってしまう可能性があるということをもってまわった言い方で「外出自粛をお願いしたい」とかじゃなく、ハッキリ言ってください。
GWに外出を我慢できるかできないかで、運命は変わると思います。
今まで休めていなかった人たちにも自粛のチャンスが来ます。
わたしもGWは何日かは休めるので、メンタルの回復に務めたいです。
わたしみたいな、知名度の低いブロガーが必死にお願いをしたところで、あまり響かないとは思いますがGWは本当に家に居てほしいです。
普段、家に居れずに頑張っているわたしからお願いします。
でもね、正直諦めの気持ちもあるんです。
もう、こんなに何か月も色々言っているのに、コロナを怖がっている人と楽観視している人との溝は縮まってないじゃないですか。
楽観視している人たちがなんの縛りもなく世に放たれてしまってからのほうが大変なことになるのかもっていう気もしています。
日本も遅れてアメリカやイタリアみたいな事態が訪れるかもしれません。
※医療関係者さんのレビューがとても参考になった日本のパンデミック映画(レビューだけでもどうぞ)
<広告>