シーズン7も半分終わった、ウェントワース。
前回が衝撃だったため、物議を醸しました。
前回の衝撃回を経ての今回の第5話。
原題は『Ascension』 で、確かに【キリストの昇天】という直訳があるので、訳に間違いはないし、昇天的な事件があったため問題なさそうなんだけど、なんかしっくりこない邦題。
Ascensionには、上昇とか、上るとか、そういう意味もあるので、もっと違う意味があるのかもしれない。マリーのことなのかも。
しかし、せっかくなので、カズがパジャマにしていたピンクのカットソーとAscensionにあやかった、綺麗な写真を見つけてきたので、貼っておきます。
ランタンの優しい明りで、少し癒されてください。
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ウェントワース女子刑務所 シーズン7 第5話『昇天』"Ascension"
監視カメラの向きを不審に思ったヴェラは、床に血まみれで倒れているカズを見つけた。
看守長代理であるウィル・ジャクソンに報告したヴェラ。
刑務所内に厳戒態勢がひかれ、事件の犯人は誰なのか警察が入り、捜査が始まることになった。
囚人たちの間でも、犯人捜しの駆け引きが飛び交うなか、アリーはカズを失ったことでパニックに陥り、マリーにますます依存していく。
そんな中、カズの追悼式が行われ、リズとブーマーたちは数々のランタンを用意する。
アリーが弔辞をし、あとから登場したマリーをカズの仲間だった囚人がマリーを襲う。
ヴェラは独自に監視カメラを調査し、囚人服のパーカーに血がついていたものが映っていること、マリーがパーカーを脱いで署内を移動していることを発見し不審に思う。
リズは、カズが床に倒れていた現場に居た記憶を取り戻し、自分がカズを襲ったと不安になりパニックを引き起こす。
カズを恨んでいたコスタが次のボスになるべく行動を起こしているさなか、アリーがコスタが大量のブツを天井裏に隠しているのを発見し、看守に報告してコスタをボスになるのを阻止しようとマリーに報告するが、密告は重罪なのでやめるようアリーに進言するが、がさ入れがありコスタは捕まり、天井裏から血のついたパーカーも発見される。
コスタがカズの事件の犯人として取り調べを受けることになり、ボス不在の署内は荒れる。
リズはリタにボスになるように言うが首を縦に振らない。
アリーは、マリーをボスに推薦する。
第4話の感想はこちら
ビーは、こんな女のために命をかけてウェントワースから去ったのか・・っていう絶望感でいっぱいなので、誰か、助けてください。
観終わった直後は「なんだ、この展開」っていう虚無感と、アリーのバカさ加減に腹が立っていたのですが、一晩明けたら、ものすごく絶望的な気持ちになっていた。
追悼式にはあれだけたくさんの人数参加していたのに、カズが自分で心を開かなかったせいもあるとはもちろん思うけど、カズはずっとウェントワース内ですごく孤独を感じているようだったし、そこが孤高な感じで好きなところでもあった。
誰にも心は開かないけど、人の心に寄り添うみたいなところがかっこいいと思っていたんです。
でも、カズの信念はわかる人にはわかるって思ってたのに、あんな冷たい床でしばらく誰にも発見されず息絶えていたかと思うと、辛い・・ってなったし、アリーの号泣に反比例して、わたしの気持ちがどんどん冷めていきました。
唯一、カズの復讐をしてくれようとしてくれてマリーに刃を向けてくれた方、名前は存じ上げませんが、ありがとうございます。
ちょっと、救われた。
あと、個人的にはカズは人を支えることに喜びと苦しみを両方感じていたから、生涯刑務所で犯罪者に寄り添う暮らしも本人は満足だったかもしれないけど、重荷を下ろせたのかなっていう気もします。
ビーと会えてるといいな。
そして、ビーがカズに「え? アリー生きてるの? わたしなんのために復讐したんだ・・(笑)」みたいな緩い会話を繰り広げているといい。
一方、アリーは口が軽いうえ、カズという後ろ盾を失ってますますマリーにべったり依存してて辟易しました。
そもそも、カズへの今までの暴言や仕打ちを考えると、今更なんなの? としか思えない。
こんなことになって「カズの一番の理解者はわたしでした」みたいな態度は、本当に納得いかないんだよ。
カズは、アリーを責めることは望んでないと思うけど、わたしは聖人ではないし隣人を許す信仰もないので、存分に責めてOKだろう。
アリーさー、自己肯定感が高いのはいいけど、反省してよ、暴言の数々をちょっとぐらい後悔してくれてもいいでしょう。
少しでいいから反省してる姿を見せてくれよ、頼むから(涙)
「反省しているんです。ただ、これは私の問題だと思うが、反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない、というご指摘は、私自身の問題だと反省をしている」
という構文が、ここ最近話題ですが、こっちの人のほうがまだ反省してるって言ってるだけマシに思えてきたよね。
ちょっと、考えてみてよ。
そんな重大な証拠を天井裏に一緒に入れとくはずないでしょうよ。
自分が天井裏の話をしたのってマリーしか居ないじゃん。
ってアリーに言っても「カズをやったのマリーじゃないもんっ! 違うもんっ!!」ってなりそうで、手に負えない。
あと、全体的に許せないんだけど、どうしても今後許せそうにない言動が「カズとマリーは似てる」って声高らかに宣言したやつ。
What!?( ゚Д゚)
「ちーがーうーだーろーっ!」(2017年ユーキャン新語流行語大賞ノミネート)
違う、そうじゃない。全然違う。
マリーをボスにしたいがために言ったんじゃなくて、本心からっぽいのがまた許せない。
カズは別にリーダーになりたくてリーダーやってたわけじゃないのに、マリーと一緒にされるの納得いかない。
しかも、よりによってアリーに。
アリーは、追悼式では「カズは(マリーから)救ってくれました」と言っていたのに、矛盾もここまでくると、本当に、ちょっと、何言ってるかわかんないです。
ゴリ夫はもちろんマリーのリークでガサ入れしたんだろうし、そこからパーカーが見つかったことでマリーの仕業だと疑っていて動揺しているようだけど、いつ気付くんだろうなー、マリーの策略に。
そして、ウェントワースの事件の捜査はザルだからあんまり期待していないんだけど、あのパーカーはどこまできちんとした捜査がされるんでしょうか。
リズがやったのか、ルビー(今、ルビーの小生意気な顔を思い出していたら思わずド・・と打ち込んでしまい、あ、違うってなったw)が、いや、やっぱり頭文字【M】のマリーが?っていう流れは、正直誰でもいいから早くーってなっていました(笑)
ちょっとね、やってみました。
パーカーのあそこらへんに血がつく動作。
わたしは右利きなので、自分の首を左手でロックして、左の頸動脈をざっくりいく気合で、右手にナイフを持った感じで思いっきり右手を滑らせようとすると左手のちょうど肘下の部分に斜めに傷が、入るんですよ。
皆さんも是非試してみてください。
おーっ!ってなるんで(笑)
ちょうど、マリーがラストシーンで鏡前で自分で手当てしたた感じのような傷が入ることがわかると思うんです。
首を思いっきり肉ごといこうとすると、首だけでナイフを離すのは難しくて最後自分の腕をかなりざっくりやらないとナイフを思いっきり引けない。
ってことは、あの血だまりの中には、カズ以外の血が入っていた可能性が高いです。
綺麗に掃除しちゃってたけど。
普通あんな血だまりになっていたら、相手もケガしてるかどうかも想定して一人分の血じゃないかもって思うし、検体サンプル取る、科捜研とかBONESなら確実に。
ただ、ウェントワースは掃除しちゃう。
っていうことは、押収されてたパーカーの血はカズの血じゃない可能性が高いのに、マリーはみすみすそのパーカーを渡したってことになると思うんで、マリー犯人説も怪しくなる。
でも、だとしたら、あの傷はなんでついたんだってことになるじゃないですか。
そもそも今の科学捜査技術なら、汗の成分で誰のパーカーかわかるはずだし、事件のときの血がカズの血と混ざっていたら、ゆるぎない証拠のはずなのですが、なんらかの力が働いて科学捜査一発解決ってわけにはいかないんでしょうなー。
わたしは、ファーガソンをちらつかせておきながら、ヴェラの家に現れたのがもはや名前もわからない看守だった時の恨み忘れてないからなっ!(笑)
今回もさんざん、マリーが犯人っていうふうにしておきながら、実はミラー先生のMだったとかやりかねないから。
って・・・・まさか、マイルズさんの【M】?
あと、これだけは言っておきたいのですが、今回一番ビックリしたのは、わたしが再三言っている例の、ザラがリズに託したメモが、ブーマーの手によって、クシャクシャポイっ!ってなったところですね(笑)
え・・。ザラの遺言、こんな目に・・。
あのメモこんだけ引っ張っといてこんな末路? って驚いたんですけど、これで終わりってことはないですよね。
わざわざ引っ張り出してきたんだし、リタとルビーの立ち位置は相変わらず中途半端だから、このメモをきっかけにルビーのことがバレて、リタが本気出してボスのマリーと戦う展開ですかね。
そうなると、あまり興味がない感じの展開なので、個人的な妄想であったヴェラたんがH棟で育児の夢は絶たれそうだけど、ヴェラたんがお母さんになることが、後半唯一の楽しみになってきてしまった。
・・・・カズが赤ちゃん抱いてる姿見たかったな(涙)
最後に、マイルズさんは署内を家事から守るために消火器しっかり待機させててまたもかわいらしい一面を見せていたけど、例の件はもう解決ってことなの?(笑)
ブーマーじゃないけど、Fu**in′ Justice な展開で、本当になんだかちょっと疲れました。
それでは、また。
※今までのウェントワース女子刑務所のレビュー一覧
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