Netflix『sense8』シーズン2第10話『平和を望むなら戦いに備えよ』感想です。
えーーーーーーーーーっっ!!
ないわー、さすがにないわー。
一応、シーズン2最終話でしょ!?
エンドロール流れてきた時、一瞬何が起こったのかわからず茫然としてしまった(笑)
【シーズン2で打ち切り→ファンの抗議によりシーズン3が検討されるも叶わず、150分のスペシャル版の放送でカタをつけた】
っていうのは知ってた。
知ってたけど、終わり方がこんなんだと思ってなかったから衝撃すごかった。
そりゃ、ファン怒るよ。
こんなクリフハンガーラストにしておいて、打ち切りってあるんだ・・。
シーズン3がある前提の終わり方してるじゃん。
こんなことあるんだ、海外ドラマ怖いっ!って思いました(笑)
一応それなりに色々なことにカタをつけて欲しかったし、割と1エピソードの時間も長かったんだから、今までのふんわりとしたアートなシーン(主に性的な何か)に使われていたシーンの時間を集約して、その分の時間で撮りなおしてほしい。
それか、お得意のふわふわしたラストにしとけばよかったのにっ!
だって、なんにも問題が解決してないんだよ? 一個たりとも!
ぜーんぶ、ぜーんぶ中途半端にして終わりはないでしょー。
娯楽だから『作家急病の為、休載致します』的な漫画とかもあることはある。
でも、一応シーズン2の最終話ってところまで作ったわけじゃん。
制作陣も打ち切りだと夢にも思ってなかったのかもしれないけど、更新が未定のままだったんだったら、せめてちょっとはラストっぽいラストにしといてくれー(笑)
【All's Well That Ends Well】(終わりよければすべてよし)
という言葉を強く強く叫びたいし、根気強く抗議行動を続けてせめてスペシャル版放送にまでこぎつけたファンの人たちには深く感謝を申し上げたい。
ドラマにして約3話分のエピソードが設けられているということで、少しは落ち着くことができる。
しかし『これでsense8終わりっす』と言われたまま、1年待たされたファンの皆様本当にお疲れ様でした。
お気持ち察します・・。
シーズン2第10話の感想はこちら
<広告>
※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン2第11話(最終話)『You Want a War?』
サンは弟の会社のガラパーティーに潜入し、クラスターと共に攻撃の機会を伺う。殺意を消せないサンだったが、クラスターたちの目的はサンの弟・ジュンキに罪の自供をさせることだった。そんな中、韓国警察のムンが、証券犯罪の令状を持ってガラパーティーに現れ、ジュンキを逮捕しようとしていたが、ジュンキはムンを撃って逃走してしまう。クラスターたちの助けを得て、ジュンキを追うサンだったが、中々追いつくことができない。やっとの思いで追いついたサンだったが、ジュンキの命乞いに心が揺れてしまう。そこに警察が集まってきてサンは逮捕。ジュンキは政治家に匿われ逃げられてしまう。刑務所に戻ればまた刺客がサンを襲いに来ると考えたクラスターたちは、護送車からの脱出を計画する。
ヴァン・ダムのところに は、彼の選挙演説の際にブロッカーを飲まずに参加していたケニアの仲間が訪ねてくる。
カーラは、夫のラジャンに自分はインドの汚職の捜査に協力し、カーラの身にも危険が迫るかもしれないので、パリに身を隠すように言われる。
ヴォルフガングはリラの手引きで、ウィスパーズの手に引き渡され、ヴォルフガングに拷問じみた実験をし、クラスターたちの身元を割り出そうとする。
ヴォルフガングの身に危険が迫っていると知ったクラスターたちは、ヴォルフガング救出計画を実行する。
最終話、非常に面白かった。
面白かっただけに、ラストの衝撃に撃沈しました(笑)
街や車をガンガン破壊していく、お金を惜しまないアクションシーン!
そうはいっても、何故か丸腰すぎるサン・・。
何故(ほぼ)裸なんだ・・と思ったけど、あの、ダサいコスチュームよりは断然、裸のほうがいいよね(笑)と思いなおす。
そして、もはやチームの一員と言っても過言ではないリトのガチオタ、バグの協力による見事なハッキング。
8人入り乱れてのチームプレー!
さすが、Netflix! お金の掛け方半端ないなっ!
と思ったけど、サンの弟は結局逃げ切っちゃって行方不明になって、解決しなかったという、モヤモヤ感。
sense8は、世界各地の色々なところで撮影したりすることで、手間とお金がかかり、観ているほうは色々な国や文化が観られて楽しかったけど、視聴者置いてきぼり感がある複雑怪奇なストーリーが、モロに視聴率に影響し、打ち切りを招いたんだと思うけど、設定とか基本的な部分は新しくてよかったし、わたしは面白かったよ。
『特殊能力者』というくくりではなく『人種』という視点で描かれていたのも新しかったと思うし、すごく意味があったことだと思う。
洋画や海外ドラマのプロポーズシーンが好きなわたしには、アマニタとノミのお互い指輪を用意し合っていたプロポーズというのも好みシチュエーションなこともあり、素直に祝福していたし、感動しました。
お互いにすごく似合いそうな、アマニタが選んだノミにへの指輪はフェミニンな可愛らしい指輪で、アマニタには太めでデザインが凝っている指輪だったのもよかったです。
ノミがアマニタに贈った指輪が可愛かったのでわたしも欲しい。
そして、ヴォルフガング・・。
とうとう、美人妻とパリでイチャイチャかと思いきや思わぬ拉致。
ヴォルフガングが自分の味方にならなかったリラが、もはやどの名前で呼べばいいのかわからないので【白髭のおじさん】と呼ばせて頂きますが、その人にヴォルフガングを売って、芋づる式に全員捕まえようとしたら、ウィルたちに返り討ちにあって、ウィルたちがあのあとどうしたのかもわからず、シーズン2が終わったわけですが・・。
2シーズンを通して観ていて、ジェンダー問題とか社会問題を始め、色々な人種のチームキャラ設定は非常に面白く、興味深く色々と勉強にもなったわけですが、根本的なストーリーとして、
・アンジェリカとは一体なんだったのか。
・ジョナスは、あの段階に来て何故裏切ったのか。
・唐突に出てきて、フラグを立てておきながら出てきただけで終わった尼僧はなんだったのか。
・そもそもBPOとは結局なんだったのか、さっぱりわからなかった。
という問題が常に付きまとうドラマではありました(笑)
ストーリー云々よりも、とにかくジェンダー問題や、人種問題を訴えたかったっていうのはよーく伝わってきたので、そういった意味で、制作者側の意図としては成功だったと言っていいんじゃないでしょうか。
もうちょっと一般受けする内容だったら、シーズンも続いて広くいろんな人に訴えられたんじゃないかなという気はしなくもないですけども(笑)
とにもかくにも、長編の1エピソードがまだ残っていますので、それを観てから最終的な総評などを書いていきたいと思います。
しつこいけど、これで終わりじゃなくて本当にセーフだよ(笑)
もう、BPOのこととかどうでもいいから、みんなが幸せにハッピーに暮らしてる姿が観られればそれでいいよ。
リト&エルナンド、ノミ&アマニタ、ウィル&ライリーの合同結婚式とかさ。
(カーラは人妻だから除いた(笑))
あと、サンのことも解決して彼女を一番幸せにしてやってくれっ!
というわけで、こんなこと初めてで驚いたエピソード最終話でしたが、それではまた(笑)
<広告>