タイトルの、【Sabrosito/Sabrosita】は結論からいうと、美味しいって意味です。
語尾が(a)になっているのは女性名詞です。
スペイン語の【美味しい】の表現は、Rico(a)(リコ(カ))、Bueno(a)(ブエノ(ナ))、Delicioso(a)(デリシオソ(サ))、などとたくさんあるのですが、そもそもは【すっごく美味しい(味が濃い)】という意味の【sabroso/sabrosa】(サブロッソ(サブロッサ))という言葉の変化形なので、ここまでたどり着くのにだいぶ時間を要しました(笑)
【Sabroso】はわかったけど、じゃあ【Sabrosito】とはなんだ? と気になったので調べてみたら、語尾に+itoまたは+itaをつける表現ありました!
小さいものを現すときに使う表現なのですが、英語でいえばLittleのような感じで、可愛いものを表現する時にも使うらしいのです。
しかし、美味しいを過少表現するのは変だし・・と思ったけど、なかなか【Sabrosito】を日本語で説明しているものはないし、英語だとTastyとしか出てこないのです。
その後、ややしばらくして、大人が子どもに対してや、子どもが使う幼児語的なものらしい・・ということはなんとなくわかりました。(注;合っているかどうかは不明)
日本語的に言うと「おいちぃ!」的な感じ(笑)とかでしょうが、【Sabroso】と【Sabrosito】の言いにくさの違いがわからないです(笑)
最終的には、言いにくさとかではなく可愛さを表現しているのではないかと思い、可愛い子どもが使う可愛い言葉っていうのがわたしの理解した【Sabrosito】です。
そして、その【美味しい】という意味の【Sabrosito】を人形に向かって連呼している、ドン・エラディオ・・。
(ちなみに、日本語化している『財界のドン』『芸能界のドン』などの語源もスペイン語)
何故!? 何故なんだ!? 誰か教えてくれ!! わたしにスペイン語を教えてくれ!!
と切羽詰っていた時に現れた画像がこちらです。
書いてある・・。
人形に書いてある!!
しかも学校では習わない筆記体で!!
ドン・エラディオには似てるけど、アイス屋のマスコットがコレ?
アイス感ゼロだし!!
なんで『テル●エ・ロマエ』みたいな服なの?
ってことは、この緑の逆ハチマキのようなものは月桂樹の冠か!?
わかりにくいっ!
ギリシャのなんとかと、かぶつぶつ言ってたけどっ!!
と、パニックになったのは言うまでもありませんが、連呼していた理由は判明しました。
※シーズン3第3話の感想はこちら
シーズン3第4話は、ヘクターを陥れることに成功したマイクとガスの関係がどんどんと深まっていく一方、キムとジミーがチャックに対抗しようと奮闘するエピソードです。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
(今回は抽象的な表現の多いレビューになっております。ご注意ください)
助かるーーー。
ガスの出番多くしてくれて助かるーーーーー。
だって、チャックの持ち時間少なくなるし、推しをたくさん観られてこちらは楽しいし、エピソード自体ものすごく短く感じた(笑)
今回の感想は、エピソード後半のジミーのくだりから書かせてください。
ジミーがどんな思いであの場に来て、薄暗い部屋で偉そうな判事に子どもに諭すように言われて兄に謝らされて、その内容が心にもない言葉だったとしても、あのことがどんなに屈辱だったかを思うと心が痛む。色々な人を騙してきたジミーが、尊敬していた実の兄に愛されず騙されたうえあんな目に遭うことがたとえ、因果応報だとしても、あんまりな仕打ちでわたしはくやしい。
海外の刑事罰でよく、執行猶予中の奉仕活動とかあるけれど、それで罪が償えるのであれば、ジミーはチャックにあんだけ奉仕したんだからお釣りが来てもいいぐらいだと思う。
ジミーはキムがいることで心強く、2人で立てた作戦を遂行するということで気が紛れたと思うけど、辛かっただろうな。
人間どんなことに幸せを感じるかは人それぞれだけど、あんなことで幸せを感じているチャックはやっぱりどう考えても病気。
それを救おうとしていたジミーを罠にかけた罪は大きいと思う。
チャックは今のところ罪だなんて思っていないと思うし、後悔しないと思うし、後悔なんてさせない! という気持ちだけど、この勝負、勝率はどのぐらいなんだろうか・・。
全く勝てる気はしないので、今から負けたときの心の準備だけはしておきたいと思います。
そして、次はガスの話。
冒頭の【サブロシート】のシーン。
あのプール、あの建物は・・。もしやあの時のあの舞台。
そして、あの時のことがものすごく鮮明に脳裏によみがえってきました。
ヘクターが上納金をエラディオに渡し、その後、ガスの部下がヘクターが持ってきた上納金よりはるかに多い上納金をポヨスのTシャツと共に持参。
(関係ないけどTシャツは欲しい)
ガスをあんな目に遭わせたエラディオには憎しみしかないのですが、そのポヨスのTシャツをに関係したヘクターの発言が気になりました。
エラディオに「見ろ、チキン兄弟だ」と言われたヘクターが「チキン兄弟というよりケ●(下品な言葉を書くとグー●ルさんに叱られるかもしれないので伏字)兄弟だ」と言って下卑た笑いを浮かべるシーンがありました。
この意味はもしかして、”あの時の彼はガスにとってそういう人だった”という意味でしょうか?
そうなってくると、あのポヨスのオフィスにあった写真立てとかも切なさが増すし、お金とかビジネスとかそういうのよりも、復讐に生きた男の悲しさが胸に響いてくるのですが、あの彼とガスの関係は今後ドラマ内でやっていただけるのでしょうか。
マイクのせいで罪のない男がヘクターに殺されたかどで、マイクがヘクターに仇討ち。
ヘクターの仕事に滞りが出ることになりました。
そのことで、ガスを日ごろから目障りだと思っているヘクターがポヨスの店に襲撃。
店員と客を怖がらせる事件が勃発。
この時、店員にある意味危険な人物がいましたね。
命を落とす正義感を持っている人(笑)
あれは危険。日本だと死ぬまでいかないかもしれないけど、アルバカーキではヤバい。
最近は年をとったので気を付けるようにしていますが、若いときは彼みたいなタイプだったので、気持ちはすごいわかる。
この件をまとめたガスは素晴らしかったですねー。
あのお店はファーストフード店の割に店員教育が行き届きすぎるぐらい行き届いてるけど、裏ビジネスをやってるぐらいのボスのほうが、ボロが出て警察に訴えられると困るからいいボスになるのかなと思いました。
うちのボスも裏ビジネスやっててもいいから、あのぐらい素晴らしいボス希望(笑)
でも、ヘクターが自分の流通経路を絶たれれば自分のところに来るというのはガスの想定の範囲内だと思います。
そして、どんどんヘクターの仕事を奪っていき立場を逆転させるのがこの時のガスの目的なんじゃないかと思いました。
あんなに人に心を開かないガスが何度か会っただけのマイクをすごい信用して、ヘクターへの恨みを吐露している。
なんかこのシーンにすごいグッと来たんですよね。
多くを語らずとも2人の間に何か通じるものがあった瞬間だと思うんです。
このシーンにグッときた人、わたし以外にもいますよね?(笑)
あの一件以来、誰も信用しなかった男に相棒が出来た瞬間だなと思いました。
『ブレイキング・バッド』を観ているときは、ガスの腹心というかボディ・ガードだと思っていましたが、そういうのでもあるし、そういうのでもない。
もっと深い関係だったんだなと感慨深かったです。
ビジネスを手伝ったというよりも、あれではヘクターへの復讐を手伝ったというほうが近いような2人の出会い方だと思うからです。
今後、ガスとマイクがどうなっていくのか、ますます楽しみになりました。
というわけで、それではまた。
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