あーーーーーーーっっっ!!
終わっちゃったよーーーーっ。監獄のお姫さま。
見てくださいよ! このいい写真!!
ドラマ始まる前の、オールスター感謝祭の時の写真だと思うんですけど。
辛い。本当に辛い。
来週から、監獄のお姫さまがないなんて。
そして、今見るとこの写真がよすぎて泣けてくる。
ドラマだし、クドカンなんで賛否両論あると思うし、わたしは個人的にすごく面白かったから、ネットの評判は極力見ないようにしてました。
なので、このドラマの評価は全然しらないうえで、わたしはブログに感想を書きますけれども(笑)
もう地上波放送は終わってるので、ネタバレしてもいいよね。
まだ録画全部観終わってない人とネタバレダメな人は、読まないようにお願いします。
それでは、ウザめな感想いきますよー。
クドカンのドラマ作品は、話が進むごとにキャラとか馴染んできて愛着が湧いて、終わるころにはみんな大好きになってるものが多いのですが、その分海外ドラマみたいにスロースターターなんです。
第1話はまー、こんなもんかなってのが多いのですが、今回は第1話からけっこう飛ばしてました。キョンキョンに赤丸ついてるの超笑った(笑)
そして、
わたしにとってのクドカン作品の二台巨頭、『マンハッタンラブストーリー』と『あまちゃん』に続く『監獄のお姫さま』。もちろん期待が膨らみまくってました。
今回はどんなキョンキョンかと思ったら、可愛いけどおどおどしすぎる普通のおばさん役という。でも、そこかしこにスター性が垣間見えて、やっぱりキョンキョン素晴らしかった。若いイケメンの、のぶりん(バカだけど)が本気になるのもわかる。
最終回ではのぶりん、かっこよくてよかった(笑)
あまちゃんでも思ったけど、キョンキョンのお母さん役ってなんかしっくりくるんだよね。お母さんとしての切ない役どころもきっちり表現してて。
キョンキョンが刺しちゃった旦那みたいな、事なかれ主義でへらへら生きてるおじさんってすっごくよくいるし、殺すつもりはなかったとしても、刺しちゃった気持ちはわからなくもない。そして、刺された本人がよく面会に来ていたっていういところにこの二人の関係の闇があると思ってました。
そして、クドカン作品ではおなじみの脇役たち。
満島ひかり、森下愛子、坂井真紀、塚本高史、菅野美穂は最初ちょっと心配だったけど、最後にはすっかり馴染んでブスシリーズの本を買い占めたくなったし。
伊勢谷友介のヒール役の好演、姫役の夏帆も含めて、無駄な人が一人もいない脚本で素晴らしかった。
同房のタイ人女性が最後プリンス連れて出てきたとき、だからタイ人が一人居たのかーっ!やられたーって思いました。
ここからは役名で呼びますが、先生の熱い演技には何度もうるっとさせられました。
刑務所に戻ってきてしまったシャブ中さんへの熱い語り、姫のお母さんみたいな悲劇のヒロインタイプで信念がなくこちらの言葉が響かないタイプにも熱く対応。
一貫した正義感に勇気づけられました。
女優の過去は切なくて、他人事じゃない人もたくさんいたのではないかなと思います。
姉御の極妻ぶりはある意味見事でした。だけど、なんで普段は標準語なのに組絡みになると関西弁なの?(笑)
財テクさんの毒親は相当なクズでしたが、努力と根性と野心で世間の荒波を渡っていくさまが素敵でした。
ミステリー的なことは抜きにしても、小ネタ満載で満足感が高かったです。
伏線の張り方と回収の仕方が相変わらず見事で、あーーーっ、ここも伏線だったのかーってところがたくさんあったし、小ネタを拾えてないところがたくさんあったと思う。
もう一度最初から一気見したい。
個人的には、EDOミルクの社長室にあった、どう見ても熊のぬいぐるみの足の裏に『牛』って書いてあるのがすごくツボりました(笑)
あと、これはもう本当に個人的な見解なんですが、
めちゃくちゃ既視感ありましたよ!
わたしはウェントワースは、海外ドラマで『ゲーム・オブ・スローンズ』と張るぐらい好きなドラマですから。
新しい刑務所を提案してる施設とか、つなぎの制服とか、抗争とか派閥争いはないものの、雰囲気が似てた。そもそもウェントワースの主人公ビーは美容師なんです。
そういった意味でも、ウェントワースの続きを待ち望んでいるこちらとしては、楽しく観られました。
そして、このドラマにハマった理由として、クドカンだからとかキャストがよかったからとかウェントワースに似てるからとか色々語りましたが、最大の理由としては、
自分がおばさんだからっていうのが一番大きかったと思います。
わかっちゃうんだよね。気持ちが、行動が。
普通のおばさんにしかわかんない何かっていうのが存在するドラマって、今まで『渡鬼』ぐらいしか思いつかないんですが。
今までもそういうドラマあったかもしれないけど、おばさんが主役のドラマがあったとしても、だいたい美人なおばさんでしょ?(笑)
もちろんキャストのみなさんは、女優さんたちなのでみんなものすごく綺麗なんですが、そこがクドカンのすごいところで、そんなに美人じゃない人をいい女風に描いたり、美人をそうじゃない風に描いたりするのがすごくうまい。
あとイケメンをイケメンじゃなく描いたり、逆もしかり。えなりくんですらかっこよく思わせてくれる(笑)
そういう脚本力、やっぱり素晴らしいと思うし、クドカン作品の魅力です。
『勇気の勇とお節介の介で勇介!!』
勇気とお節介なんてまんまアンパ●マン(笑)
普通のおばさんがヒーローなドラマ、すごく面白かったです。
本当は、食事の際の歌の件とか先生が角刈りを要求してきたところとか、書きたいこと山ほどあるんだけど、さすがにもう読んでる方がお腹一杯になってきちゃうんで(笑)
次のクドカン作品は大河かーーーー。
どんな作品になるかすごく楽しみです。
それ観終わるまでは、絶対死ねない!!
というわけで、クドカンファンによるウザさ満載の感想でした。
それでは、また。
<スポンサーリンク>