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【映画】余命90分の男 感想 ロビン・ウィリアムズ最後の主演作。偏屈じじいを取り巻くハートフルコメディ。

休日に映画が観たくなり、どれにするか決めかねていたところ、Huluの新着エピソードに最初に出てきたので、何も考えずにイチかバチかで観ましたがこれは当たりでした。

 

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原題は、【The Angirest Man in Brooklyn】なので、邦題がネタバレを含んでいるっていうのはどうかと思ったのですが面白かったのでいいとします。

 

過去の心の傷で人が変わってしまって短気で怒りっぽい偏屈じじいに変貌してしまったヘンリー(ロビン)が、病院で余命90分という宣告を受けることから巻き起こるドタバタコメディです。

私生活がうまくいかなすぎて自暴自棄になっているところ、代診で診察した患者のヘンリーが激昂したため、やけくそになって余命90分という宣告をしてしまう内科医のシャロンには、しゃべるテディベアの映画Tedの初代ヒロインを演じたミラ・クニスでした。美人で可愛いし、やっぱりコメディに馴染みます。

そして、これはわたしにとってのサプライズでしたが、ゲーム・オブ・スローンズでティリオン・ラニスターを演じているピーター・ディンクレイジが、主人公ヘンリーの心優しい真面目な弟役で出演していました。スーツ姿を見るのは初めてで、すごい新鮮!

ゲーム・オブ・スローンズの新シリーズの配信を待ち望んでいるこちらとしては、少しでもティリオンの中の人が見られて嬉しかったので、映画に愛着を持ってしまったことも事実です(笑)

 

舞台はこちらは原題通り、ニューヨークのブルックリンです。

ニューヨークは映画好きとしてはあこがれの街で、ブルックリンももちろん好きです。

街の雰囲気も好きだし、そのブルックリンで基本少ない人数で東奔西走しながらドタバタが続き、悪い人がほとんど出てこなくて話もわかりやすく、軽く観られて最後はちょっとしんみりできます。

余命も90分ですが、この映画の時間も90分弱で短いです。

もうちょっと長くてもいいかなと思ったけど、コメディとしてのまとまりがなくなってきてしまいそうなのでこのぐらいでよかったのかなと思います。 

あ、一つだけ付け加えておくとストーリー上悪い人はほとんど出てはこないのですが、シャロンの彼はクズすぎます(笑)

更に、個人的にはヘンリーの妻とヘンリーとのケンカのシーンが短いながらかなり面白かったです。洋画ではけっこう年配めのおばさんやおばあちゃんが暴言を吐きまくるのを観るのがすごく好きなんです。ぶちぎれて銃をぶっ放していたりすると尚よし(笑)

 

ロビン・ウィリアムズの演技はわたしが今さら言うまでもないですが、さすがでした。

過去の幸せな時と、心に傷を負って偏屈になってしまってからの変貌がうまくて切なさを誘いましたし、安定の演技です。

ロビン・ウィリアムズの作品はすごく好きですが、どうしてもこの先新しい作品を観られないというさみしさに毎回襲われますね。

 

こちらの作品は低予算物で派手さはないですが、キャストのよさとテンポのよさで総じて満足感の高いコメディ映画でした。

素直に楽しかったので、気軽に楽しい映画を観たい方におススメします。

ただし、下ネタがけっこう含まれているのでファミリーには向きませんので大人の方が楽しんでください(笑)

 

 

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