【超高速! 参勤交代】の続編。『超高速! 参勤交代 リターンズ』です。
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前作の終わりからの何年後とかではなく即続きです(笑)
あまりにも、即続きだったので驚いたほど。
前作では滑り込みセーフで間に合った参勤から帰る道すがらで終わったのですが、その道すがらから続編はスタートします。
前作と雰囲気は全く同じで、キャストもほぼ同じなので、前作で一応話は終わっているような感じではあるにはあるのですが、前作と今作で1本の映画と言っても過言ではないかもしれません。
せっかく頑張って参勤に成功したのに、ますますひどい目に遭ってしまう湯長谷藩。帰る城がなくなってしまうという悲劇に見舞われて、そのピンチをどう回避するのかという今回のお話しです。
雰囲気的に違っているところは特にはないですが、もう参勤交代の説明は不要なので、参勤交代の話というよりも前作の悪役、松平信祝とのいさかいの決着がメインのストーリーになっています。
前作よりも戦い多め、コメディ要素もちょっと多めになっている気がします。
あと、前作でいい味を出していた知念くんが2のほうが出番も多く、1よりも活躍もしているし、これはファンサービスなのか?(笑)というサービスショットもありました。
前作からの引き続きのヒロイン、深田恭子ちゃんの演技、そんなにうまくはないけど、可愛さでちょうどいい癒し(笑)
なにしろ、湯長谷藩のひとたちが全員とにかく、『こんないい人たちいる!?』というぐらいの激しい善人なので、すごい癒される。
明らかに1よりもチームワークがよくなっていて、役者さんたちがこなれていい感じの距離感になっているのを観るのが続き物の好きなところの一つでもあります。
逆に、違う作品でも続き物で奇をてらいすぎたテコ入れの新しい役者さんとかが馴染まないと、途端にトーンダウンしてしまうのですが、こちらの作品に関してはほぼ同じメンバーなので、それはないです。
アクションシーンは1よりも多少派手になっていましたが、殺陣や戦っぽいものよりも1対1とか、少人数同士とかのほうが、観ていてかっこよくはあります。
さすがに、もうこれで話は終わっている感じなので続きはないのかなーと思うのですが、メンバーもいいし、時代劇としてのお話しの楽しさやクオリティが高いのでこれで終わりと思うとちょっと残念です。
戦国時代劇のような悲壮感がないのがいいですし、多分誰も死なないんだろうなという安心して観ていられる感じもこの映画のいいところです。
ラストシーンのオチもひと笑いあったうえ、ほんわかしてすごいよかったです。
一言でいうと、癒し時代劇!
話は面白いし、殺陣もアクションも満喫できるし、日本史のことも少しは学べる(笑)。
もっと、評価が高くても全然いい映画だと思いますし、みんな気軽に観てみてください。
1に引き続き、観たあとのすっきり感がいい映画です。
すごく面白かったです。
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