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【Netflix】私たちのブルース ネタバレなし感想 圧倒的な満足度。ままならない人生を必死に生きる島の人々を、温かい目線でリアルに見つめたヒューマンドラマ。

Netflixで韓国ドラマ『私たちのブルース』(原題:우리들의 블루스視聴しました。

 

あー、もう完全なロス。

 

韓ドラで初めてかもしれないです。

ロスったの。

もう続き観るものがないのが辛いし明日からすぐさまシーズン2が観たいぐらいなんです。

 

(※数日かけてブログ書いている間に『ペントハウス』始めてます)

 

www.netflix.com


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『ナビレラ』を観終わった段階で仲良しのフォロワーさんに勧めてもらって、きわめて素直に『私たちのブルース』を観始めたのですが(ザッピングでこの予告が流れてきてたら観るリストから完全に除外してたなぁ・・・)とはこの予告動画を貼る時に思いました。

 

特に韓ドラは恋愛系のほうが引きがいいのかなぁ。

 

こんな恋愛メインの感じの予告だったらわたしは観ないので、本当に勧めてもらってよかったです。

 

超、超、大傑作!!

 

恋愛模様もあるにはあります。

 

でもそれはあくまでも「生きていれば恋愛することもあるにはあるしな」ぐらいのバランスというかあくまでメインではないし、恋愛の甘いところではなくて苦い部分も重点的に描かれているのがとてもリアルだった。

 

恋愛の先にあるものというか。

 

作品の全体的な内容としては、一言でいうと韓国の済州島に暮らす人々の人間模様です。

 

オムニバス形式で数話ごとにメインのキャラクターを変えていきながら全体的に話が進む形。

 

自分では選べない生まれる土地や親も含めた環境、自分ではもう解くことすらも難しい人間関係のしがらみや人生の壁を、ご近所同士で支えあいながら日々懸命に生きる島の暮らし。

 

日本の作品でいえばDr.コトー診療所が雰囲気的に近い感じかな。島だし。

でも生活の厳しさや人間ドラマの観点でいえば北の国からっぽさもある。

寒そうだったりもしたので(笑)

 

わたしは北海道出身でありながら『北の国から』を見たのは北海道を出てからで、かなり大人になってからだったため、新しい作品しか知らないのですが内田有紀がヒロインで出てた時の『北の国から』って遺言でしたっけ? そういう感じの雰囲気もありで、そこに韓ドラの厳しさをプラスしたような作品でした。

 

欧米ドラマだと未だに邦題に納得していない『一流シェフのファミリーレストラン(THE BEAR)とかが人間のリアルさも含めて近い感じかな。

 

中盤で家人がボソッと「重くないテーマが一個もない」と言ったほど、予告からは想像もつかないシリアスな内容。

 

人それぞれの思った通りにならない現実や、日々生きることの厳しさを描く作品でありながら作り手の目線が終始温かさで満ちている感じがしました。

 

ここまで読んで頂いた方におかれましては作品にだいぶ興味を持って頂けたと自負しているのですが、わたし個人の偏見も交えつつドラマの魅力を後半でお伝えしていき視聴回数を少しでも増やし、シーズン2への更新につながる足がかりになればと思います。

 

それでは、見どころを挟み最後まとめで締めたいと思います。

 

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美しい済州島の景色

海、すごく綺麗だった。

海も含めた景色がとてもきれいでした。

セリフにも「海」という言葉が何度も出てきていて。

海という韓国語を覚えたほど。

(ちなみに바다(bada)といいます)

 

漁港の近くの小さな町が舞台なので、魚市場や競りなどのシーンも多かったのですが、

海の美しさと包容力、油断していると吸い込まれそうな不安感。

 

そして周りが海に囲まれてることのなんともいえない閉塞感が合わさっていて、九州よりも南にある島なのになんかみんな厚着で寒そうで、生まれ育った北海道をなんとなく思い出しました。

 

特になんでもない暮らしの合間に覗く美しい日常が切り取られており、目からも情緒を感じられる仕上がりなところが見どころです。

 

本島に美しくて聖地巡礼に行きたくなったほど。

 

演技派揃いの出演者

 

わたしは第一話と第二話のメインで描かれていた「ハンスとウニ」のウニが1話で大好きになり最後までずっと好きなままでした。(ハンスのことは最終話まで忘れていた)

 

ウニは全編通して町のムードメーカーとして最後まで出てくるのですが、途中ウニの友情物語を描く「ウニとミラン」の時の演技が神がかっており、女優さんにウニ以外の人生があることを忘れるほどリアル感があった。

 

映画『パラサイト』にも出演されていたイ・ジョンウンという女優さんで本当にさすがだった。

 

globe.asahi.com

 

ウニ以外にも町の人々の演技も子役含めて本当に上手でさー。

韓ドラは基本うまい俳優さんが多いけど、どうしてるんだろうね。

オーディションやらももちろんやっていて、役者さんも厳選されてはいるんだろうけどどういう演技の勉強をしてるのか非常に気になるわ。

 

あとは、あまりにも可愛くてきれいでアラフォーなことが信じられないぐらいだったヨンオク役を演じたハン・ジミンも美しいだけではなく演技も凄かった。

 

life.chosunonline.com

 

後半にいくにしたがって、前半の態度の意味がわかってくる微妙な感じがすごく上手かった。

ただ、唯一メインキャラクターの中で演技があんまりな人との絡みが多かったのでそこがかわいそうではありました。

相手がもっとうまければ魅力が倍増したと思う。

 

他にも粒ぞろいの役者さんたちがそろっていますので、ぜひ演技の凄みを体感してほしいです。

 

男性陣も本当によかったです。ホシクがすごく好きだった。

 

 

人間のリアルを描く脚本&演出

 

なんていうか『私たちのブルース』を観ていて(人間って、多面性がある生き物だよな)ってドラマ観てて改めて思い出したというか。

 

普段暮らしている中で、周りの人たちも自分も含めて多面性があって【根はいい人】みたいなシンプルな話ではなく、好き嫌いとかじゃなくこういうところもあるけどこういうところもあるって感じじゃないですか。

好きな人とだけ付き合っていけるわけじゃないし。

 

いろんな場所、場所で見せる顔が違ったりするのも普通だし、相手によって態度も変わったりするし、その時々によって発言も変わったりするのも普通。

 

一方、物語の中の人って【こういう人】っていうはっきりした部分がすごく強くてほかの面が見えないことも多いし、特に映画なんかだと見せてる時間がないのかもしれないですがだいたい性格や行動がはっきりしてる。

 

でも、こちらの作品の登場人物はいい意味で本当に身近にいそう。

 

いい面、悪い面といった単純な方向性ではない人間らしいいろんな顔をもっていて、キャラクター設定とか役作りとかどうやったんだろうってずっと思っていた。

 

そのためリアルな社会と一緒で、ドラマを観る人によって登場人物のイメージが変わるんだろうと思う。

 

わたしには嫌いな人でも、誰かの大切な人なわけで。

 

上記多面的なキャラクターのこともそうなんだけどキャラクターが今生まれた気がしなくて、過去があって現在があって未来にもつながっている気がしていました。

 

ああいう脚本と演出、どうやってやるんだろう。

登場人物の背景が見える演出がすごかった。

 

脚本に関しても、ドラマだと例えば人を好きになったきっかけや嫌いになったきっかけにすごくはっきりとした出来事が絡められてたりするけれど、人との仲がこじれるときって一個の事象だけじゃなくて積み重なったものが急に満タンになって限界になったりするもんだったりもして、きっかけでいえばたいしたことがなかったり、そこのところの『うまく言語化できない何か』を映像として見せてくれていました。

 

それと、日本のドラマだと数分は引っ張るような情緒的なシーンもバッサリ割愛されてこちら側の想像に背景をゆだねる手法も見事で。

構えていたこちらが肩透かしをくらったような気持ちになることもあった。

 

それは『ナビレラ』でも同じだったんですけど、引き算のうまさ。

 

あとは冒頭にも書きましたが、一生懸命今を生きる人たちへの賛歌です。

 

最終話のエンドロールが非常に素晴らしかったのですが、それを見てすごく腑に落ちましたね。

 

ぜひ最後まで観てエンドロールを見てほしいと思います。

 

(おまけ)イ・ビョンホン

 

わたし、今までイ・ビョンホンの名前は知ってて顔も知っていたけど演技は(たぶん)観たことなくて。

 

でもイ・ビョンホンを観た時「あ、イ・ビョンホン」って思ったんですよ。

これだけ韓ドラ観たのに、ほぼほぼ名前も顔も一致してないどころか作品終わると顔もすっかり忘れちゃうわたしが、イ・ビョンホンのことは覚えていた。

 

そのぐらいわたしの中で知名度あった彼なのですが、華と存在感がすごい。

 

演技も上手で、乱暴で粗忽ものだけど、非常に繊細で。

だからこそ頑固で。

でも、面倒見がよく優しいという部分を隠せないというキャラクターそのものでした。

 

イ・ビョンホンのエピソードは中盤から後半にかけて多くなるのですが、ドラマの中での一番の名演出だと思ったシーンイ・ビョンホンのメインの回です。

 

ランニングマシーンのシーンとだけ言っておきますので、ぜひ注意してみてみてください。

 

まとめ

 

どうでしたか?

観たくなっていただけたでしょうか(笑)

 

最終話の最後の20分ぐらいからエンドロールもすごくいいので本当に挫折せずに最後の最後まで観て頂けたらと思います。

 

ちなみにどれもよかったのですがわたしが一番好きだったエピソードは前述したとおり「ウニとミラン」というエピソードです。

 

わたしはミランみたいな人、友達としてはかなり好きなタイプなのですが女の友情物語で心情のやりとりと歯車の掛け違いが見事でした。

 

次点は「チュニとウンギ」。

 

韓国幼女の気の強さを見てほしい。

 

シーズン2早く配信されないかなー。

 

彼らの生活の続きが観たいのです。

 

というわけで、皆さんも観てくださいね。

それでは、また。

 

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