みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
わたしは昨年末、流行性感冒に罹患しまして人生でもベスト5に入るか入らないかの「しぬかと思った!!」を体験しましたがみなさんも、お体はくれぐれも大切になさってください。
長く生きてると意外と「しぬかと思った!」あるよね。
ちなみに不動のベスト1はまだわたしがうら若き頃。
車通勤時に日付も変わった深夜残業帰り、疲れにより若干ボーッとしていたこともあり、真冬のアイスバーンで山道をなんのためらいもなく下りかけたところでツルッと滑って反対車線に進入しガードレールのない崖に車ごと転落しそうになったことですね。
とっさに左にハンドルをきってことなきを得ましたがあの時落ちていたらわたしの人生あそこで終わってたのかなと思うことが未だにあります。
山だし即死しなかったとしても数日誰にも発見されず凍死してた可能性もあるしな。
人生1秒後に何が起こるかわからない中、感染症は少なくとも予防でリスクを下げることはできるので予防大事だと身に染みました。
普段から気を付けてる方だとは思ってたけどまだまだだった。
人生=デスゲームといっても過言ではない。
というわけで、12/26配信開始で楽しみにしていたイカゲームも観るどころではなくてだいぶ回復したあたりのお正月に観ていました。
イカゲームシーズン1は2021年の秋と3年以上前に見ており、今までの経験から自分のドラマでの記憶力を一ミリも信じてないので、シーズン1から復習をはじめて通しでシーズン2の最後まで観ました。
シーズン1の登場人物がシーズン2にほとんど出ないことは物語上わかっていたのですが、主人公の性格とか事情とかドラマの雰囲気とかもう一度確認したかったの。
※シーズン1視聴時の記事
ちなみに、下記のシーズン1のネタバレ感想を書いた過去記事は改めて読んでみたところ、手前味噌ですが割とわかりやすくキャラクターやストーリーや事例などがまとめられており、復習がめんどくさい人やシーズン1どうだったかな?とうっすら思っている人にお勧めの記事です。
わたしはこの記事書いていることも覚えてなかったし、シーズン1は観てよかったと思ってるけど下記記事でだいぶ思い出せたなとは思いました。
記憶はなくなっても過去の自分が未来の自分の記憶を補う良事例。
※シーズン1のネタバレあり感想
さらにいうと、
3年前以上のわたし、割と的確にシーズン2の予想してるじゃんwwww
っていう箇所もありましたので興味のある方は試しに読んでみてください。
そして、当時は韓ドラはほとんど観てなかったので吹き替えで観てたっぽい!!
完全字幕派なのに吹き替えで観てたことも信じられないけど、韓国語の学習を細く1年ぐらいやってる今となっては信じられない。
吹き替えの記憶も全くない!
そして韓ドラ初心者なのですごく新鮮な気持ちで書いてたいたことも伺えました。
文体が見覚えあるのでわたしが書いたことはそれはそうなんだろうとは思うけど(笑)
で、鳴り物入りで配信開始された『イカゲーム2』ですが、全7話とコンパクトでした。
シーズン1観た時よりもだいぶ韓ドラ独自の世界観に慣れ親しんだ今のわたしにはかなり面白いと感じましたが、賛否両論あるみたいですね。
確かにゲームをクリアしていくゲーム感は減っているのでそこを期待して観た人は物足りなかったかも。
ただ、シーズン1から通しで観ると【だるまさんがころんだ】をシーズン1とシーズン2同じゲームをやりながらも違うゲーム性を持たせたり見どころがあったりしたのはさすがだったなと思います。
あと1と2のゲーム性の違いとかも。
そこは下記で詳しくネタバレありで、シーズン2の感想をや個人的に面白かったところをつらつらと話していきたいと思いますので、まだ観てない方は観てからぜひ戻ってきてください。
①地下鉄メンコスカウトマン(演:コン・ユ)の狂気
シーズン1ではちょい役だったスカウトマンが今回活躍を見せてくれました。
いい演技でしたよね。
ああいう信念のある狂気になぜ人間は惹かれてしまうのか。
わたしはパンと宝くじだったら絶対宝くじ選んじゃう派のダメ人間なのでスカウトマンにとってはカモすぎるだろうなぁと思いながら見ていました。
だけど、あれ、なんのためにやってたのかな。
仕事と関係ないっぽいよね、趣味?
趣味だと思うとますます狂気感が増すし、宝くじ本当に当たったらどういう対応だったのかも見たかったなー。
最後の一発をためらいなく自分に打ち込んじゃうところすごくよかったです。
ちなみに吹替え版は推し声優である諏訪部順一氏(好きなキャラ:呪術廻戦の両面宿儺、異世界食堂のマスター)が演じていて、わたしは呪術の宿儺の演技がとにかく好きなのでぞくぞくさせてくれそうなので吹替も観ようと思います!!
②女ピンクガード
前作ではピンクガードって呼ばれてたっけ?
そもそもあの服はピンクなのか? 限りなく赤ではないのか、いややはり濃いピンク? うちのテレビの問題? ペーパーハウスのつなぎは赤だからやっぱりピンクか・・・と色の認識と自分の目の問題をつきつけられた仮面兵士ピンクガードたち。
シーズン1観てた時は、あのつなぎどう見ても布じゃなくて不織布だよね。
血まみれになるから血の色で毎日使い捨てなのか?
とか不織布のつなぎに疑問を抱いていたりもしたんですけど。
そして、今回も脱北組がゲームに参加かと思いきやピンクガードが明かされた瞬間「そっちか!?」って声出ちゃいましたよね。
女の狙撃手だーいすき(笑)
女性狙撃手かっこよすぎるから応援してたのに2人の男ピンクガードに襲われた時、手がめちゃくちゃ震えていてすごくかわいそうだったので絶対に復讐してほしいし246番と幸せになってほしい。
今回はまだ前振りっぽかったので、シーズン3での活躍期待してます。
③非常に盛り上がった5人6脚
一作目と同じ【だるまさんがころんだ】も経験者が入ったことでの新しい動きがあり面白かったのですが(あの巨大幼女人形、若干顔変わったよね)、ゲームとして盛り上がったのはやはり5人6脚ではないでしょうか。
001が老人から中年のイ・ビョンホン(実年齢54才)になったことで遊びが前回より勝負というよりゲーム性が高まった。
今回は「まさか臨月でイカゲームに参戦!?」っていう女の子がいたので、どうなるんだろうと思っていたけど力勝負のゲームがなくて相変わらずよく考えられてるなと思った。
綱引きとかどう考えても無理だし見てて別の意味でハラハラしちゃうもん。
チーム同士で戦うというよりもそれぞれの生存戦略だったからか、全員が全員を応援していて場が盛り上がっていたのも運動会感が出ていた。
イ・ビョンホンはわざとミスするしさ。
あんなにコマ失敗しないよ、普通。
そして、何度見てもコンギが1分そこそこでできる気がしなかった。
そして、次に言及するけど120番のチームが見てて一番面白かった。
このエピで120番大好きになってしまったし、わたしはチーム戦はやりたくない。
チームの命は絶対に背負いたくないよ!!
失敗したら自分もろともだから罪悪感感じる暇もないけどでも嫌だよ。
④120番(演:パク・ソンフン)の好演
ちょっと前にインスタ誤爆で話題になってしまったパク・ソンフン氏ですが(気になる方は検索してみてください。BANが怖いためリンクは貼れない)演技の振り幅よー。
素晴らしすぎるー。
『誘拐の日』のちょっと天然みのある真面目刑事と確かに顔は同じだし体も大きいし一目みて男性だなとわかるんだけど、喋ると女性にしか思えなかった。
たぶんさ、これ女性にしかわからないと思うんだけど女が女と喋る時の雰囲気が出せていたと思う。すごい。
見た目じゃなくて醸し出す雰囲気。
独特の安心感というか。
なので、オンニとして若い女の子になつかれていたのもわかる。
そしてシーズン後半、元軍人としての安定感と大活躍ぶり。
家人ともども大ファンに。
頼む。シーズン3絶対死なないでほしい。
⑤クズの振り切れたクズっぷり
※以下、暴言注意
基本あそこに集まっている人たちはお金で人生を持ち崩した人なのでクズが多いじゃないですか。
全員が全員とは言いませんが、のっぴきならない事情の120番とか222番と246番とかいるにはいるけど主人公である456番もシーズン1復習したらだいぶクズが極まってたし(借りた金をギャンブルで溶かすなど)そういう人としての倫理観がぶっ壊れている人を観て自省するドラマだと思ってて。
借りた金を返す気があるような人はそもそもあそこにいるクズには成り下がってないはずなんです。
今回は全体的に世代が若返っていることもありチンピララッパー崩れやその金魚のフンがいたり、あそこに居た理由がわからないラッパーにいじめられて女の子を裏切ったやつとか。
その中でも群を抜いたクズ333番!!!
おまえはダメだwwwwww
日本だとイケメンで好感度高めの俳優にあんな振り切ったクズ役はやらせないので衝撃だったわ。
投資の件はまだいいよ、222番に対する態度だよ。
222番が若いのにしっかりしていたのでまだ救いがあったけどさー。
ギャンブルで身を持ち崩している過保護母持ちの007番よりダメだ。
まぁ、どっちもダメだがどっちかというと333番のほうがダメ。
でもクズがクズを極めているとちょっと清々しささえ感じる。
⑥ちょっともったいないイ・ビョンホン
わたし、上記シーズン1のイカゲームのネタバレありの感想で、イ・ビョンホンに言及してて。
これだけ世界で人気の作品になったとしたら、イ・ビョンホンもメインキャストで出演せざるを得ないかもですし。
001は死んじゃったし、イ・ビョンホンがイカゲームを引き継いで、弟がギフンと最終的には巨悪を倒すみたいな感じになると、それはそれでちょっと微妙ですよね。
って書いてあった(笑)
隙あらば宣伝なんですが、2024年に観た韓ドラで一番琴線に触れたヒューマンドラマ『私たちのブルース』でイ・ビョンホンのかっこよさに気づいたわたしは非常にイ・ビョンホン楽しみにしてたんですけど。
ゲームに参加は、上記の通り想定内、想定内って感じではありましたが、ちょっと扱いと立ち位置が微妙でやっつけ感あったなとは思う。
ギフンもシーズン1で001には騙されてるんだからちょっとは疑えよって感じで、そういう人だからこそのイカゲームシーズン1参加する羽目になってこんなことになったのかなとも思ったんですが。
イ・ビョンホンも過去の優勝者なんでしたっけ?
弟の島調査もぐずついてるし、警察なのに船長の怪しさに気づかないしで(笑)
イ・ビョンホン無駄遣いしてるなとは思った。
それでもやっぱり存在感と華はありましたが。
シーズン3ではどうなるかわからないけど、イ・ビョンホンにはイカゲームより『私たちのブルース2』を作ってそれに出てほしいよ!!!
⑦命をかけたサバゲー
わたしは家でバイオハザードやトゥームレイダーやラストオブアスをプレイするぐらいサバイバルゲームが好きなので銃撃戦だーいすき(笑)
特に韓国の俳優さんたちは銃のとりまわしがかっこいいので、観てるとゲームやりたくなって(実際やった)好きなのですが、そこで大活躍したギフンの親友チョンベ(涙)
めちゃくちゃかっこよくて惚れそうになってしまった。
銃の扱いめちゃくちゃうまい。
持ち方とか超かっこよかった。
ただあのあたりで(そっかー兵役があるんだよなー)って思ったんだよね。
日本にはないじゃん。
一般人で銃が使える人募集って言われてすぐあれだけ集められるの韓国ならではだよなって。
有事があったら、一般人がすぐ兵士になれるっていう危うさや背景みたいなものは感じて切なくはなった。
いつでも一般人が兵士になれるよう準備しているっていう。
ピンクガードたちだってそういう訓練を受けているわけではなくて単なる一般人かもしれないんだよね。
日本も少子高齢化と不安定な世界情勢でこれからは自衛隊だけじゃすまなくなって、いつでも一般人を召集できるような状況になるのかもなぁとか色々考えてしまった。
考えてはしまったけどドラマはドラマとして。
始めてしまった戦争は降伏するか相手を降伏させるか和睦するかなので。
この状況になってしまった以上、賞金を懸けたゲームをしてる状況ではなくなってしまいましたがそこはどうなるのかな。
シーズン3を待ちます。
【まとめ】
というわけでシーズン2全7話だったため7個にわたってお送りしましたイカゲーム2の感想でした。
イカゲームはシーズン3は今年の配信がもう決まってるみたいだけど、欧米ドラマや韓ドラはあのぐらい中途半端でも続きがない作品普通にあるからセーフだった。
上記以外にも今回のイカゲームは民主主義絶対主義が戒厳令のことで世界に広まった韓国らしく毎回の投票が真剣に行われたり、兵役が示唆されたり、私刑感が強まっているなどより韓国みが増しており、個人的に作り手の主張強めなメッセージ性が濃いもののほうが好きなので面白かったです。
ギフンの計画がうまくいかないのも元々ただの一般人で特にそういうアンダーグラウンドな世界に通じているわけではなくノウハウもないというところから、考えうる最大の復讐と考えればあんなものかなと。
シーズン3で巻き返すとは思うんですけど。
(何回言うんだw)
希望の落としどころとしては『ペーパー・ハウス』みたいなラストがいいなー。
イカゲーム好きな人は『ペーパー・ハウス コリア』も観てね。
たぶん面白いと思う。
なにしろシーズン3が始まらないことにはなんともって状況ではありますが、強引にでもうまいこと幕引きしてくれるのが韓ドラのいいところでもあるので楽しみに待ちましょう!!
それでは、またシーズン3で!!