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【Netflix】イカゲーム S1 感想(ネタバレあり) わたしなりのイカゲームのルールの結果が出たのでお知らせしまーす。

Netflixオリジナルドラマで今世界中で話題の『イカゲーム』。

 

前回の記事で1記事にしようと思っていたのですが、書きだしたらおもいのほか長くなってしまったのでこちらはネタバレあり感想の記事になります。

 

※ネタバレなし感想はこちら

www.meganetamago.com

 

 

まずは『イカゲーム』を最後まで観てもルールがよくわからなかった方(わたし)に、イカゲーム』のルールをご説明したいと思います。

 

そして、これは英語版のイカゲームのルールのウィキペディア

 

en.wikipedia.org

 

イカゲーム』は日本よりも先行して世界で流行っているっぽいので色々な海外サイトを徘徊しルールを熟考し、もちろん韓国の方のブログも拝見したのですが結論からいうと【地域によって若干違う】です。

 

いや、もちろん基本は一緒なんですよ!

 

韓国の経験者が自信をもってルールを書いているブログがもちろんありましたが、その人独自ルールの可能性もあったっていう話なんです。

 

1970年代から1980年代に流行った子どもの陣取りゲームで、おそらくその地域の子どもたちのガキ大将的な存在の鶴の一声などの本当にさまざまな理由で、ルールが少しずつ派生したり変わったと思われます。日本でもそういう子ども遊びの地域差みたいなのあるじゃないですか。

そもそも【正解がない】ので、どのサイトもなんかぽわーんとした感じの仕上がりになっていました(笑)

 

イカっていうかわたしには家に見えるので、この記事では都合上家で説明しますね。

イカのエンペラ部分とかいう説明になるとややこしくなるし、げそ的なところも見当たらないのでですね。

 

韓国でイカゲームってなったのは当時の流行り?的なものもあったみたいですが。

それでは、いきますね。

 

家の内側の屋根の部分と本体の家の部分は守り側の防御チームの陣地・・・と言い切りたいところなのですが、「スタート時は屋根の部分は守りの陣地じゃない!」と主張しているルールもあったのでここのところは微妙・・・というわけで、

 

熟考した結果、こうなりました!

 

三角屋根の頂点の〇、そこは攻撃チームのシマ。

 

攻撃チームは、てっぺんのシマから家の外を移動し、家の内部からの進行を邪魔する者を振り切り、家の地下にある攻撃チームの隠れ部屋(〇)に侵入。

潜入が成功したら家のど真ん中の細い道をつっきって元居た場所に戻ると攻撃チームの勝ちっていうゲーム(とわたしは理解した)。

 

movienmusic.tistory.com

 

まー、こうして文字にされてもわかんないですよね(笑)

上記サイトの図とわたしのピンクの文字を照合してくれると大体わかるかなーと思うのですが。

 

補足するとこんな感じがだいたいの基本ルールと思われます。

 

・10人ぐらいを攻撃と防御に二分すると人数的に楽しい。人数少ないと盛り下がる。

・攻撃チームは、家の外側では常に片足移動。

・攻撃チームは間口の狭い屋根裏部屋にも侵入ができ、屋根裏を横断が成功すると両足が使えるようになる(というルールもある)。

・防御チームは家の外壁を触ったり、家の外側に出ると退場。常に家の内側で防御せねばならない(線を踏んではならない)。

・攻撃チームが地下に侵入した際、家の中央を突破されないように防御チームはある程度の暴力は認められているし応戦してもよい。

 

って感じですかね。

 

防御チームが全員アウトラインを踏んだり外に出たりして全滅するか、攻撃チームが敵陣中央を突破、どちらかが完了したら決着って感じでしょうか。

 

このルールだと、ドラマの真ん中あたり(綱引きのころ)で『イカゲーム』をやればよかったのにとも思うんですが『イカゲーム』というドラマではざっくりとした一貫性のない【公平性】を掲げていたので、最終的には腕力の強い方が勝利となると、男女でかなりハンデがつくので最後の登場になったんでしょうけども、はっきりいってどのゲームも全然平等じゃないし、平等なゲームなんてビンゴぐらいでは?とも思うので、チーム戦、頭脳戦で1話かけてやればチームの団結力や作戦でかなり幅が広がると思うし、二人でやるとルール上ああなってしまうのも致し方ないし、せっかくのドラマタイトルが疑問になって終わってしまったのは非常に残念に感じます。

 

というわけで、イカゲームのルール説明はここまで!!

 

特にここが違うとかいうことがあっても、指摘は不要です。

わたしがイカゲームをやるときはこのルールでやりますので(笑)

 

後半ではネタバレありで感想を振り返っていきましょう。

それでは、ここからネタバレしまーす!!

 

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大人が思わず童心に帰ってやりたくなるたくさんのゲームが楽しかった

 

冒頭の【だるまさんが転んだ】、【型抜き】、【綱引き】、【ビー玉】、【ケンケン(的な)橋渡り】、そして【イカゲーム】とレトロでトラディショナルな遊びを次々見せられて、ドラマでは命懸けなのに「綱引き超やりたーい!」と思ってしまうわくわく感がほんとうによかったです。

 

だいたいわたし自身が陰キャで友達もいないし「みんなでだるまさんが転んだやろーぜぇー!!ウェーイ」みたいな統率力もないので、たぶんこのままだと今後一生やらずに終わる遊びを超真剣に大人がやっているっていう楽しさがありました。

個人戦、チーム戦、対抗戦、心理戦、運・・・など、ありとあらゆるゲームの楽しさが網羅されていてチョイスが素晴らしいと思いました。

そもそも、ギャンブルで身を持ち崩して借金していた参加者も多かったと思うのでゲームに傾倒してしまうタイプをゲームに引きずり込むっていう要素もあったと思いますが。シンプルにトランプでババ抜きとかあってもよかったと思うし、韓国だからか№001の趣向のせいか女子の遊びがなかったのは残念ですね。

 

くじをひいた回数を飛ぶ、縄跳び二重飛びサドンデス一発勝負なんかをやればよかったのに。

 

season2では期待です。

 

「001」のキャラクターがわかりやすすぎた

 

だいぶ前半の段階で「黒幕001じゃない?」と口に出して言ってしまい、すごく嫌な顔をされました。

 

「老い先短い大富豪の暇つぶしだったりしてー(笑)」まで言ってさらに嫌な顔されましたけど、よくある設定だしわかりやすかったですよね?

 

わたしは吹替で見ていたので、ああいうキャラクターだと「じいさん」って呼びかけるのが日本のドラマだと通常なところ「おじいさん」って常に声優さんが言っていたのが非常に気になっていたのですが、韓国は儒教思想の国で年かさを敬うっていう文化の中、シニアをじいさんやおじさん呼びするのは禁忌なのかもしれないとは思っていました。

あと、なんか地位の高い人は絶対っていうのがあるんだってー。

わたしにとっては、大富豪だろうがなんだろうが自分の人生に関わりがなければただのよそのおじさんなので、たぶんおじさんって呼んでます(笑)

 

それで「命をかけて何十億という巨万の富をたった一人が手にする」というデスゲームの性質の中、脳腫瘍のあるおじいちゃんが身を持ち崩して参加している、人生の一発逆転を狙っている・・・というのも無理のある設定かなと思ったし、夜中に参加者同士で殺し合いをしているときに一人高みの見物をしていて、どーやって登ったの?ってなったし、ビー玉勝負のときの最後に銃で打たれた姿が見えなくて音だけだったのが決定打となり【黒幕は001説】を最後までずっと思っていた上、仮面姿の手が老人だったので死んでないとは思ってましたし、そういう風に見せてましたよね。

別に死んだフリしててもよかったと思うんです。

しなかったっていうことはそういうことかなーと。

 

 

ヒール組の去り際がちょうどよかった

 

うるさいおばさんの№212、わかりやすいチンピラクズの№101は目障りなので早く去ってほしいと思っていましたが、怒らせるとヤバいと誰でもわかる№212のおばさんをわかりやすく怒らせた№101の最後は爽快ですらありました。

観ている人全員が「だから、ああいうタイプは怒らせたらダメなんだってー(笑)」って思ったと思います。

 

№212がビー玉のときにハブにされてみんな心折れて帰ってきたときに生き残っていたときはすごく不愉快でしたが(笑)

 

№067 セビョクの芯の強さ №218 サンウの現実主義 №211 アリの優しさのわき役三つ巴

 

最後の参加者であり主人公である№456の周囲を固めた三つ巴のキャラクター。

 

1人目、№67セビョク役のチョン・ホヨン。

彼女なしではイカゲームは語れないでしょう。

最初の競馬場のシーンから登場し、その存在感を見せつけていました。

抜群の目力とクールな表情。

背が高くスレンダーでいい意味でジェンダーをあまり感じさせないところが非常によかったです。

あそこに来ている事情も、アリと一緒で移民・難民問題であり、ほかの人に比べてクズ要素が低め。

 

やさしさと心の強さを持ち合わせたいいキャラクターでした。

1人だけ強化ガラスの破片がめちゃくちゃ刺さり、瀕死になったうえほっといても助けない主催者なのにサンウがとどめを刺したのはどうかと思いましたが、ハリウッドが彼女の存在を見逃すはずもないので、今後世界で活躍する女優さんになると思います。

 

そして主人公の幼馴染№218 サンウ。

合理主義で現実的。情に流されないけど罪悪感がないわけではなく、何があってもお金を持ち帰ると最後の最後まで頑張ったところがよかったと思います。

ああいう作品は特に「そうはいってもデスゲームやりに来てるわけだし、そんな綺麗ごと言ってもなぁ・・・」ってなりがちなので、ギフンのきれいごとに引っ張られそうになるところ観てるほうも現実に引き戻してくれる役割。

ギフンもクズはクズだから、001を騙そうとしてたわけだし。

 

218はお金を手にしたところで犯罪者なので韓国での道は閉ざされていたと思うのですが、あれだけの資金があれば海外逃亡もできたはずなので、本当に最後の賭けだったと思います。儒教のことを調べていたときに、キリスト教のように一旦罪を犯したら懺悔しても許されることはなく、一発アウトのような思想であるとも書かれていた(真偽は不明)ので、そういう事情もあったのかもしれません。

 

そして、そのサンウの良心をかき乱し視聴者にサンウは単なる冷酷主義者ではないという印象を植え付ける役割をきっちり果たした№211のアリ。

 

一見いらなそうなキャラなんですけど要るんですよ!!(笑)

説明は上記の通りです。

最終エピソードのギフンとサンウの戦いに向けた壮大な前振りです。

観ている人が、まー、そうはいってもアリにひどいことしてたしなって思うしそこまで悪い人じゃなかったなって思ったほうが盛り上がるじゃないですか。

 

最後はセビョクのことも含めて悪行をすべてひっかぶっての自死も含めて、納得のエンドでしたが、欲をいえばアリの家族のこともギフンに託してほしかったよね。

 

謎のイケメン枠

 

正直、イケメン若手警官のくだりそんなにはストーリー的にいらなかったよね?

 

イケメン出てないから出したかっただけやろ(笑)

 

と突っ込みつつ見ていて、最後「え、イ・ビョンホン・・・」ってなったので、韓国にも無理やり俳優を出させるためのお膳立てが存在するのだと知った。

ストーリー的にすんごい中途半端だった。

 

自分に腎臓をくれた大切な兄を探しに来た。

 

という設定はわかったし、一応警察として臓器売買の不正も暴いた(?)からいいの?

 あと、スマホはいつ充電してたの? とかいろいろ気になっちゃってダメでした(笑)

 

あと、打たれて海に落ちたけど死んでなくてseason2では、海からぷはぁ!と顔を出すくだりから登場なのかな。

今後の物語しだいで、警察も本気出すみたいな展開にしたりしなかったりとかいう可能性を残しておいてる感じがすごくした。

 

イ・ビョンホンの今後の出演しだいかなーとも思う。

これだけ世界で人気の作品になったとしたら、イ・ビョンホンもメインキャストで出演せざるを得ないかもですし。

001は死んじゃったし、イ・ビョンホンイカゲームを引き継いで、弟がギフンと最終的には巨悪を倒すみたいな感じになると、それはそれでちょっと微妙ですよね。

なぜならギフンお金もらっちゃって、一部使っちゃってるからあんまり言えないよね、そこは。

 

1円も手をつけてないならともかくっていうところはあるし、デスゲームメインは死守してほしいと思います。

 

 

ラストが若干無理があった

 

season2への布石はともかく、ギフンがセビョクの弟もサンウの母も1年もほったらかしにしていたのはちょっとなー。

せめてセビョクの弟は出たらすぐさまなんとかしてほしかったし、そもそも借金返すんじゃなかったのかよ(笑)っていうのはどうなった?

 

嫌な予感はしていたんですよ。

お金を手にしたらどうする?っていう投げかけにギフンが「母に市場を・・・」って言っていたけど(いやいやいやいや、お母さん足が壊死してたじゃん? それどころじゃないじゃん・・・治療が先でしょ。高額医療受けさせてあげてよ)っていう違和感だったんですが、ちょっと韓国の文化がわからないので、普通にお金おろしてた(よね?)ギフンが、母の死のショックにより死んだ友の母や自分に託された思いをないがしろにしていいのかどうかっていうのが。

 

落ち込むにしても、まず、そこ片づけてからじゃないのか? っていうのがどうも引っかかってダメだった。

 

黒幕が001だったのは予想通りとしても、455人の命をかけた思い(実際は戻ってこなかった人がいるから455人ではない)を背負った№456が特に何もしてなかったのはあんまりなのではないかなー。

 

ピンクのウィッグも意味わかんなかったし、現場に戻ってどうするつもりなのかもちょっといまのところわからないし、人生行き詰った人達の最後の頼みの綱を断ち切ろうとするのも正解なのかどうかわからない。『だるまさんがころんだ』のときは違ったけど、みんな、お金のない状態で社会を生き抜くのはムリゲーってあの会場に戻った人ばっかりだったはず。

 

でも、あの誘惑がなければ自力で頑張って何とか盛り返せたかもしれない人たちのチャンスを奪ってるからと言われればそれもそうで、正しいだけが答えじゃないから話がどう転ぶのか全然わかんないなー。

 

とにかく、ラストはもうちょっとひねりがほしかったところです。

 

 

まとめ

 

いろいろ文句を言ってしまいましたが1話で世界観に引き込み、2話目でキャラクターの人間性に言及して視聴者の登場人物に対する思いを強め、最後までテンポよく話が進んだ、多少ぐだぐだではあったにしてもラストはちゃんとまとめたというところに世界の海外ドラマが見習うところは多かったのではないかと思います。

 

主人公の人間味のあるキャラクター設定もさることながら、適切なキャスティングがあったうえでの成功なことは日本のドラマが本当に見習ってほしい。

日本のドラマはある程度のキャリアを積んでなきゃおかしい医療チームなんかがほぼ20代とかだったりして萎え萎えになったりしてるから、きちんとストーリーにあった年齢設定の役者さんにしてほしいです。

そういう違和感がないのすごく大事だなって思いました。

 

しつこいようですがデスゲームメインは死守してもらった構成での新シーズン

を期待しています。

 

そのうち、みんなで『だるまさんがころんだ』やりましょう!!ウェーイ(笑)

 

それでは、また。

 

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 ※今年のハロウィンはこれでキマリっ!